春期講習2023のお知らせ

注目

ただ知識を覚えるのではなく、

「なんでだろう?」

と仮説を立て、ディスカッション!

学んだことを実際につくってみて、

体感的に学んでいくから楽しいし、

記憶にも残るRAKUTOの季節講習。

学ぶことが好きに、

そして、どんな時代でも自分で学んでいける子になるために。

そのためには、

勉強の始め方、学び方……

いい種のまき方が大切。

今回の季節講習は、

国語、算数、理科の3教科で開催します!

「勉強って楽しい!」

そんないいスタートの春になりますように^^

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※お申し込みは申し込みフォームよりメールにてお申し込みください(24時間受付中)

(学年など必要事項をご記入の上、お問い合わせ欄に「春期講習」と「ご希望の日程(A日程、B日程)、教科(国語、算数、理科)」をご記入ください)

※円滑なやりとりのため、メールでのお申し込みのみとなっております。ご質問などもお気軽にお寄せください

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※A日程、B日程ともに同じ内容となっております

※「どの教科を受講したら?」と気になった際はご相談ください

※高学年講座の時間割は別途ご連絡させていただいております

※お昼を挟んで受講される方は教室で昼食をとることができます

※春期講習期間中、通常授業はお休みです

【対象】

小学校全学年

【受講料(1教科:60分×4コマ】

RAKUTO生11,000円(税込)

一般生13,200円(税込)

※別途、各教科教材費として1,650円(税込)がかかります

※高学年講座は教材費が異なります

【お申込方法】

申し込みフォームよりメールにてお申し込みください(24時間受付中)

(学年など必要事項をご記入の上、お問い合わせ欄に「春期講習」と「ご希望の日程(A日程、B日程)、教科(国語、算数、理科)」をご記入ください)

※円滑なやりとりのため、メールでのお申し込みのみとなっております

【お申し込み後の講座キャンセルについて】

お席の確保と教材の準備がございますので、お申し込み後のキャンセルはご容赦くださいませ。

キャンセルの際の料金は以下のようになります。

開催1週間前〜2日前まで:テキスト・教材費を頂戴いたします。

前日・当日のキャンセル:受講料、テキスト・教材費全額を頂戴いたします。

【お問い合わせ】

・気になる点、ご不明な点などございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお寄せください。

お問い合わせフォーム

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「知るって楽しい。考えるって面白い。そして、できるようになるってうれしい」

そんな春になりますように!

「合っていること」と「やらされること」

こんにちは。

新留です。

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まもなく、RAKUTOの春期講習の募集を開始します!

今年は3/29,30のA日程、3/31.4/1のB日程の2つの日程になります。

今回は、国語「言葉力のアップ」、算数「規則性と周期性」、理科「電気の不思議」の3講座です。

(読解力や中学受験のための高学年用講座もございます)

お楽しみに!

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このところ、2,3年生の保護者さまから問い合わせや体験などをよくいただいています。

