記録は面倒だが役にたつ

こんにちは。

RAKUTO箕面校の新留です。

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【夏期講習A日程理科は満席となりました】

残席が少なくなっているものもございますので、ご希望の方はお早めにお申し込みくださいませ!

お申し込みはこちらから↓

https://forms.gle/zWnpz36bFSMLmFXP9

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「みてね」というアプリをご存知でしょうか?

子どもの写真や動画を共有することができるもので、

デザインも、使いやすさも素晴らしく、

奥さんと子どもの写真を撮り、

母親と義母の4人(僕は小学3年生のときに親が離婚していたり、奥さんもお父さんがいなかったりで娘には「おばあちゃん」しかいないため)で見られるようにし、

毎日、子どもの写真を撮り、記録しているのですが、

そこの有料サービスに「フォトブック」というものがあります。

月に1回や記念日などに写真を選び、印刷し、1冊の本にしてくれ、

そのサービスの素敵さや、

素晴らしいアプリなのに無料なので感謝の気持ちもあり、

月に1回、写真を選んで、アルバムを作るようにしています。

それが本当に時間がかかり…(笑)

写真の選択や配置、流れなどにこだわり出すとキリがなく、

みんなが寝静まった深夜3時などに意識を飛ばしそうになりながら作ったりしていています(笑)

さて、日曜日のこと。

母親と義母が、会うたびに洋服をくれたりするのもあり、

日頃の感謝の気持ちを込めて宝塚ホテルにランチに行ったのですが、

ランチ後、家に来て、リビングでゆっくりしている際(娘と奥さんは昼寝)、

2人でアルバムを見て、

「本当にかわいいね〜」

「大きくなったね〜」

とにこにこしながら見ていました。

「写真」って「思い出」であり、「成長の証」でもあるのですよね。

そして、いろんなことを思い出し、

笑顔になったり、元気をもらったり、がんばろうって意欲を引き出してもらったりします。

(僕も深夜にアルバムの写真を選びながら涙ぐんだりしています笑)

子どもたちの問題集やノートを見る際、

「必ず何か書くんだよ、日付を書いておくんだよ」ということを伝えるのですが、

それもこれと同じようなものだなと思います。

子どもたちの問題集やノートに書かれた答えは(時には落書きも)、

たとえ間違っていたとしても、その時の子どもたちの足跡です。

思考の跡であり、

努力の証であり、

成長の記録です。

記憶は主観的で、

良い方にも、悪い方にも曲げられてしまいますが、

記録は客観的で、

その時の状態を見せてくれます。

何度も見返すことで馴染みが出て、

教科や分野に対する苦手意識が薄れたり、少し興味が出たり、

何度も見るうちに覚えられたりします。

ふと振り返ったとき、

「あ〜前はこんなこともできていなかったんだ」

と気づくことができたり、

「自分って成長してるんだな」と、

自分の成長を認められるようになるかもしれません。

「記録」って面倒です。

残しておくと場所もとったりします。

でも、

それって、絶対に無駄にはならないし、

素敵な思い出になったりします。

日常の思い出を写真に残すように、

ぜひ、普段の勉強の際も残る形での記録や日付を残しておくようにしてみてくださいね。

結果も記憶に残るかもしれませんが、

過程もいい思い出になりますので^^

ではでは。

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【いい夏の思い出と成長の機会にしましょう!】

A日程は早くも残席間近となっておりますので、お早めにお申し込みくださいませ!

お申し込みはこちらから↓

https://forms.gle/zWnpz36bFSMLmFXP9

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どうして、あの子たちは輝いているのか?

こんにちは。

新留です。

 

先日のこと。

今年、中学受験を終え、

今は同志社香里中学に通っている男の子の保護者さまから写真付きのメールが届きました。

写真は制服を着た、初々しい姿。

重たいかばんで朝の満員電車や土曜日も授業があるため大変だそうですが、毎日楽しく通学していて、

最初は運動系のクラブも入らないと言っていたのにちゃっかり入り、

友達もたくさんでき、休みの日はいろんなところに遊びにいっているそう。(何というリア充ぶり!笑。もはやリア充は死語なのでしょうか…?)

