昭和の常識

こんにちは。

新留です。

私立中学の入試まで1週間、公立の中高一貫校の入試までも2週間を切りましたね。

受験を控えた保護者さまは気が気でないと思います。

いい体調で臨むことができ、実力を発揮できるよう願っています。

先週の土曜日のこと。

受験生向けに、冬期講習の復習会と、残り1週間、2週間をどうやって過ごしていったらいいのか、という話をしました。

スポーツだとリカバリーなどと言いますが、

勉強においても、ここまでしっかりがんばって来た子たちはなかなか疲れも、ストレスもたまっています。

最後、後悔のないよう、いい受験だったと言えるようになればいいなと思い、前日の夜に「体・技・心」、それぞれについてスライドを作成していたのですが、

改めて、話したことを振り返ってみると、僕ら昭和の時代に言われていたようなことは現代では非常識、むしろ、害だということが多いなと思います。

脳や心のことがおざなりにされて、気合や根性でやっていた昭和の常識は令和の非常識だというのを痛感します。

もちろん、努力は大事。

でも、スポーツの世界やビジネスの世界ではかなり研究や実践が進んでいますが、学習の世界では、

What、何をやるかばかりが注目されて、

Why、なぜ、そういうやり方をするのか、人の体や心はどうなっていているのか、

How、そういう風にできているのなら、どうしたらいいのか、

ということは、まだまだあまり重要視されていないなと感じています。

毎週、オンライン書店だけでなく本屋さんにも足を運びチェックしていると、脳科学や行動経済学、心理学、栄養学など、おもしろい本がどんどん翻訳、出版されていますが、

「昭和の常識は令和の非常識」と心に留めて、

僕らも常に自分の常識が非常識になっていないのか、考え方や教え方をアップデートしていかないといけないなと思ったのでした。

2月から新しいクラス、メンバー、スケジュールがスタートし、

今年もステップクラスのやり方がリニューアルしていくので今から楽しみです。

良い環境、悪い環境。

こんにちは。

新留です。

昨日のこと。

去年は1月3日に奈良県の春日大社に初詣に行っていたのですが、今年は1日遅れ、1月4日に春日大社に初詣に行ってきました。

3が日を過ぎたからか人も少なく、さくさくと本殿まで向かうことができ、参拝。

お参りをして去年に引き続き、おみくじを引いてみたところ……

なんと、「凶」……!!

今年初めてのおみくじで出鼻をくじかれ、去年からのおみくじ5連続「大吉」記録も途絶えてしまいました(笑)

焦らず、コツコツやっていくんだよというメッセージを受け取った初詣でした。

さて、

神社に行くと気持ちがいいなと感じることが多いのですが、なぜかなと思ったとき、それらは毎日きちんと掃除がされ、ムダなものなどもほとんど置かれておらず、置かれているものもきれいに整理されているからというのもあるのかなと思いました。

初詣のような人の多い時期はあまり感じられませんが、人の少ない時期や、早朝などだと、とくに整っていて、そう感じるのですが、

おもしろいのは、学習環境ということでいうと、必ずしも、「ムダがない」というのがいいというわけではないというところです。

心理学者のクレイグ・ナイトとアレクサンダー・ハスラムが2010年に行ったこんな研究があります。

被験者を「ムダなものを置かないようにしたオフィス」と「少し絵や観葉植物などを置いたオフィス」に分け、課題をこなしてもらいました。

すると、少し飾り付けをしたオフィスのグループの方が生産性が15%ほど高かったのです。

流れ作業のようなものをするにはムダなものがない環境はいいのかもしれませんが、クリエイティブなことをするには少し遊び心や豊かさを感じるようなものがあった方がいいのですね。

そして、もう一つ。

3つ目の「被験者自身に絵や植物を飾らせて自分の好みの環境にしてもらうグループ」をつくってみたところ、パッと見では環境にそんなに違いがないのにも関わらず、そのグループが生産性がいちばん高く、