RAKUTOでいうと、ホップクラスやステップAクラスという時期(その子に今、合ったクラスというのは違いますので大体ですが)。

ホップクラスからステップAクラスへの慣れというのが子どもたちが体感する壁の一つだったりするのですが、

大きく成長する時期であり、つまづきやすい時期でもあるのですよね。

年中さん、年長さんから通っている子たちなどはステップAクラスには早ければ新3年生から入ったりしますが、

ちょうど2、3年生というと思考の発達段階でいう「具体的操作期」。

目に見える具体的な物を使って理解し学んでいく時期であり、

抽象的なことを学び出したりするのに、まだ発達段階的には難しかったりと、「合っていること」と「やること」にズレがあったりするのですよね。

ですので、理解にも、すんなりできる子と、なかなか体感として理解できなく気持ち的に「わからない〜」とネガティブになってしまう子が出てきます。

視覚的な子や、言語にあまり興味がない子、語彙が少ない子などだと特にその傾向が強くなったりします。

段々と、自分の頭で考え、自分で学べるようになってきますが、やり方を間違ったり、早くから難しいことをやったりしちゃうと、

ネガティブなことにもなったりします。

才能に頼ってきた子なども苦労したりますが、ここで腐らずに、粘り強さなども身につけていくことが大事だったります。

みんな成長の時期や強みというのはちがうので、その子らしさを尊重したやり方でやっていってあげたいなと思います^^

自分で乗り越える大切さ

こんにちは。

新留です。

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来週より、RAKUTOの春期講習の募集を開始予定です。

今年は3/29,30のA日程、3/31.4/1のB日程の2つの日程となっております。

もう少々お待ちくださいませ^^

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先日のこと。

ある男の子から、

「ぜんぶ覚えてきたで〜」

と声をかけられました。

ステップクラスになると、

語彙を積極的に増やしていきたいため、

ことわざや慣用句、四字熟語、類義語や対義語を覚えていくのですが、

ことわざの覚えるものを買って、ぜんぶ覚えてきたというのです。

前の週に、

「全然知らない、、、」

とショックを受けていたのですが、そこで終わらず、

やってみようと修正してきたのです。

もちろん、1回やっただけや、1週間で覚えられるものでもないのですし、

本人が思っていたよりは覚えられていなかったとは思うのですが、

前回とは大違いな結果。

その後の授業の様子を見ていても、

大きな成長があり、

やったら変わるんだなという実感があったようでした。

種を撒いたとき、

すぐに芽が出る子も、少し時間が経ってから芽が出てくる子もいますが、

何人かの子に徐々に火がついていっているのを見られてうれしいです。

言葉というのは「考える」、「読む」の基本となるもの。

自分の成長段階、自分に合った学び方で、

じっくりと力をつけていってもらえたらと思います^^

「逃げ恥」と「呪い」の話

こんにちは。

新留です。

Netflixに『逃げ恥』(逃げるは恥だが役に立つ)があるのを知り、先々週くらいからコツコツと見始め、ようやく、昨日、スペシャルまで見終わりました。

『逃げ恥』というと、社会現象になっているときはまったく見ておらず、
(テレビがない生活を10年以上続けていたので)

2020年の年末ごろにAmazonプライムかどこかに出てきたのを目にして、たまたま見て、どハマりしてしまいました。

2021年のお正月のスペシャルが見たい、テレビがない、ああ、どうしよう……となり、『逃げ恥』を見るために10年ぶりくらいに漫画喫茶に行くぐらいに……(笑)

当時は本編で毎話泣いていましたが、

ひさしぶりに見ると、

当時は社会問題を盛り込みすぎてお腹いっぱいだなと感じたスペシャル版がすごく今の自分に響き、見終わった後、

「いや、よかった……」

「ほんまに、よかった……」

とブツブツ言っていました(笑)

ドラマや小説など、自分のライフステージなどによって、響くところが変わるのがおもしろいですね。

そんな大好きな『逃げ恥』なのですが、

その中で、アラフィフで仕事をバリバリしている独身の石田ゆり子さんが、自分に突っかかってくる若い女性に言うセリフがあります。

私たちの周りにはね、たくさんの呪いがあるの。
あなたが感じているのも、そのひとつ。
自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい。

これは嫉妬し、「若さ」に価値を見出す女性に向けたセリフですが、

こういう「呪い」というのは、教育業界でも、まわりにたくさんあるなと思います。

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「いついつが大事な時期」

「急がないと間に合わない」

「もう、みんなは始めている」

「なになにちゃんはもうこんなことをしている、できるようになっている」

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でも、それって本当なのでしょうか?

そうじゃなきゃダメだったり、ムリなのでしょうか?