そして、テストの方も9割越えとばっちり文武両道をしてくれているとのことでした。

幼稚園の頃からお姉ちゃんと一緒にRAKUTOに通ってくれ、

途中、姉弟ともに5年生ごろから、「中学受験をする!」となってからもペースを変えず、

春、夏、冬の季節講習はしっかりと受けていましたが、

最後まで週に2回の授業と気になったことの質問でやるべきことをやり、

受験をし、

第一志望の学校だけでなく、一応受けた併願校なども軒並み合格

(過去問見たことない学校なども多いのにすごいな〜とびっくりでした^^)

今はお姉ちゃんは立命館中学、弟くんは同志社香里中学に通い、

勉強も、クラブも、プライベートも満喫してくれています。

そして、

卒業生イベントにも必ず来てくれたりと、

会っても、何だかそこまでひさしぶり感を感じないなと思ったりするのですが、

自分で考えて勉強をし、

勉強も、クラブも頑張っていることに成長を感じ、

嬉しい気持ちになっています。

7月23日に新しいホームページが公開になるのですが

(ちょうど昨日、完成のご連絡があり、見たのですが、今の教室の雰囲気が出ていて公開が楽しみです)

2人は本当に理想の兄弟で、ご家族も素敵で…

卒業生インタビューとして出てもらいたいですと言うと、

ご協力できることがあれば! と言っていただき…

子どもたちの人生の半分くらいの期間を一緒に過ごさせていただきましたが、

こんなに素敵なご家族と出会えてありがたいなと思いますし、

教育を通して、

こんな素敵な家族が世の中に増えていけばいいなと思っています。

テスト前には、

昔のホップ時代のCDを引っ張り出して聞いていたりしていて、

(お姉ちゃんは今でも完璧に覚えていて歌っていたそう笑)

「ラクトで勉強の土台を築くことができた」という、

うれしいお言葉もいただきました。

 

ちょこちょこと遊びに来てくれる子やご連絡をくださる保護者さまがいらっしゃいますが、

子どもたちの、ご家族のその後の話を聞かせていただけるのは本当に嬉しいです。

近いうちにまた遊びに来ていただけるそうで、

また学校生活の話を聞けるのが楽しみです^^

学び方を学ぶ。

こんにちは。

RAKUTO箕面校の新留です。

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夏期講習の通常コースは、

【A日程】7月25日(金)、26日(土)理科、算数、作文

【B日程】8月15日(金)、16日(土)理科、算数、社会

で開催です。

興味のある方は日程の方をチェックしておいてくださいね。

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「私たちが自分たちの持つ潜在的能力をほとんど発揮できないでいるのはなぜだろうか。その原因は、私たちには自分がどのような存在か、自分に備わっている能力を生かすにはどうしたらよいかについて、何の情報も与えられていないことにある」

これはマインドマップの創案者であるトニー・ブザンの言葉です。

トニー・ブザンはマインドマップの創案者であるだけでなく、

世界記憶力選手権や世界速読選手権の創案者など、脳の世界的権威であり、

数々の優秀な学生を育てた名講師でもあったのですが、

トニー・ブザンは学生に教える際、最初に、

「学び方」

を教えていました。

高学年の子どもたちにはノートを見せてもらっていますが、

子どもたちの書いたノートを添削していると、最初、

・書くスペースが小さく

・絵や図がなく

・白黒で

・写しただけで自分で考えた跡がなく

・大事なところと大事でないところの差がわからない

ようなノートを書いてくる子が多かったり、

1回できれいにまとめようとする子も多いです。

それらをチェックしながら、

「ここはこうしようね」

「これじゃ、覚えられないと思うよ〜」

と言うことも多いのですが、

子どもたちって、そもそも、ノートの書き方を知らなかったりするのですよね。

(あと、考え方を知らないというのでは「作文」なども多いですね)

 

ですが、

「学び方」において、ノートの書き方の占める割合は小さくないです。

そして、

思考というのは紙の大きさや引いてある線で制限されたりしますし、

「1枚の絵(写真)は1,000の言葉に値する」

という言葉があるように、

言葉だけでは伝わることは少なく、

絵や図にすることで理解できたり、理解できていることがわかったりします。

(特に算数の文章題などで、たまたま合っているだけな気がする、あやしいなと思い書いてもらうと、絵や図にできず、本当に理解できていないのがわかります)