「ムダなものがないグループ」より約30%ほど、

「少し遊び心や豊かさを感じる環境グループ」よりも15%ほど高かったそうなのです。

これは「自分で選べた」、「自律性」といわれる要因が大きいといわれています。

人って、自分で選ぶとやる気が出るものなのですよね。

受験生などでも、そうなる時期、火がつく時期はいつであれ、ほんとに自分の目標になったとき、こちらが感心するくらいがんばっているのも「自律性」が働いているからなのですよね。

「効率性」や「ムダがないこと」、「早くやること」、「急ぐこと」が重要視されることが多いですが、

ひょっとしたら「豊かさ」や「遊び心」、「自律性」というものの方が、長い目で見たとき大事なのかもしれませんね。

近鉄奈良駅前の商店街で食べた「若草カレー」。写真よ。。。

2022年、明けましておめでとうございます。

こんにちは。

新留です。

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

2022年になりましたね。

お正月休み、家事なども少し手を抜き、ゆっくりされている方も多いかと思います。

1年の疲れをゆっくりとり、体力、気力ともに充電されてくださいね。

(受験生はなかなかそんなゆっくりもできないかと思いますが)

街もまだまだ開いているお店も少なくて、のんびりした雰囲気ですが、

僕はというと、年末の31日に以前から見たいなと思っていた京都の三十三間堂に初めて千体千手観音さんを見にと、下鴨神社に1年のお礼参りに行ったのですが、

その日、大雪で寒かったからか、

気が抜けて1年の疲れが出たのかわかりませんが、1日、2日と思いきり寝込んでおりました……

1日は1日のほとんど、18時間ぐらい寝ておりました……何という年明けでしょうか(苦笑)

2日の夕方ごろからようやく元気になり、

3日にようやく近所の神社と教室近くの八幡太神社に初詣に行くことができました。

(いっしょに……ともう一つ教室に近い阿比太神社にも行ったのですが、すごい人でお参りせずにそのまま通り抜けました……また後日ゆっくりとご挨拶に行くことにします)

お世話になっている方から、

神社などに毎月お参りしていると、最初は煩悩ばかりだったとしても、だんだんと「毎月来られてありがたいな」という気持ちになってくる。

そういう「感謝の感性」みたいなものが磨かれてくるんだよ。

ということを教えてもらい、なるほどと思い、去年から時間を見つけてはご挨拶に行くようにしているのですが、今年もその習慣は大切にしていきたいなと思っています。

さて、去年、いちばん読んでよかった本というのが、

友達が勧めていて読んだ、

元寺田倉庫代表取締役社長兼CEO、中野善壽(なかのよしひさ)さんの『ぜんぶ、すてれば』という本だったのですが、年末年始、その方の新刊の『孤独からはじめよう』という本を読んでいました。

その中に、

「自分のことを、放っておかない。

現代人はあまりにも、自分の心を疎かにしている気がしてなりません。

移動のためにかけていた時間は年々削減されて、リモートワークも広がって、仕事もどんどん効率化されています。

それで生まれたゆとりを、果たして何に使っているのか?

僕たちは常に誰かの他人の声に囲まれ、他人の声に振り向かされ、他人の声に応えようとして忙しい。」

ということが書かれていました。

中野善壽さんは1日に最低2時間は孤独の時間、内面に浸れる時間を作られているそうなのですが、

さすがにそれほど時間は取れなくても、

たしかに、何となくYouTubeとか見て時間をムダにしてしまってるな……もっとゆとりを持とう、時間を大切にしよう……とあまり意識の高くない年始の誓いを立てたのでした。

みなさまにとっても、去年よりゆとりのある1年になりますように。

通常授業は1月7日(金)からスタートです。

今年もよろしくお願いいたします。

今年も1年ありがとうございました。

こんにちは。

新留です。

2021年も最後ですね。

みなさまにとって2021年はどんな1年だったでしょうか?

