こんにちは。
新留です。
RAKUTO箕面校では10/22〜10/28までの1週間、毎年恒例の仮装週間でした。
この期間は、先生も、子どもたちも、仮装をしながら授業。
毎年、たくさんのおもしろい仮装やかわいい仮装で溢れ、子どもたちのテンションも高い1週間です^ ^
今年も、去年のクオリティをさらにアップし全身手作りの仮装をしてきた子や、
「仮装大賞(毎年、先生たちがこれいいね!という子を表彰しています)を狙う!」と、傾向と対策を練り(!!)、家族プロジェクトとして参加してくれた子など、たくさんの素敵な仮装があふれました。
子どもたちの要望を叶えるために夜なべをして(?)案を練ったり準備を手伝ってくださった保護者さま、
衣装に投資(笑)をしてくださった保護者さま、ありがとうございました。
高学年の子たちのなかには「恥ずかしい!」と言いつつ、
やらなかったら後悔するし……と勇気を出して仮装してくれた子もいて、恥ずかしそうにしながらも、ちょっといい笑顔でうれしかったです。
先生たちの今年のテーマは「マリオ」でした。
僕自身はマリオを仮装に選び、「オーバーオール」という言葉を女性の先生に教えてもらいながら、
(あのマリオが来てる長いやつなんて言うの? つなぎ? というと、「オーバーオールですよ」と冷たく言い放たれました。。。)
初めてのGU、それも女性モノのコーナーに行き、
「あの、これってどこにありますかね……?」
と、スマホを店員さんに見せながら挙動不審に探し回り、冷や汗をかきながら準備した結果、
女の子に、
「先生、今年、手抜きじゃない?」
と冷たく言われました。。。
あの冷や汗はいったい。。。
負けてなるものかと、めげずに土管もつくったり(その日に子どもたちにボコボコにされましたが)と改善の日々でした。
こちらが照れたり恥ずかしがったりすると、子どもたちも100%で楽しめないので、
先生たちも、子どもたちに負けずに準備。
楽しむ姿勢、失敗にめげずに改善していく姿勢を見て、楽しんでもらえたならうれしいなと思います。
今年も楽しい1週間をありがとうございました!
また来年^ ^
(ハードルが年々上がるのを感じつつ)
こんにちは。
新留です。
ーーーーーーーー
今年の夏期講習算数講座は、
7/30,31の12:40-14:50の2日間、
8/10,11の 9:30-11:40の2日間で開催いたします。
案内まで、もう少々お待ちくださいませ。
ーーーーーーーー
「数字を語れないものは去れ」
これは孫正義さんの言葉なのだそう。
会議などで、
「ちょっと流れがよくない感じがするよね」とか、
「多分、こっちの方がいい気がするな〜」ということをよく言っている自分としては、ごめんなさいという感じなのですが(苦笑)
数字に強い子やちょっと弱いかなという子っています。
数字に強い子たちって、
例えば、ステップクラスでやるような文章題、
「3%の食塩水A360gと8%の食塩水B240gを混ぜると、何%の食塩水ができますか」
(同志社香里中2019年)
「2019年10月1日から消費税率が8%から10%になりました。本体価格が3583円の商品の販売価格は、消費税率が10%となることで何円値上がりしましたか」
(神戸女学院中2020年)
というような問題を見たときに、
「3%と8%を混ぜるんだから、3%と8%の間かな?」と考えたり(正解は5%)、
「2%上がるってことは3500×0.02で70円ぐらいかな?」と考えたり(正解は72円)、
そういう、正確ではないけれど、近い数字が瞬間的に計算できて、細かい数字を証明していくようなことができるんですよね。
逆に、数量感覚がない子や割合の感覚がない子だと、
「なぜ、そんな濃く(薄く)なると思ったの…!?」
「そんな値上がりするはずないやん…!? 暴動起きるで…!?」
というようなとんでもない数字を出してきたりします。
「この数字なんかヘンだ」
ということを感じられないのです。
京セラ創業者であり日本航空の名誉会長でもある稲盛和夫さんは、数字を見ているとき、
「おかしなところがあると、向こうから数字が目に飛び込んでくる」
「数字を見ていると、活動状況や実態や問題点が、映像のように次々と頭に浮かんできた」
とおっしゃられていますが、
数字に強い子や、算数のセンスのある子たちって、「数字が見える」のですね。