色がないと、考えないと記憶にも残らなく、

記憶とは関係ない言葉や不必要な言葉を書くことで、

ムダな時間を費やしていたりします。(90%のムダとも言われています)

1回でやっただけではすぐに忘れてしまうので、

記憶するためには、何回も思い出したり、整理して書き直したりする必要があります。

そして、休憩や十分な睡眠を取らないと、

やったことが身についていきません。

先日、6年生の子から、

「学校でもずっと塾の勉強をしている子がいる」

ということを聞きました。

学校に行っているのに、学校の勉強も学校の宿題も全くせずに、ずっと塾の勉強をし、

週のほとんどは塾に通っているというのです。

そして、深夜まで宿題に追われているそう。

 

その子の目標校を聞いて、そんなにまでする必要はあるのかな…と思ったのですが、

やはり、その子も相当ストレスがたまっているのか、様子もおかしく、人間関係も上手くいっていないとのことでした。

その子が、もし「学び方」を知っていたなら、勉強時間も、塾に行く日も減らすことができるかもしれません。

そして、ストレスも減るだろうし、学校でも友達と遊べるのになと悲しいなと思いました。

心身の不調もなくなっていくはず。

僕たちは、

車に乗る前は、教習所で車のこと、法律のこと、身体のことなどを学びますが、

こと、学習に関しては、脳のことも、試験のことも、身体のこともほとんど学ばずに、いきなり車に乗るようなことをしているのですよね。

そして、その結果、事故を起こしているような状態の子も多いです。

今しかない時間を充実したものにするために、

そして、より得られるものを大きくするために。

子どもたちには、自分たちの脳のこと、学び方のこと、試験のこと、世の中のことなどを知ってもらい学習を効果的にし、

勉強だけでなく、遊びも、スポーツも、芸術も全力で楽しんでもらえたらなと思います。

 

ではでは、

今日もいい1日になりますように。

原点を思い出す

こんにちは。

新留です。

 

先日のこと。

幼稚園のときから教室に通ってくれていて、

もう生まれてから半分くらいの期間、

成長を見ている子の保護者さまとの面談にて、

 

「もうね、あの子にとって、居場所になっているんですよね」

 

ということを言われました。

 

そのときは、

「そっか〜うれしいな〜」

と喜んでいたくらいだったのですが、

その余韻が続いていて、今でも幸せな気持ちを感じています。

 

そんな折、

ある方から、

 

「原点を、始まりの気持ちを思い出すことが大切」

 

というメッセージをいただきました。

そこで改めて思い出したのが、

自分にとって塾は「居場所」であり、

子どもたちにとってのそんな場所を作りたい。

20代のとき、中2の男の子が家族関係に悩んでいてグレていたのが(塾のトイレでタバコを吸っていた、、、苦笑)

話を聞いたり、

お母さんはきっとこう思ってるよと伝えたり、

どうしたらいいか考えたりした結果、

家族の関係が改善し、

学校にきちんと通い始め、

元々、頭のいい子だったのだけど、ぐんぐんと成績を伸ばし、

挫折して行っていなかった野球部にも戻り、真剣に取り組み始め、

上を目指したいとまでなっていってくれたことを見て、

こんな風に「子どもが幸せになる教育」をしていきたいと、

教室を作る際に思い描き、

伝え続けていたことでした。

 

目の前のやることに追われていると、

大事な足元をおろそかにしてしまいそうになるし、

未来ばかりを見ていると、

数字にとらわれてしまいそうになります。

 

でも、本当に大切なのは、

自分がどうありたいかだし、

どうしていきたいかだし、

そこには、きっと原点があります。

 

すごく大切な気持ちを思い出し、

これからもその気持ちを大事にしたいし、

たくさんの人に伝えていけたらなと思いました^^

娘が変わってきました。

こんにちは。

RAKUTO箕面校の新留です。

先日の個別面談でのこと。

このところ、いい感じに変わってきて、力も伸びている女の子の保護者さまと、

「変わってきましたね」

という話になりました。

 