良いこと、悪いこと、もちろんどちらもあったかと思います。

個人的にも、うまくいったなと思うこともあるし、

思ったようにいかなかったなと思うこともあります。

うれしい出会いもあれば、

悲しい別れもあったなとも思います。

これが大きく変わったなと感じることもあるし、

ここを変えることができなかったなと感じることもあります。

11月の頭から2ヶ月近く、保護者さまと毎日面談をさせていただいていて、

うれしい言葉をたくさん聞けた一方、悔しい思いをしたこともありました。

個人的には悔しいことや悲しいことの方が心に残ってしまって、RAKUTOを始めてからこの10年でたまったものたるや……相当なものなのですが(苦笑)、

毎年、来年は今年より良くなれるようにがんばろうと思う年末です。

そんな中でも、子どもたちの成長や笑顔、集中している姿や目標に向けてがんばっている姿には今年もたくさん励まされました。

6年生の子たちが、12月に入った頃から、

「あとRAKUTOも数回なのか……」

「卒業しても遊びに来ていい?」

と言ってくれたり、

保護者さまから、

「面談も今回が最後なんですよね…」

と言ってくださったり、

「これからも面談お願いしますね。お金払えば面談してくれるんですよね?」

と言ってくださったり(笑)

ほんとにうれしかったです^ ^

ほんとに長く通ってくださっている方が多く、幼稚園から成長を見ている子たちはほとんどおじのような気分です(笑)

身長は伸び、口も達者になりますが、ほんとにいい子たちばかりだなと心が洗われます。

みんなの来年が、未来が、すばらしいものになりますように。

そして、みなさまの2022年がすばらしいものになりますように祈っています。

今年も1年ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

新留

冬期講習も楽しかった!

冬期講習のご案内

ただ知識を覚えるのではなく、なんでだろう? と仮説を立て、ディスカッションし、工作をしながら具体的に考え学んでいくRAKUTOの季節講習。

今回の冬期講習は、

算数、理科、作文の3教科で開催します!

※A日程 理科 満席になりました

     算数 残席わずかです

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算数【決まり発見!図形の規則性のひみつ】(60分×4コマ おすすめ:1〜4年生)

今回のテーマは平面図形、立体図形。

積み木やピラミッド……

いったい、どんな風にできていて、どうすれば作れるんだろう?

観察し、発見し、整理していくと…

そうか!と決まりを発見!

わかったことを使って工作をしていくことで、それが、体感として、どんどん頭のなかに入っていきます。

規則の美しさや規則を見つける楽しさを知ることから始め、

自分で規則を持った図形を作っていく練習をし、

正多面体の辺や面の数の規則を見つけ、自分でも作っていくところまで。

たくさんの図形にふれ、規則を考え、実際に作って。

図形を好きに、得意になっていきましょう!

これからステップクラスに上がっていく子や、ステップクラスに上がった子たちなど、高学年の算数に向けた最適な講座となっています。

(完成作品)

・規則性立体図形

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理科【不思議発見!お天気博士になろう!】(60分×4コマ おすすめ:1〜4年生

雲って、いったいどうやってできているの? いったいどこからやってくるの?

ふだん何気なく見上げている空には、いろんな形の雲が浮かんでいます。

でも、いったいなんでそんな違いが!?

空気の話や気圧の話、雲の種類と名前のちがいと

高学年で習い、中学受験にも出題される「雲」の出題範囲にもふれていきます。

考えて予想して、学んでディスカッションして、実際にやってみて体感!

身近な現象から考えたり、実験をしてみたりしながら、ひみつを解き明かし、雲の分類を学び、標本もつくっちゃいます。

学んだあとは、自分で天気予報ができるようになってしまうかも!?

もちろん、中学受験の準備にも。

お天気博士になっちゃいましょう!