小さいときからたくさん計算プリントをやっていた子が必ずしも数字に強いわけではないとき、この「数量感覚」というものを身につける学び方をしていないことが多かったりします。
逆に、よくブロックで遊んでいた子や、お家が商売をやっている子、お金を好きな子などの方が、数字に強かったりします。
2014 年の Lisa K. Fazioらの研究によって、数字の大小をイメージできたり、どちらが多いか少ないか、大きいか小さいかがわかることと、算数(数学)の成績に関係があることがわかりました。
算数(数学) の得意な子は、数の大小をイメージできたり、計算を見た目で解くことができるのですね。
例えば、2つの分数を見たときにどちらが大きいか、床に散らばったボールやおはじきなどを見たときにどの色がいちばん多いのか、などがわかるのもそう。
キンダークラスやホップクラスで、ものを使った具体的な勉強をし、
おうちでも、
「時間はかかるかもしれませんが、ものを使った勉強をしてくださいね」
とお伝えしているのも、発達段階的な視点もありますが、「量感」や量のイメージを育むことが大事だからなのです。
身の回りに数字はあふれています。
それは車のナンバーだったり、お店に表記されている値段だったり、栄養成分表示だったり。
それらを使って計算ゲームをすれば、自然と数字の感覚を磨くこともできます。
ケンブリッジ大学の研究によると、お金の管理に役立つ習慣の多くは7歳までに決まるということも言われていますし、子どもが自分でお金を使ったり、貯めたりしながら、数字を身近に感じられる環境をつくってあげるのもいいですね。
今回の夏期講習では、この数字感覚を、実際にものを使いながら、体感で、分数や割合の勉強を通して身につけていってもらいます。
いろんな形の折り紙やモールを切り分けたり、分数カードを使ったゲームをしたり。
たくさんのゲームやクイズ、工作を通して、紙の上の勉強では身につかない、ちょっと苦手な子やつまずき始める子も多い分数や割合について学んでいきます。
これからステップクラスに上がっていく子や、ステップクラスに上がった子たちなどに最適な講座。
興味やご縁のある方といっしょに学べることを楽しみにしています^ ^
ーーーーーーーー
今年の夏期講習算数講座は、
7/30,31の12:40-14:50の2日間、
8/10,11の 9:30-11:40の2日間で開催いたします。
案内まで、もう少々お待ちくださいませ。
ーーーーーーーー
こんにちは。
新留です。
つい昨日のこと。
高学年クラスのテスト終わりの切り替えの時間中、
子どもたちから、
「先生〜めっちゃストレスたまる〜! 学校の先生が理不尽すぎる!」
「なんか勉強に集中できない〜どうしたらいい?」
と質問されました。
休憩時間が先生の都合で毎回ほとんどなくなってしまっているのに、それを指摘したら〇〇くんがと他人のせいにするなど……子どもたちも大人顔負けで大変ですね(笑)
悩みごとや気になることがあったらなかなか集中することもできないし、
冷静にいまは何をしたらいいのかと優先順位をつけることもできず、勉強を思った通りスムーズに進めることができません。
大人とちがって、
「ちょっとストレスがたまってるからカフェでケーキでも食べちゃおう!」とか、
「がんばったご褒美にマッサージでも行っちゃおう!」ということもできないので、
大人側が観察して、ちょっと様子がおかしいなと思ったら聞いてあげたり、対処してあげたりすることも必要だったりします。
どうもうまくいかないな……というときって、自分では気づいていないけれど、かなり充電がなくなっているのですね。
毎日、スマホを充電するように、体だけでなく、心のメンテナンスも必要です。
そして、その方法って、人によって様々です。
僕も、つい先日、平日ショッピングモールが開くようになったことで「いつぶりだろう?」というくらいひさしぶりに好きな場所に買い物に行ったのですが、
わずか1時間ほどの滞在だったにも関わらず、
「すごい心が豊かな気分になった……!!」
と感じられるくらい、心がすっきりし、満たされて、手には大きな紙袋が2つありました。
(本屋さんと茅乃舎さんは心を豊かにしてくれます)
僕にとっては、海を見ることや、きれいなものを見て買い物することが充電方法だったりするのですね。