そういうことを話すときって、

その子自身のことを見ているのではなかったりするのですよね。

人にはそれぞれ才能の形も、学びやすい形も、伸びる時期もあります。

競争社会に生きていると、自然と比べるようになってしまいますが、

比べるというのは、落ち込むためのシステムで、

比べるときというのは、基本的に落ち込むために比べているのですよね。

そして、その世界にどっぷり浸かっていると、

安心や安全のなかでいることが難しかったり、

無意識に、落ち込むための情報集めに走ったりします。

「比べる」って、基本、「落ち込む」や「不安」とセット。

例えば、

僕のような状況だと、

平匡さんと比べて、

星野源さんと比べて、

風見さん(イケメン役の大谷亮平さん)と比べて……

というような感じだと落ち込むに決まっています(笑)

なぜか、比べるときって、

石田ゆり子さんと比べて、

ガッキーと比べて……という風には比べないのです。

属性があまりに違うので。

『逃げ恥』を見ながら、まわりにある呪いについて、何だか考えさせられ、

誰かと比べてどれぐらい賢いか? ではなく、

その子はどんな風に賢いか?

そういう視点で、これからもやっていきたいなと思ったのでした^^

学び方を変える時期

こんにちは。

新留です。

先週より、新しいクラスが始まりました。

ホップクラスから、ステップクラスへ。

ステップクラスから、ジャンプクラスへ。

勉強のやり方も変わるので、子どもたちはちょっとよそよそしかったり、戸惑ったりしています。

いちばん大きな変化があるのが、ホップクラスからステップクラスへ変わったときです。

「考える」時期のスタートなので、

今まで歌で学んだり、体感で学んでいたのが、

自分で読んだり、図にしてみたり、調べたり、という風に変化していきます。

初回の授業、

子どもたちは戸惑いながらも、

「わからない〜」

「これ、おもしろいな〜。次のもやろうよ」

という子など様々で、

ここはちょっと苦手そうだな、

ここに興味や才能がありそうだな、

など、

こちらは事前に想定していた通りのことや、

意外にやってみてすぐに順応しているしおもしろがっているな、などみんなの反応を見ています。

これから、どうみんなが試行錯誤しながら成長していくのか楽しみです。

さて、

ステップクラス以降は、言葉を理解しながら意識的に増やすことをしてきますが、

語彙力というのは本当に大事になってきます。

事前に、おすすめの本なども共有させてもらい、

「早速買いました〜!!」

というご報告もたくさんいただいていますが、

考える前に、まずは言葉を、単語を知っているということが大事なのですね。

読書の第1段階は「単語の識別」です。

英語や外国語で考えるとイメージしやすいですが、

単語がわからないと、その文が何を述べているのかがわかりません。

大人でも、知らない単語だらけの英文や洋書だと読む気がなくなってしまいますが、子どもにとっての日本語も同じなのですよね。

音読が苦手という子もいますが、眼球運動に問題がある、という場合も考えられますが、ほとんどの場合は、

「読む単語が難しいから注意がそれてしまう」

ということが原因なことが研究でわかっています。

授業でもどんどん新しい題材にふれていきますが、

お家でも、絵本や漫画など、どんなものでもいいので、まずはいろんな言葉や単語にふれていってもらえればと思います。

ホップクラスの時期、6歳〜10歳くらいになると、

やさしいものでもいいので、自分で、毎日、本を読む習慣がついていくといいですね。

といっても、最初は自分で読むのが難しいという場合もあると思うので、

そういう場合は、最初の方はまわりが読んであげても大丈夫です。

人と一緒にやるのが好きな子や、音の方が入りやすい子もいるので、

学びやすい形で、この時期に、いろんな言葉に、好きな本に出会うという経験をしてもらえたらなと思います。

YouTubeやゲームなど、誘惑も多いので、

習慣化するためには、

「毎日20時からは読書の時間で、リビングで、みんなで好きな本を読む」

など、時間と場所をブロックすると、できたかできていないかがわかりやすいですし、続けやすくなります。

いろんな形で、そして、楽しみながら、家族で言葉にふれる、本にふれる経験をしていってもらえたらなと思います。

新しいクラスのこの1年で、子どもたちの語彙力、読解力がどんな風に変化していくのか、楽しみです^^

カラフルでいろんな媒体からの情報が。すばらしいです^^

脳にとって力になるか、邪魔になるか

こんにちは。

新留です。

少し前のこと。

数年前からいろんなことを教えていただいている方に、

「今年はどこどこの方角にあまり背を向けて座らない方がいいよ」

ということを教えていただきました。

理由は聞くのを忘れてしまいましたが、そうなのか! と思い、

調べてみると、ちょうど家の書斎の椅子がそちらに背を向ける配置に。

これは変えようと(意外に素直なところもあります)、

すぐに机と椅子を移動させ、部屋を新しい配置にしました。

何だか気分もいい感じです(笑)