(完成作品)

・雲の標本

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作文【日記もお願いも創作も!すいすい作文講座】(60分×4コマ おすすめ:1~4年生)

「作文っておもしろいな!」

「こうやったら書けるんだ……こんなに書いたのはじめて!」

「もう1個お話書いてもいい?」

子どもたちの想像があふれ、手が止まらなくなり、

出来上がった作品を読んだお母さんが思わず、

「これ、うちの子が考えたんですか!?」

と驚き、

「これは絵本でシリーズ化できるのでは……?」

と感じるぐらい、

独創性あふれる物語が生まれた2日間のマインドマップ作文講座をこの冬開催します。

「作文」というと、苦手にしている子や、全然おもしろくない!という子、

嫌いだ〜という子も多いですが、それは作文を書く以前の「発想の仕方」や「書き方」を習っていなかったりということがほとんど。

みんなお話をするのは好きだし、漫画を読んだり、アニメを見たり、映画を見たりするのも好き。

ほんとは表現したい気持ちや伝えたい気持ちがあり、頭のなかには発想の種もたくさんあるのですよね。

この講座では、

まずは、「日記の書き方」のような書きやすい話題を通じて「発想の広げ方」や「頭の整理の仕方」、「作文の考え方」を学ぶことから始めて、

最後には、写真を見ながらディスカッションし、自分が書きたいな! と思った創作文を書く練習までしていきます。

書き方を学び、

ディスカッションしながらアイデアを出し、

書いてみて、

フィードバックをもらい、

修正して、

をくり返しながら、読んだひとに伝わり、

そして、心に響くような文章になるように練習していきます。

□ 文章を書くおもしろさにふれてほしい

□ 作文の書き方や書くコツを学んでほしい

□ 発想力を高めるための方法を身につけてほしい

□ 書くことが苦手なので抵抗なく書けるようになってほしい

□ 言いたいことを整理し、相手に伝わりやすい形にできるようになってほしい

そんな方におすすめの講座です。

この授業をきっかけに、子どもたちが書くことが、表現することが大好きに、表現することが得意になってもらえたらなと思います^ ^

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【日程と時間】

・A日程 12月27日(月)、28日(火)の2日間

・B日程 1月6日(木)の1日集中講座

※通常コースの算数、理科はA日程、B日程ともに同じ内容となっております

※高学年コースはRAKUTO生のみとなります

※お昼を挟んで受講される方は教室で昼食をとることができます

※冬期講習期間中、通常授業はお休みです

【対象】

小学校全学年

【受講料(1教科:60分×4コマ)】

RAKUTO生11,000円(税込)

一般生13,200円(税込)

※RAKUTO生は複数受講割引があります

※別途、各教科教材費として1,650円(税込)がかかります

※高学年用講座は教材費が異なります

【お申込方法】

申し込みフォームよりメールにてお申し込みください(24時間受付中)

(学年など必要事項をご記入の上、お問い合わせ欄に「冬期講習」と「ご希望の日程(A日程、B日程)、教科(作文、算数、理科など)」をご記入ください)

※円滑なやりとりのため、メールでのお申し込みのみとなっております

【お申し込み後の講座キャンセルについて】

お席の確保と教材の準備がございますので、お申し込み後のキャンセルはご容赦ください。

キャンセルの際の料金は以下のようになります。

開催1週間前〜2日前まで:テキスト・教材費を頂戴いたします。

前日・当日のキャンセル:受講料、テキスト・教材費全額を頂戴いたします。

【お問い合わせ】

・気になる点、ご不明な点などございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお寄せください。

お問い合わせフォーム

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「勉強が楽しく、深く理解でき、おもしろくなる」そんな冬になりますように^_^