ストレスの解消方法は様々で、
自分では気づいていないけど、ストレスはたまっていたりするので自分なりの解消方法を見つけておくって大事です。
子どもたちには「充分な睡眠」(5〜12歳だと理想は10時間、最低でも8時間)をとるようには常に言っていますが、その他には、歩くといいよという話をしました。
街中だと効果はそれほどないのですが、自然のなかを歩くと、充電されます。
以前、受験生のお母さまが、
「受験勉強が始まってから運動不足になるし、ストレスもたまるし、体力つけるためにも娘といっしょに毎日散歩するようにしたらコミュニケーションの時間にもなってすごくよかった」
とおっしゃっていましたが、すごくいい方法だなと思います。
歩いているときって後ろ向きになるのが難しいのですよね。
万歩計などつけて歩くと、その数字もまたゲーム感覚でおもしろかったりするのでいいですね。
受験生になったりでやることは多いけれど、たまった体や心のメンテナンスをする機会は少なくなっていく、
特にこのコロナの状況では外に出る機会や、旅行などに行ける機会は少なくなっているという、なかなかしんどい状況ですが、ストレスを解消する、自分を充電するための自分なりの形を見つけてもらえればなと思います。
その後、さらに6年生の女の子から質問が。
👩「先生って悩みとかないの?」
👨「うーん……特にないかも……」
👩「えっ、ほんとに!?」
👨「もちろん、考えることや、やることは毎日たくさんあるけど悩みってのはないかも〜」
👩「ないの!? じゃあ。考えなくちゃいけないことがあるときはどうするの?」
👨「仕事終わりに1時間くらい歩いて帰るかな〜。そしたら大体解決しているしスッキリしてるよね」
👩「先生、早く結婚した方がいいよ……学校の先生紹介するよ……」
と言われました。
なぜ……?
悩みそうです。
こんにちは。
新留です。
先週末のこと。
その日は朝からとても天気がよく、気温も20度前後と最高の散歩日和。
これは海でも見に行くしかないと、大阪北港マリーナに行ってきました。
目の前はヨットハーバーという最高の景色である「ヘミングウェイ大阪」に少しランチの時間をずらした2時に到着。
のんびり休日のランチを楽しむことにしました。
あらかじめネットで検索し目星をつけていた「牛ランプステーキ300g」のランチセットを頼み、最近ではあまり見かけることのないドリンク「スプライト」に心躍らせ、空いている席を探し、ボーっと目の前の海を眺めながら、料理ができた時に呼び出される用のブザーが鳴るのを待ちます。
手渡されたブザーの番号は11番。
オーダーをする時、お客さんの並んでいる数の割にキッチンが小さく、スタッフさんも少ないのが見えていたので、少し待つかもしれないな〜と思いながら待っていたのですが、なかなかブザーは鳴りません。
(けっこう時間がかかっているな……)
と思いつつ、まわりを見渡していると、たくさんのカップルや家族づれ、
「職業クリエイティブ系です」というようなスタイリッシュな格好をした人たちばかりで飲み会をしている団体(パリピ集団と命名)、
プールサイドでなぜか彼女の足をずっとマッサージしている筋肉隆々な男性(てもみんと命名)、
「天才」スラムダンクの桜木のセリフが書かれた派手な赤いTシャツを着ているのになぜか持ってきているのがサッカーボールという中学生ぐらいの子とその家族とお友達など、個性豊かなお客さんが。
勝手にそこにいたお客さんの背景やストーリーを想像し、ご飯ができるまでの時間をつぶしていました。
ですが、なかなかブザーは鳴りません。
天気は良いのですが、少し風が冷たかったので屋内に入り、ソファー席でぐでっとしていると、
となりのソファー席には、東大医学部在学中に司法試験に一発合格したり、英検や数検1級を取得したり、「頭脳王」で優勝したりなどで有名な河野玄斗さんそっくりのイケメンと、その彼女らしき女性が。
その河野玄斗似のイケメンはくるぶしを出したズボンを履いており、「イケメンだけに許されるズボン……」と思って眺めていると、何やら、ソワソワしています。
くるぶしが出ていて寒いわけではなく、どうやら、料理が全然出されず、イライラしているよう。
見ると、ブザーには「6」という数字が書かれています。
「6」なのにまだ待っているんだ……?