果たして机と椅子の向きがどう影響するのかはわかりませんが、

環境というのは集中力や吸収力に大きく影響します。

視覚的に散らばった環境のなかでは気が散ってしまいますし、イライラし、集中することは難しいでしょう。

基準は、

「シンプルで明確か」

いらないものが少なく、整っていて、そこは何をする場所なのかがわかるといいですね。

子どもは5,6歳で2つ、7〜9歳で3つ、10〜12歳で4つなど、

まだまだ頭の中で処理できる指示の数が少ないというのもあり、

余計なものはなく、どこに何があるのかがすぐにわかる環境の方が気が散るのを防げます。

学習する場所にテレビやゲームがあるのはきびしいでしょうし(僕なら100%誘惑に負ける自信があります)、

椅子なども長時間座っていられるもの、姿勢が良くなるものの方がいいですね。

もっとこだわると、学習に適切な室温や湿度などもあります。

僕も教室では見ていても、さすがに自宅ではそこまできびしく見ていませんが(笑)

どこまでこだわるのか、こだわれるのかはそのお家の状況にもよると思いますが、

よかったら、

「この環境は脳にとって力になるか、邪魔になるか?」

という視点で、一度、学習環境など見直してみてくださいね^^

ハロウィンの仮装週間でした

こんにちは。

新留です。

RAKUTO箕面校では10/22〜10/28までの1週間、毎年恒例の仮装週間でした。

この期間は、先生も、子どもたちも、仮装をしながら授業。

毎年、たくさんのおもしろい仮装やかわいい仮装で溢れ、子どもたちのテンションも高い1週間です^ ^

今年も、去年のクオリティをさらにアップし全身手作りの仮装をしてきた子や、

「仮装大賞(毎年、先生たちがこれいいね!という子を表彰しています)を狙う!」と、傾向と対策を練り(!!)、家族プロジェクトとして参加してくれた子など、たくさんの素敵な仮装があふれました。

子どもたちの要望を叶えるために夜なべをして(?)案を練ったり準備を手伝ってくださった保護者さま、

衣装に投資(笑)をしてくださった保護者さま、ありがとうございました。

高学年の子たちのなかには「恥ずかしい!」と言いつつ、

やらなかったら後悔するし……と勇気を出して仮装してくれた子もいて、恥ずかしそうにしながらも、ちょっといい笑顔でうれしかったです。

先生たちの今年のテーマは「マリオ」でした。

僕自身はマリオを仮装に選び、「オーバーオール」という言葉を女性の先生に教えてもらいながら、

(あのマリオが来てる長いやつなんて言うの? つなぎ? というと、「オーバーオールですよ」と冷たく言い放たれました。。。)

初めてのGU、それも女性モノのコーナーに行き、

「あの、これってどこにありますかね……?」

と、スマホを店員さんに見せながら挙動不審に探し回り、冷や汗をかきながら準備した結果、

女の子に、

「先生、今年、手抜きじゃない?」

と冷たく言われました。。。

あの冷や汗はいったい。。。

負けてなるものかと、めげずに土管もつくったり(その日に子どもたちにボコボコにされましたが)と改善の日々でした。

こちらが照れたり恥ずかしがったりすると、子どもたちも100%で楽しめないので、

先生たちも、子どもたちに負けずに準備。

楽しむ姿勢、失敗にめげずに改善していく姿勢を見て、楽しんでもらえたならうれしいなと思います。

今年も楽しい1週間をありがとうございました!