空気感が大事。

こんにちは。

新留です。

今年も残り2ヶ月になりましたが、来年、引っ越しをしたいなと思い、このところ、いろんな物件サイトを見たり、休みの日に、気になる場所の周辺を見に行ったりしています。

おもしろいのが、その土地によって、出している空気感が全然ちがうということ。

すごく豊かで落ち着いた空気が流れていて、これから人もさらに増え発展していくのだろうなと感じるところもあれば、

何だかごちゃごちゃしていて落ち着かない空気のところや、淀んだ空気のところ、重い空気のところもあります。

神社や森に行くと、何だか新鮮な空気や神聖な空気を感じたりするように、その場所の持っている空気というのがあるんだなというのを感じます。

そして、不思議と、その周辺に住んでいる人たちを観察していても、その空気に合った人たちが多いのですよね。

以前、仕事も、人間関係においても、とてもうまくいっている社長さんから、お金のないときにも、高級ホテルのラウンジなどでお茶を飲んだりするようにしていたというのを聞きましたが、その場所に行って、その空気を感じ、その空気に合う自分というのをつくったり、感じていたのだろうなと思います。

学校などでも、この学校はこういう子が多い、この学校はこういうところ、というのも、その学校の持っている空気感なのでしょうね。


そして、その空気感って、土地だけでなく、人からもあるよな、と思います。

先生や、まわりの大人が、その子をどう見るかは、子どもたちに大きく影響を与えますが、

その子が自分自身をどう見ているか、が与える影響って小さくないです。

それって、その子の出している空気感にも出たりするんですよね。


すごく読解力も語彙力もある子で、作文も書ける。

どの学校の問題でも8割は取れるくらいの力はあるのに、漢字が絶望的にできない子がいました。

「オレは漢字はできない」

と豪語しています(笑)

いや、できないのじゃなく、めんどくさいとやってないだけやん……だったのですが。

中学入試の国語だと、漢字や言葉、文法の比率が高い学校もありますが、漢字が絶望的にできないということで足を引っ張り、本来、武器にできるはずの教科がいまいち武器になりきれないという状況がありました。

そこで、

「あのさ、それだけレベルの高い学校に入る子で、漢字で点を取れない子とかいると思う?」

という話をしました。

「……いや、おらんでしょ」

ということなのですが、

そこから徐々に漢字に対する意識が上がりました(笑)


この時期、過去問をたくさんやっていると点数が安定していき、

「なんかこの学校の形式に慣れてきた」

という子もいます。


その学校の空気感に、その子が馴染んできたのだなと感じて、これなら、もう大丈夫だな、と感じることもあります。


僕らはその子の最高の可能性を見たいなと思うし、

子どもたちにも、自分自身への可能性を感じて、信じて、

あの学校に行きたいな、じゃなく、自分はあの学校に行くんだな、

あんな風になりたいな、じゃなく、自分もあんな風になれるんだな、

と思ってもらいたいし、自分自身に対する意識を上げていってもらいたいなと思います。

そうすると、今やっていることも、そのためにやっているんだなと意味のあるものに感じて身が入ります。

どんな空気感を出しているか?

土地も、人も、出している空気感、ほんとに大事ですね。

(さわやかな空気出てますように…と思っていたら、子どもたちに全然出てないで、と言われました、、、)

イケメンなあの人が踏ん張れる理由

こんにちは。

新留です。

スポーツ選手のインタビューや話が好きで、好きな選手の特集や新刊があると、ついつい買ってしまうのですが、

週末、元プロサッカー選手で鹿島アントラーズに加入1年目からレギュラー、10代で日本代表にも選ばれ、その後、ドイツのシャルケでもプレー、

今はテレビでも活躍しているウッチーこと、内田篤人さんの『ウチダメンタル』を読んでいました。

ウッチーといえば、なんといってもイケメン、生き方もイケメン。

そして、芯が強くブレない男のイメージがあったのですが、そのウッチーの踏ん張る方法というのがおもしろく、読んでいて、梅田のタリーズでなるほどな〜とひとりうなずいていました。

しんどいときに踏ん張る方法は「心残り」と書いてあったのです。

ウッチーといえば、2010年南アフリカでのワールドカップ。

岡田監督の元、予選からレギュラーとして活躍していたのですが、戦術の変更もあり、本大会、レギュラーから外され、1試合も出ることなく、大会を終えました。

(戦術面でレギュラーから外された話は、岡田監督との数年後の対談というのがあり、それがまた師弟愛で泣けるので、よかったらYouTubeなどで探してみてください)