授業の受け方、質問の仕方、復習の仕方、

宿題への取り組み方、テストへの取り組み方やうまくできないときの粘り…

それらが、

「自分で学んでいける子」

の雰囲気になってきています。

半年に1度面談をされる方もいれば、

3ヶ月に1度の方も、月に1度の方もいらっしゃいますが、

振り返りの時間をとり、

記録を見ていると、

だんだんと「達成度」が上がり、

「やっていること」や「やり方」が良くなっているのが実感できたりするのですよね。

 

そして、「空気感」も変わってきます。

伸びる子には伸びる空気感が出ているし、

不思議なもので、合格する子には合格する空気感というのが出ています。

たとえ、今結果が出ていなくても、

そういう空気感になってきたら、

あとはそれを継続し、時間差があり結果にとして出てくるのを待つだけなのですよね。

でも、ご相談を受けていると、

やっているのに、なかなか上向いてこないということも聞きます。

目標を決めることも大事だし、

うまくいっていない部分を分析することも大事です。

そして、もちろん、改善するための学習プランの作成も大事なのですが、

子どもが成長してくると、

ただ「勉強してる」だけでは伸びにくくなることも出てきます。

そんなとき、

ポイントとなってくるのが、

「スキル」と「姿勢」と「知識」の3つの観点でチェックしてみること。

目標と現状のギャップに関して、

・どんな「スキル」が身についていないのだろう?身につけなくてはいけないのだろう?

・今の「姿勢」は目標とするゴールに「ふさわしい」姿勢かな?

・「知識」の量は足りているのか?

テストの「点数」や「知識」に関しては気にしていても、

他の点に関しては、意識できていないことも、チェックが甘いことも多いのですよね。

でも、その子にとって、いま大事なのは「その他」なことも多く、

そこに取り組むことでグッと変わってきたりします。

実際、面談では、習慣や姿勢、環境についてお聞きすることや改善策について話すこともたくさんです。

どうも、勉強しているだけになっているなと感じた時、

よかったら、別の観点からもチェックしてみてくださいね。

ではでは、

今日もいい1日をお過ごしくださいませ。

「やってるのに、なんで伸びないの?」を解消するチェックリスト

こんにちは。

新留です。

「うちの子、やってはいると思うのですが、成績が上がらないんです…」

違う塾に通っていたり、小さい時からコツコツといろんなことをやられていて体験授業に来られた方から、そんな声を聞くことがあります。

実はこれ、よくあることです。

「GRIT」(やり抜く力)研究の第一人者、アンジェラ・ダックワースさんが、

 「才能×努力=スキル」

 「スキル×努力=達成」

という方程式を示していましたが、

この努力の部分というのは、

「努力の質」と「努力の量」に分解でき、

この「質」の部分が良くない(その子に合っていない、脳の構造的に合っていない)と、

子どもは「やっているけど伸びない」。

子どもは「やっているつもりで満足してしまう」。

ということになってしまいます。

残念ながら、「何をやるか」はたくさんあるし、やらせても、

脳科学的に、心理学的に、「どうやったらいいのか」、

逆に、どうやっても(ほとんど)意味がないのか、むしろ有害なのかを勉強していたり、研究しているところって少ないのだなという風に感じています。

でも、やり方が間違っていると、努力が成果に結びつかない。


すると、子ども自身も「自分はできないんだ」と思い込んでしまう…。

だから、RAKUTOに通う子どもたちには、

「正しい努力のしかた」を身につけてもらいたいなと思っています。

それらを保護者さま向けの毎月のコラムや、メルマガなどでお伝えしているのですが、今回は、

2021年の5月に保護者さま向けのコラムに書いたものですが、ブログでも公開してみたいと思います。

(いま11個を挙げると違うものになると思いますが、いまでも変ではないなと思います)

やり方次第で、かける時間は少なくなり、出る効果は大きくなります。

家でのやり方がどうか、チェックする際に参考にしてくださいね。

✔︎ 寝ているか? 栄養は十分か?

 寝ないとせっかく覚えたものも定着しないし、ワーキングメモリも充電できません。また、食べているけれど、学習に必要な栄養は足りていないということも多いです。まずは9時間(最低でも8時間)の睡眠、「体重×1グラム以上のたんぱく質」、十分なビタミンやミネラルなどをクリアしているかチェックしてみてくださいね。

✔︎ 準備して始めているか?