また来年^ ^

(ハードルが年々上がるのを感じつつ)

背中を後押しするちょっとした一言

こんにちは。新留です。

先日の授業でのこと。

国語で読んだ問題文に、

「頑張るという言葉は励ましになるときとならないときがある」

という話が出てきました。

そこで、子どもたちと、

「どんな声かけをされたらうれしい、頑張れる?」

「どんな声かけだとイラッとくる?」

ということを話し合っていたのですが、

まあ、それが出てくる、出てくる……

「イラッとくるもの」がどんどん飛び出し、

職場のお局さんに日々ねちっこい嫌がらせを受けているアラサーOLさんかな?

共働きで自分も忙しく働いているのに家事や育児を手伝わないで口ばかり出してくる旦那を持った奥さんかな?

というぐらい、いろんな愚痴が飛び出しました……

小学生も大変ですね、、、

小学生とはいえ女の子に口喧嘩で勝てる気がしません、、、

ひとしきり、みんなのイラッときたトークを聞いたあと、

「じゃあさ、どんなとき、頑張ろうって思った?」

というと、

「マラソン大会で最後の方疲れたとき、『あともうちょっとだよ! がんばって!』といわれたときはうれしかった」

という声がありました。


以前、同じクラスで、

「ペットボトルの水を5000円でも買う可能性あるよね」

といったとき、

「あるわけないやん〜」

といったので、

「じゃあ、〇〇ちゃんの好きなアイドルの誰々が、〇〇ちゃんの名前をいいながらジュースを渡してくれるとしたら?」

「買う」

と0.2秒で答えた4年生の女の子のように、

何を言うかではなくて、誰が言うかだということもありますし、

ひょっとしたら、そのマラソン大会で声をかけてくれた子が仲のいいお友達だったり、気になる男の子からだったからよりやる気が出たのかもわかりませんが、

その子がかけてくれた言葉は、実は、言葉がけとしても、やる気を出していくのにも効果的だったりします。


人って、ゴールが近くになってきているときに「もう少しだよ」といわれると、背中を押されるものなのです。

逆に、スタートしたてのときは、「どれくらい進んでいるか」がわかると、やる気が出たりします。


達成率が50%に達するまでは「もう」、

達成率が50%を超えたあとは「あと」。


まだ始めたばかりのときは、「できたこと」に意識を向け、

終わりが見えてきたら「残り」に意識を移す。

小さい数字の方に意識を向ける。

それだけで、やる気って変わってきたりします。

子どもにやる気を出してほしいとき、声かけの際に、「もう」と「あと」を使い分ける。

ちょっとしたことですが、子どもたちのやる気に差が出てくることなので、ぜひ、活用していってくださいね。

もちろん、ダイエットなどの際に、

「もう1キロも減ってる!」

「あと2キロで目標体重だ!」

というような使い方にも活用できますのでよろしければ(笑)

海辺のイケメン

こんにちは。

新留です。

先週末のこと。

その日は朝からとても天気がよく、気温も20度前後と最高の散歩日和。

これは海でも見に行くしかないと、大阪北港マリーナに行ってきました。

目の前はヨットハーバーという最高の景色である「ヘミングウェイ大阪」に少しランチの時間をずらした2時に到着。

のんびり休日のランチを楽しむことにしました。

あらかじめネットで検索し目星をつけていた「牛ランプステーキ300g」のランチセットを頼み、最近ではあまり見かけることのないドリンク「スプライト」に心躍らせ、空いている席を探し、ボーっと目の前の海を眺めながら、料理ができた時に呼び出される用のブザーが鳴るのを待ちます。

手渡されたブザーの番号は11番。

オーダーをする時、お客さんの並んでいる数の割にキッチンが小さく、スタッフさんも少ないのが見えていたので、少し待つかもしれないな〜と思いながら待っていたのですが、なかなかブザーは鳴りません。

(けっこう時間がかかっているな……)