チームとしては、ベスト16まで進み、過去最高の成績だったのですが、心からそれを喜べなかった。

でも、本当の心残りは試合に出られなかった、ということではなく、

「試合には出られなくても裏方としてチームを支えよう」

と自分の中で試合には出られないと決めつけて、出られる可能性を放棄したことだったというのです。

それ以来、絶対に心残りはしないようにしよう。

どんな結果であってもやれることはやったし仕方ない、って言えるとことまではやる、と決めたのだそう。

それがウッチーのブレない強さ、我慢強さの秘密だったんだなと納得しつつ、ますますウッチーのファンになりました。

11月になり、受験生たちにとっては2ヶ月ちょっとと、受験までの日数が近づいてきました。

子どもたちを見ていても、スランプになったり、モチベーションが落ちたり、不安でスピードが落ちたり、手が止まってしまっていたり、という子も見かけます。

でも、やるっきゃない、という段階というのはあるのですよね。

マインドマップの発明者であるトニー・ブザン先生が、成功のための思考法として「TEFCAS」というものを提唱し、

「S」、「Success(成功)」するためには、具体的な目標をイメージすることから始める。

そして、「T」。

「Trials(あれこれやってみる)」、

それも、

「Try all(やれることを全部やってみる)」んだということをおっしゃっていました。

そうすることで、

「Event」、結果が出て、

「Feedback」を受けられ、

それを「Check」し、

「Adjust」していくことで思い描いていた「Success」へと到達することができる、と。

残り2ヶ月ちょっと。

不安になることも、手が止まってしまうこともあると思うけど、

子どもたちには心残りのないよう、やれることはやった、と、いい顔をして言えるようがんばってほしいな、と願い、

そして、そのために僕たちは何ができるのだろうか、と考える毎日です。

ハロウィンの仮装週間でした

こんにちは。

新留です。

RAKUTO箕面校では10/22〜10/28までの1週間、毎年恒例の仮装週間でした。

この期間は、先生も、子どもたちも、仮装をしながら授業。

毎年、たくさんのおもしろい仮装やかわいい仮装で溢れ、子どもたちのテンションも高い1週間です^ ^

今年も、去年のクオリティをさらにアップし全身手作りの仮装をしてきた子や、

「仮装大賞(毎年、先生たちがこれいいね!という子を表彰しています)を狙う!」と、傾向と対策を練り(!!)、家族プロジェクトとして参加してくれた子など、たくさんの素敵な仮装があふれました。

子どもたちの要望を叶えるために夜なべをして(?)案を練ったり準備を手伝ってくださった保護者さま、

衣装に投資(笑)をしてくださった保護者さま、ありがとうございました。

高学年の子たちのなかには「恥ずかしい!」と言いつつ、

やらなかったら後悔するし……と勇気を出して仮装してくれた子もいて、恥ずかしそうにしながらも、ちょっといい笑顔でうれしかったです。

先生たちの今年のテーマは「マリオ」でした。

僕自身はマリオを仮装に選び、「オーバーオール」という言葉を女性の先生に教えてもらいながら、

(あのマリオが来てる長いやつなんて言うの? つなぎ? というと、「オーバーオールですよ」と冷たく言い放たれました。。。)

初めてのGU、それも女性モノのコーナーに行き、

「あの、これってどこにありますかね……?」

と、スマホを店員さんに見せながら挙動不審に探し回り、冷や汗をかきながら準備した結果、

女の子に、

「先生、今年、手抜きじゃない?」

と冷たく言われました。。。

あの冷や汗はいったい。。。

負けてなるものかと、めげずに土管もつくったり(その日に子どもたちにボコボコにされましたが)と改善の日々でした。

こちらが照れたり恥ずかしがったりすると、子どもたちも100%で楽しめないので、

先生たちも、子どもたちに負けずに準備。

楽しむ姿勢、失敗にめげずに改善していく姿勢を見て、楽しんでもらえたならうれしいなと思います。

今年も楽しい1週間をありがとうございました!