 5W1Hを決めて、ルーティンにしていきましょう。「いつ(体質的に朝か夜どちらがやりやすいか)」、「どこで(部屋や机の上は片づいているか、視界にノイズはないか)」、「誰が(自分でやることを選んでいるか)」、「何を(やることを1つに決めているか)」、「なぜ(目的は何か)」、「どのように(タイマーを使っているか)」を考えてやることは大事です・

✔︎ テストしているか?

 テストは最高の学習ツールです。力がついたからテストをするのではなく、テストをするから力がつきます。理想のインプットとアウトプットのバランスは「1:2」。「テスト→勉強→確認テスト」の順でやっていってくださいね。

 そして、「見える化」をするためにも、一部でも、途中まででもいいので、必ず答えは書きましょう。書いたものを見ないと分析やフィードバック、次回への改善ができません

✔︎ 分けているか?

 「わからない」というとき、大体は自分の中で完全にわからないものと思い込み、思考は停止し、手は止まっています。でも、一部だけならわかる、途中までならわかっている、という子も多いです。まずはわかるところまで行ってみることが大事。問題文、設問文などを分けてみましょう。「分けるとわかる」のです。授業中、読むとき、考えるときは「必ず線を引くこと」と言っているのに、線を引いていないとき、本当に多いのですが、まずは、本文や問題文を「正確に理解すること」からです。

✔︎ マネしているか?

 ステップクラス以降は、宿題を出すときにやり方などを指定しています。宿題は授業でやった正しいやり方、考え方を練習し、定着させるものだからです。うまい人のやり方をマネするクセ、いいところを素直に吸収するクセを今から身につけておきましょう。

✔︎ 覚えているか?

 先ほどのマネに通じるものがありますが、授業などで理解して、「わかった」と思ったものは、その後、「覚えて」、使える知識とし、できるパターンを増やしていくことは大事です。

計算ゲームのジャマイカなどでも、どんどん強くなる子は、将棋の感想戦のように、「こういう考え方もできるよね」と言ったとき、よく聞いていて、「そうか〜なるほど!」と言って、パターンを覚え、取り入れていきます。逆に、伸びない子は、ずっと同じやり方をし、他の子のやり方や考え方などを聞いていません(笑)

 復習とは、ノートなどを見て、「思い出し」、「覚え直し」、「次回できるように」していくためのものです。

 最初はできないのが当たり前です。ステップクラス以降は、宿題をしっかりと、やり方を守ってやっていきましょう。

✔︎ 言葉を増やしているか?

 語彙力は理解し、考えるためのベースです。読めない、わからないというとき、語彙レベルでつまずいていることも多いです。知らない言葉や、簡単に、具体的に自分で説明できない言葉は調べるクセをつけましょう。そして、その際、いっしょに類義語と対義語をチェックし、意識的に増やしていくようにしましょう。「ふくしま式 本当の語彙力が身につく問題集」などおすすめです。

✔︎ 具体的に学んでいるか?

 中学年〜高学年になるまでは、理解するためにも、いかに具体的なものを使って学ぶかが大事です。また、どちらが大きいか小さいかがわかったり、数の大小がイメージできたりすることと、算数や数学の成績には関係があることがわかっていますが、それらは低学年での学習が肝になってきます。計算も、数が小さいときは具体的なものを使ったりするといいですね。自分でお金を使ったり、貯めたりするのも生きた学習です。

✔︎ 質問しているか?

 指示ではなく、質問することで考える力が鍛えられます。

論理力を鍛えるためには3つの軸を理解し、質問する際に活用すると有効です。

①具体と抽象を行き来する質問

「要するにどういうこと? 簡単にいうと?」

「例えば?」

②因果関係を考える質問

「なんで?」

「どうなると思う?」

③対比関係を考える質問

「2つに分けたらどう分かれる?」

「何と何を比べてる?」

慣れるまでは練習が必要ですが、ぜひ、質問力を鍛えていってくださいね。

✔︎ 説明しているか?

 「わかった?」と言っても「わかった」か「わからない」としか返ってきません(圧のある聞き方だと、きっと、わかっていなくても「わかった」になるでしょう笑)「わかった?」と聞くのではなく、「どういう順番でするんだっけ?」と聞いてみてください。手順を自分で説明できるのなら、わかっているんだなとチェックできます。

✔︎ 続けているか?