と思いつつ、まわりを見渡していると、たくさんのカップルや家族づれ、

「職業クリエイティブ系です」というようなスタイリッシュな格好をした人たちばかりで飲み会をしている団体(パリピ集団と命名)、

プールサイドでなぜか彼女の足をずっとマッサージしている筋肉隆々な男性(てもみんと命名)、

「天才」スラムダンクの桜木のセリフが書かれた派手な赤いTシャツを着ているのになぜか持ってきているのがサッカーボールという中学生ぐらいの子とその家族とお友達など、個性豊かなお客さんが。

勝手にそこにいたお客さんの背景やストーリーを想像し、ご飯ができるまでの時間をつぶしていました。

ですが、なかなかブザーは鳴りません。

天気は良いのですが、少し風が冷たかったので屋内に入り、ソファー席でぐでっとしていると、

となりのソファー席には、東大医学部在学中に司法試験に一発合格したり、英検や数検1級を取得したり、「頭脳王」で優勝したりなどで有名な河野玄斗さんそっくりのイケメンと、その彼女らしき女性が。

その河野玄斗似のイケメンはくるぶしを出したズボンを履いており、「イケメンだけに許されるズボン……」と思って眺めていると、何やら、ソワソワしています。

くるぶしが出ていて寒いわけではなく、どうやら、料理が全然出されず、イライラしているよう。

見ると、ブザーには「6」という数字が書かれています。

「6」なのにまだ待っているんだ……?

「11」ってどうなるの……? ディナー……? 

と一抹の不安がよぎったのですが、特にその後の予定を決めているわけではなかったので、のんびりとまわりを眺めながら、過ごしていました。

その間にも、となりのくるぶしイケメンはイライラ、そわそわ……ついには、キッチンにまでどうなっているのか聞きに行ったようでした。

あの、機嫌が悪いひとが近くにいる時の独特の緊張感のある空気、わかりますでしょうか。左数メートル先に、あの空気が満々に漂っていました。

話も盛り上がっているような感じがありません。

それから数十分待ち、ようやく、となりのカップルのブザーが鳴り、男性が急いで食べ物を取りに行ったのですが、急いで食べ、風のように去って行きました。

待っている間も、食べている間も、彼女はあまり楽しそうではありませんでした。

目の前にはきれいな海。

少し風は冷たいけど、最高の天気というシチュエーションなのに……。

余裕がないばかりに、目の前にあるすばらしいものに気づけなくなっていたのですね。

これって、僕らの普段の生活や仕事でもあることだなと思いました。

ひょっとしたら、くるぶしイケメン君は、その後に、何か大事な用事が詰まっていたのかもしれません。

その後に勝負ディナーを仕込み、ここでの食事はあくまで余興、軽く済ませる予定でお腹を満タンにしていてはいけない計算だったのかもしれません。

くるぶしから冷たい風が入りこみ、風邪を引きそうでしんどかったのかもしれません。

でも、目の前にはきれいな景色やすばらしい環境があり、となりには(おそらく)大事な彼女がいるのに、目の前の料理が出てこないということにイライラしていて、その大事な時間、大事な人との時間を楽しめていないようでした。

何より、いっしょにいる相手が全然楽しそうではありませんでした。

ひょっとしたら、そんな機会は、滅多にあるものではないかもしれないし、ひょっとしたら、一生ないかもしれない時間なのかもしれないのに、その大切な時間を味わえていませんでした。

ただ、料理が出て来ないというだけなのに。

ひょっとしたら、彼は2日間何も食べておらず、空腹すぎたのかもしれませんが……。

まあ僕も空腹のなか料理が出てくるまで1時間待ちましたが……ええ……。

良いところがあまり見えなくなっていたり、悪いところばかりが目につくとき。

それは余裕がなくなっているときなのかもしれません。

僕らの仕事でも、授業中に進めたいカリキュラムや教えたいことはありますが、やらなくちゃいけないことだけにとらわれて余裕がないと、

子どもたちの中からふっと出てきた大事な好奇心や疑問、おもしろい質問を見逃したり、せっかくの学びの機会を逃してしまうかもしれないな。

きちんと余裕をつくって、目の前にある素敵なものに気づけるように生活をしていきたいなと思った出来事でした。

余裕や空白って埋めたくなるものですが、それらって、実はいちばん豊かなものなのかもしれませんね。

(目の前には海とバブリーなプール)