また来年^ ^

(ハードルが年々上がるのを感じつつ)

秋休みのお知らせ

ホームページをご覧いただきありがとうございます。

RAKUTO箕面校は、

10月29日(金)から11月1日(月)まで、お休みとなっております。

その間、お電話など通じず、

また、いただいたメールの返信なども原則として 11月5日(木)以降となりますが、ご了承くださいますようお願い申しあげます。

なお、休み期間中でも、体験授業やご入学のお申し込みなどは可能となっております。「お問い合わせフォーム」よりお申し込みください。

いつもありがとうございます。

RAKUTO箕面校

アメちゃん効果

こんにちは。

新留です。

昨日のこと。

子どもたちが帰るとき外にお見送りに行くと、保護者さまから、

「鉛筆ありがとうございました」

とお声がけいただきました。

何のことかな? と最初は思ったのですが、

思い返してみると、少し前、クラスの子どもたちに、神社に行ったときに見つけた鉛筆を配ったのでした。

何気なくプレゼントした鉛筆でしたが、英検を受験するときに、子どもがお守りのように持っていってくれたのだそう。

神棚に飾っていますと言ってくれた方もいらっしゃいましたが(ぜひ使ってくださいと言いましたが笑)、

そんなちょっとしたことで、大事にしてもらえたり、感謝されたりして、うれしいなと思いました。


さて、この感謝に関して、

「感謝の気持ちが大切」

「ごめんなさいより、ありがとう」

など、道徳的な話もありますが、じつは勉強をしていく上でも、なかなか大切な要素だったりします。


というのも、感謝の気持ちというのは、勉強をしていく上で大切な「自制心」に関わってくるのですね。

自制心が弱いと、やるべきことに取り組めなかったり、やっても続かなかったりします。

感謝の気持ちを持つことで、

目の前の誘惑ではなく、本当に大切なものに取り組む力を取り戻すことができるのです。


コーネル大学の心理学者によって行われた研究にこんなものがあります。

疲れた医師を対象に、架空の患者の情報をまとめたファイルを渡し、診断をしてもらいます。

そのとき、一部の医師には診断の前にプレゼントにアメをあげました。

他の医師たちには、医療に関わるものとして大切なことを改めて確認し、宣言してもらいます。

すると、プレゼントにアメをもらった医師たちは、

実際は実験が終わるまでアメを食べることはできなかったにもかかわらず、

患者を大切にすることを改めて認識させた医師たちよりも診断が正確になり、ファイルの中身の情報を収集し、適切に処理するために多くの時間を使ったのです。


いい感情って、熱心に努力することや、よい成果につながるのですね。


アメちゃんのすごい効果ではないですが、

(ひょっとしたら、カバンにアメを忍ばせてる率全国トップである(知らんけど)関西人は、人を育てる達人の集まりなのかもしれません(知らんけど))

何かをしたら交換条件としてあげる、というギブ&テイクよりも、

こうしましょう、こうした方がいいよ、これをしないと大変なことになるよという精神論よりも、

ちょっとしたおやつやプレゼントが先にあった方が、

やる気って出てきたりするものなのですね。

(もちろん、それがまわりが期待することをやってくれるとは限りませんが)


「子育ては自分を100%与えるというトレーニング」

「幸せになる最初のコツは、相手への期待を手放すこと」


というのを、以前、お世話になっている方から教えてもらいましたが、

「与えるときに交換条件になっていないか?」

「勝手に期待して、勝手に怒ったり悲しんだりしていないか?」

と考えることって、

日常生活やパートナーシップにおいてだけでなく、

子育てや教育でも大切なことなのかもしれませんね。

もちろん、勝手に期待して勝手に落ち込んだりすることもありますが(笑)

子どもたちも毎日いろんなことを練習しているように、毎日、練習です^ ^