「11」ってどうなるの……? ディナー……?
と一抹の不安がよぎったのですが、特にその後の予定を決めているわけではなかったので、のんびりとまわりを眺めながら、過ごしていました。
その間にも、となりのくるぶしイケメンはイライラ、そわそわ……ついには、キッチンにまでどうなっているのか聞きに行ったようでした。
あの、機嫌が悪いひとが近くにいる時の独特の緊張感のある空気、わかりますでしょうか。左数メートル先に、あの空気が満々に漂っていました。
話も盛り上がっているような感じがありません。
それから数十分待ち、ようやく、となりのカップルのブザーが鳴り、男性が急いで食べ物を取りに行ったのですが、急いで食べ、風のように去って行きました。
待っている間も、食べている間も、彼女はあまり楽しそうではありませんでした。
目の前にはきれいな海。
少し風は冷たいけど、最高の天気というシチュエーションなのに……。
余裕がないばかりに、目の前にあるすばらしいものに気づけなくなっていたのですね。
これって、僕らの普段の生活や仕事でもあることだなと思いました。
ひょっとしたら、くるぶしイケメン君は、その後に、何か大事な用事が詰まっていたのかもしれません。
その後に勝負ディナーを仕込み、ここでの食事はあくまで余興、軽く済ませる予定でお腹を満タンにしていてはいけない計算だったのかもしれません。
くるぶしから冷たい風が入りこみ、風邪を引きそうでしんどかったのかもしれません。
でも、目の前にはきれいな景色やすばらしい環境があり、となりには(おそらく)大事な彼女がいるのに、目の前の料理が出てこないということにイライラしていて、その大事な時間、大事な人との時間を楽しめていないようでした。
何より、いっしょにいる相手が全然楽しそうではありませんでした。
ひょっとしたら、そんな機会は、滅多にあるものではないかもしれないし、ひょっとしたら、一生ないかもしれない時間なのかもしれないのに、その大切な時間を味わえていませんでした。
ただ、料理が出て来ないというだけなのに。
ひょっとしたら、彼は2日間何も食べておらず、空腹すぎたのかもしれませんが……。
まあ僕も空腹のなか料理が出てくるまで1時間待ちましたが……ええ……。
良いところがあまり見えなくなっていたり、悪いところばかりが目につくとき。
それは余裕がなくなっているときなのかもしれません。
僕らの仕事でも、授業中に進めたいカリキュラムや教えたいことはありますが、やらなくちゃいけないことだけにとらわれて余裕がないと、
子どもたちの中からふっと出てきた大事な好奇心や疑問、おもしろい質問を見逃したり、せっかくの学びの機会を逃してしまうかもしれないな。
きちんと余裕をつくって、目の前にある素敵なものに気づけるように生活をしていきたいなと思った出来事でした。
余裕や空白って埋めたくなるものですが、それらって、実はいちばん豊かなものなのかもしれませんね。
(目の前には海とバブリーなプール)