地味な男性と派手な女性のその後

こんにちは。

新留です。

以前、梅田のヒルトンプラザウエストにある「グランカフェ」にアフタヌーンティーをしに行った時のこと。

そのカフェは、6階にあり、天井高は7mほど、まわりはガラス張り。

改装されてきれいになったJR大阪駅が見えたりと景色もよく、昼は開放的な雰囲気、夜はおしゃれでムードもあり、というお店なのですが、

その雰囲気の良さもあってか、お昼はマダムのみなさまのお茶や、恋人たちのデートなどでよく使われているようでした。

その時も、まわりを見渡すと、どうやらデートをしている人たち、

それも、出会い系アプリやお見合いなどで初めて対面したような雰囲気の方たちがちらほらいました。

(あの、実際に会うのははじめまして…の手探りな雰囲気わかりますでしょうか)

店内は満席で、外の椅子にも待っている方たちが数組いるような時間帯。

4組ぐらいがそんな感じのちょっとした緊張感とぎこちなさ、ワクワク感があるような雰囲気を出していたのですが、中央の丸テーブルを囲む1組の男女がとくに目を引きました。

男性は30代後半から40代前半ぐらい。シャツにニットを合わせ、ズボンは短めで靴下が見え、背筋はピシッ。

背中に「真面目」と書いてあるような方。

かたや、女性は20代後半から30代前半。茶髪でクルクルな髪型、派手めな服装と、一見すると、夜のお仕事をされている方なのかな? というような方でした。

2人。

丸テーブルを囲み、とんでもなく距離が空いています。

ほんと、

「男性  ○  女性」

みたいな感じ。

「心の距離は実際の距離に出るな……」

と目の前に大量に並べられたケーキをばくばく食べながら観察していたのですが、

他にもいた数組のはじめましてなペアを観察しつつ、少したち、そのお二人のところに視線を戻すと、先ほどとは変化が。

男性が前進していました。

「男性○   女性」

のような感じ。

いつの間にか、肘がテーブルの上に乗るまでになっていました……!!

さっきまで、手を礼儀正しく膝の上に置き、Amazonの大きな段ボール箱一箱分ほどテーブルと離れていたのに……。

めっちゃ距離詰めてるやん!!

と思わず二度見してしまいましたが、

残念ながら、女性の椅子とテーブルの距離はAmazonの段ボール箱ぐらい離れたままでした。。。

そんなお二人に2回目があったのかどうかはプリンセス天功さんが最近どうされているのだろうかというくらい気になるところですが、遠くから観察しているからわかることって多いです。

保護者さまから、

「ダメです。勉強を見ているとイライラしてしまいます……」

とご相談されることがありますが、基本的に、親が子どもの勉強を見るのは難しいです。

それは家族だから主観的に見てしまうということもありますが、心理的にも、自分のことを認められていなかったり、自分の中がクリアになっていないと、曇ったメガネで見るようなもので、等身大に見えないからです。

「近くで見ると毛穴開いてるな」

みたいに、近くだから目につくことってあります。

悪いところというのは目につきやすく、逆に良いところは見えにくくなるものです。

RAKUTOに通ってくれている保護者さまの中には、有名な進学塾で先生をされている方もいらっしゃいますが、その方たちも、自分の子どもの勉強は見ない、見れない、とおっしゃいます。

子どもの良いところがあまり見れていないな〜、きびしくなってしまってるな〜というとき。

そんな時は、カフェで気になるペアを観察するように少し物理的に、時間的に距離を空けてみたり、おいしいものでも食べて、ゆっくりしてくださいね。