 やり方が合っているなら、あとは成果が見えるようになるまで続けるだけです。「できない」のではなく、「できるようになるまで続けていない」だけ。ぜひ、あきらめず、ゆっくりでもいいので続けてくださいね。

今回は、2021年の5月に保護者さま向けに書いたコラムの「11のチェックリスト」を挙げてみました。

ぜひ、活用し、子どもたちがどんどん自分の可能性と成長に気づいていってくれますように^^

なぜ国語が苦手だと、他の教科もうまくいかないのか?

今すぐ家庭でできる「国語力の育て方」3つのステップ

 

「うちの子、計算は得意だけど文章題になるとダメで…」

「理科や社会が「なんとなく」しか、わからっていないみたい…」

「国語って、何をどう教えればいいのか正直わからない」

 

そんなふうに思ったことはありませんか?

実はそれ、すべて「国語力」の問題かもしれません。

 

 

「一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数、あとは十以下」

 

これは数学者の藤原正彦さんの言葉で、

学力の土台が「国語」であることを示しています。

 

これには完全に同じ意見で、

RAKUTO箕面校でも、すべての学びの土台となる「国語力」を一番重視し、取り組んでいます。


そこで今回は、子どもたちの「学ぶ力」を伸ばすための、国語力の育て方について書いてみますね。

 

■ 国語が弱いと、どうなる?

 

「文章題が解けない」

「理科・社会の意味が入ってこない」

 

これは単にその教科が苦手なのではなく、「読解力」が足りていないことが原因です。

つまり、

「読んでも意味がとれていない」

「書かれていることがどういうことかわかっていない」

「聞かれていることがわからない」という状態。


そんな時、国語を伸ばすことで、他教科の理解度も大きく変わってきます。

 

■ 国語は「なんとなく」で終わらせない

 

日本語だと、「なんとなく」読めてしまったり、

漢字が読めれば文章も「なんとなく」読めたような気がしてしまうからこそ、

国語は「わかった気」になりやすい、気をつけなければいけない教科でもあります。

 

でも、本当に必要なのは、「書いてあることを正確に理解できる力」、「自分の言葉で言い換えられる力」です。

そして、これらは、正しい練習を積み重ねることで、誰でも育てることができます。

 

 

■ 国語力を育てる3つのステップ

 

RAKUTOでは、子どもの発達段階に応じて、以下の3ステップで国語力を育てています。

 

【ステップ①】語彙力をつける(キンダー、ホップ期〜ジャンプ期)

知らない言葉が多すぎると、文章の意味はつかめません。

まずは、「言葉を増やすこと」から。

キンダー期には「絵やストーリーで」、ホップ期には「その分野のものを一気に」など、時期により学び方は変わりますが、

どの時期にも大切なのが、「語彙力をつける」こと。

日常から意識的につけていきましょう。

 

✅ 具体的な方法:

  • 絵や漫画で覚える「語彙本」を常備しておいて見るクセをつける
  • 言葉づかいの違和感に気づいたら、家庭でも丁寧に伝えたり、一緒に調べたりする
  • 「下村式」などで視覚・聴覚・体感覚を使って漢字を覚える

「言葉に敏感になる」ことが、国語を育てる第一歩です。

 

【ステップ②】要約力をつける(ステップ期〜)

文の骨格(主語と述語)を見抜き、

「要するに、何が言いたいのか?」をつかむ練習をします。

これは読解力だけでなく、算数(の文章題)・英語・論理的思考にも直結する重要な力です。

 

✅ ポイント:

  • 自分の言葉で言い換える練習をする
  • しっかりと書いて確認する
  • 指示語や接続詞などもごまかさず、正確につかむ

 

 

 

【ステップ③】速読力をつける(ジャンプ期〜)

高学年になると、全体の構造をつかんだ読み方や、流れを意識した論理的な読解、比較、要点の整理ができるようになってきます。

ここで鍛えたいのが、速く、正確に読む力=速読力です。

一文一文を正確に読むだけでなく、全体を理解する力や段落を意識して読む力もつけていきたいですね。

速読が身につくと、「情報処理力」も「読解スピード」も、そして、「解く力」も段違いになります。

速読は学習の3つの武器の1つだと思っていますが、「できるかどうかで人生が変わるスキル」です。

 

■ 国語力は「一生モノの武器」になる

国語ができるようになると、勉強が「わかる」「楽しい」「もっと知りたい」に変わっていきます。

そして、「読む力」「考える力」「まとめる力」は、中学、高校、大学、そして、社会に出てもずっと使えるもの。

だから、RAKUTOでは、国語を「いちばん大事な教科」、「すべての教科の土台となるもの」として教えています。

ぜひ、お家でも意識して鍛えていってくださいね^^

 

■ 体験授業も受付中です!

RAKUTO箕面校では、

小学生が「学ぶ楽しさ」と「学ぶ力」を育てる体験授業を開催中です。

国語が苦手な子も、得意な子も、ぜひ一度体験してみてくださいね。

 

👉 体験授業のお申し込みはこちらからから↓

https://forms.gle/F4cjLVzkEtppiJaM7

👉ご質問や最新の残席状況を聞きたいなどございましたら、LINEでもお気軽にお問い合わせくださいませ

https://lin.ee/m8t8QpX

 

ではでは、また。

新留

頭を鍛えるには?

こんにちは。

RAKUTO箕面校の新留です。

ゴールデンウィークが終わりましたね。

子どもたちは(大人も?)お疲れモードな方が多いですが、いい時間を過ごせましたでしょうか?

僕はというと、

長いお休みだったこともあり、奥さんの実家にご挨拶に行ったり、

数年ぶりに好きな神社を訪れてみたり、ひさしぶりに昔読んでいた本を読み返したりと、

のんびりと過ごすことができました^^

その時、読み返した1冊が、

元サッカー日本代表で今はいろんなテレビ番組などでも活躍している内田篤人さん(ウッチー)の『ウチダメンタル』。

『ウチダメンタル』

https://amzn.to/44wSHrF

その中に昔から好きな中田英寿さんとの対談があるのですが、

ウッチーが、

「日本ではメンタルというと、胸のあたりだと解釈されていますよね」というと、

ヒデさんが、

「メンタルは頭だよね。頭が強くないと」

「トレーニングというのは頭を鍛えて意志の限界を引きのばしてあげることにあると思う」

「頭のトレーニングのための、身体のトレーニング」

「意志は目に見えないから努力したか、成長したかわからないけれども、身体のトレーニングはやったかどうか、目に見えて結果が残る。でき上がった身体は極端にいえば、頭のトレーニングの副産物」

というのです。

勉強ができるようになろう、賢くなろうと思うと、

勉強ばかりをしてしまいそうになるのですが、

保護者さまや子どもたちに言うのが、

そして、受験生の子どもたちにも言っているのは、

「5年生、6年生になっても、運動系の習い事は続けられるなら、続けた方がいい」ということ。

これには、勉強をするには体力がいるし、受験は体力勝負なところがあること、

そして、何よりも、『脳を鍛えるには運動しかない!』という本もあるように、

運動というのは脳を鍛えるからなのですね。

運動をすることでドーパミンが放出され、集中力がアップします。

まわりの雑音をシャットダウンする効果もあり、ADHDや多動気味の子には特に有効だとも言われています。

そして、運動は脳の成長にも関わるので、「体力=知力」といっても過言ではないくらい運動って大事なのですね。

実際、アメリカの小学3年生と5年生を対象にした研究でも、

「体力のある子は算数と読解のテストで高得点」という結果が。

また、約1万人を対象にした調査でも「体力的にすぐれた子は算数と英語の点数が高い」という結果が出たりしています。

運動をすることで記憶を司る「海馬」が成長し、体力のある子は「海馬」が大きかったそうです。

研究ではたった「4分」の運動を1度するだけでも、1時間は集中力や注意力、認知機能、学力(特に算数)が上がることもわかっています。

運動は勉強のベースとなる体力をつけるだけでなく、

脳を鍛えられる。

そして、怠けたい気持ちに勝つメンタルも鍛えられる。

ぜひ、勉強だけでなく、

身体も鍛えていってくださいね。

僕もめんどくさいなとジムをサボりたくなる気持ちにウチダメンタルで臨みたいと思います(笑)

ではでは、

今週も半分を過ぎましたが、いい1週間になりますように^^

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学びの土台

こんにちは。

新留です。


少し前のこと。

4月から入学した3年生の女の子に、

「下にお父さんがお迎え来ているよ〜」と声をかけたところ、

「待たせとくから大丈夫!」と返事が来ました。(言い方笑)


「何か残ってやることあるの?」と聞くと、

「気になった問題があるから、残って先生に質問したいの!」ということでした。

入学前、お母さんが、

「うちの子、慣れるまで時間かかるかな?」と心配していて、

初回の授業はちょっと緊張して表情が固かった子が、

まだ1ヶ月経っていないのに、授業中もどんどん発表し、

残って質問までする様子を見て、もう、すっかり慣れたな〜と嬉しくなりました^^


「学校ではおとなしくて…」

という子や、

「慣れるまで時間がかかるかも…」

という子が、

早い場合、初回の授業から、どんどん自分を出し、

何なら、自己開示をし過ぎて、お母さんから「言い過ぎ!」と言われているのを見ると

(実際に2月に入学した子がそうで、1回目の授業でその子の親戚のことまで知ってしまいました笑)、

自由に学ぶための土台ができたなと思い、嬉しくなります。


「心理的安全性」があることで、

恥をかいたり、罰せられたりすることを恐れなくなるので、たくさん試行錯誤できるようになります。


「心理的安全性」があることで、

素直に意見ができるし、フィードバックを受け入れやすくなるので成長が促進されます。


「心理的安全性」があることで、

自己開示ができ、受け入れられる経験をすることで、信頼が深まり、他の子とも協力できるようになります。


教室に来る子たちが、どんどん安心感を感じ、

(5年、6年いる子たちは、自己開示のし過ぎで、家族のことまで知り過ぎている気もしますが、、、笑)

これからも、

自分を出し、

学ぶ楽しさを感じ、

自分の持っている才能や能力を高めていってもらえたらなと思います。


ではでは、

もうすぐゴールデンウィークですね。

素敵な休日になりますように!

天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。

こんにちは。

新留です。


新学年が始まり1週間ほど経ちましたね。

疲れなどたまっていませんでしょうか?

新しい環境になるというのは、

ワクワクすることもあるけれど、ストレスも多いもの。

無理をなさらず、お過ごしくださいね。


少し前のこと。

タイトルにもなっている『インプット・ルーティン 天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。』という本を読みました。

音律を発明したのはギリシャの数学者ピタゴラスで、

中世では音楽は教養教育の「数学」のなかに入っていたことや、

ハーバード大学は音楽学科が設立されたのが全米でもっとも早く、

スタンフォード大学では、演奏、作曲、音楽理論、合唱などの科目が多く、年間150以上のコンサートが開催されていることなど、

数学者や世界最高の頭脳が集まる大学が「音楽」に力を入れているという話がおもしろかったりして、

『ピアニストの脳を科学する』や、『ハーバード大学は「音楽」で人を育てる』という本のことなどを思い出し、

子どもは基本的に好きなことをしたらいいと思っていますが、「音楽」にはふれてもらいたいなと思ったりしたのですが、

この「天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。」というのは、本当にそうだなと思います。



一部の方達向けに行なっている個別面談で、

保護者さまに、「子どもの未来のこと」や「半年後、1年後の子どもの姿」というものについて考えてもらったりし、

いろんなビジョンや目標を考えた後、

「習慣」について考えてもらうのですが、

賢い子は賢くなる習慣があるし、

合格する子には合格する習慣があるのですよね。

「そうなることをやっているから、そうなる」

シンプルなことなのだなというのをいつも感じます。



スケジュールというのを見れば、

その人の優先事項がわかるし、

スケジュールというのは、

今、その人がどこに向かっているのかを映し出しているのですよね。


例えば、

帰ってきて、すぐに遊びに行っているのなら、

それは「遊び」が優先されているということで、

高い目標を持っていたり、口では言っていたとしても、

行動として、そこには向かっていないので、

そこに到達することは難しいと言えます。


少しずつ、いい感じに習慣ができ始めている子たちもいて、

これから、どんな風に現実が変わっていくのか、楽しみだなと思ったりしています。


ではでは、今週もいい1週間になりますように^^

新留