※子どもたちや教室の様子など、Facebookページや、こちらの記事にて、ご覧いただけます
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この度はホームページをご覧いただきありがとうございます。
RAKUTO箕面校は、
10月8日(火)から10月9日(水)まで、
秋休みとなっております。
その間、お電話など通じず、
また、いただいたメールの返信なども10月10日(木)以降となります。
ご了承くださいますようお願い申しあげます。
なお、休み期間中でも、体験授業のお申し込みなどはメールにて可能となっております。お問い合わせフォームよりお申し込みください。
※返信は10日(木)より、順次行います。
RAKUTO箕面校
「先生、うちの子、国語力というか読解力が弱いと思うんですよね。算数のテストでも文章になると、これ、数字てきとうに計算しただけなのでは? ってのがよくあるんです」
という相談を受けます。
テストを見せてもらって、その問題を解くのに必要な力ごとに分類、どんなことを書いているのかを見てみると…うん、読んでいないのでしょうね(笑)
国語力や読解力が、社会に出てから必要なのはもちろんですが、
勉強面においても、センター試験が今回で最後になり、新しく始まる大学共通テストで国語と数学の記述式問題が導入されるなど、読解力や記述力、
「相手が書いている、いっていることを正確に理解する」力、
「それに対する適切な答えや自分の考えを相手に伝わるように書く、話す」力はますます必要になっていっているのを感じます。
おもしろいのが、国語力は、日本でよく長時間労働などの問題の際、取り上げられることも多い仕事の「生産性」にもつながっているかもしれないということ。
無印良品のアートディレクションをしているデザイナーの原研哉さんと、工業デザイナーの阿部雅世さんの対談本『なぜデザインなのか。』のなかに、ある企業の工場で働いている人たちの仕事の能率があまりに悪く、試しに国語のテストをしてみたら、とてつもなく成績が悪かったという話があります。
そこで、国語教育を始めると、俄然、仕事の能率がよくなったのだそう。勉強だけでなく、仕事にもつながるとなれば、これは鍛えないわけにはいきません。
教室でも、全然読めなかったり書けなかったのに、しっかり内容を理解し、記述問題でも半分以上は書けるようになった子がいますが、その子たちがどうやって読めるよう、書けるようになったのか。
そこで大きな役割を果たしたのが「語彙力」。まず、語彙力をつけることをしていきました。
国語の説明文や論説文を読むためには、難しい言葉を知らなくては意味を理解できませんし、物語文を読んでも、出てくる名詞や動詞を知らなければ何が起こっているのか理解できません。感情語を知らなくては登場人物がどんな気持ちになっているのかがわかりません。
シカゴ大学の教授であったM.J.アドラーによると読書の第一レベルは「単語の識別」だそう。単語がわからないと「その文は何を述べているか」がわかりません。
ですので、ホップ、ステップ期、年齢でいうと10代の始めまでにたくさんの単語を知っているといいですね。
以前、物語文を読んでいるときに「何が起こっているのかわからない」という子がいました。質問していくと、読めるけど、それが何を表しているのかがわからないので、状況も、気持ちもわからなかったよう。
「こういう状況で、こんなことが起こったんだよ」ということを説明してあげると、「あ〜そういうことか!おもしろい!」と、いままでつまらないと思っていた物語のおもしろさがわかったと言っていました。
音読が苦手という子がいると眼球運動に何か問題があるのでは? と思ってしまいますが、研究によると、「読む単語が難しいから注意がそれてしまう」ということが多いことがわかっています。大人でも、知らない単語だらけの英文を見たら、読む気が無くなってしまいますよね。
RAKUTOでいうステップクラスの子たち、中学年以降の子たちは、漢字や言葉に意識的にふれる機会を設けていますし、お家でも、「意識的に」言葉を増やすトレーニング、「語彙トレ」をするようにおすすめしています。
絵本、漫画など、何でもいいので、まずは単語にふれていってくださいね。
絵と文字がペアになっているものだとイメージしやすくていいですね。漢字も「下村式」など、元となった絵などのイメージが書かれているものだと覚えやすくていいです。
読み書きの基本となる「漢字」の覚え方に関しては、2018年に中国で行われた研究により「視覚」と「聴覚」を使うことで、もっとも良く、短い時間で覚えられるという結果が出ました。
「その漢字がどんな風にできたかを見て、音読しながら、形を見て書く」というのがいいので、下村式の「となえておぼえる」「となえてかく」シリーズなど、よくできているのでおすすめです。
「好き」とつなげるのも有効です。
ある男の子は「歴史」が好きで漢字を覚え、ある男の子はゲームが大好きで、ゲームの攻略本を読むために漢字を覚えていきました。
趣味は「長期記憶」なので、覚えられるし、知りたいという積極性も生まれます。この時期は好きや趣味を通して言葉を増やしていってくださいね。
教育者の齋藤孝さんは『語彙力こそが教養である』の中で、語彙について、
「より多くの語彙を身につけることは手持ちの絵の具が増えるようなもの」、
「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる」
とおっしゃっています。
大量のインプットで語彙が豊富になり、みんなの世界がどんどん彩り豊かになりますように。(にいどめ)
こんにちは。にいどめです。
3連休の最終日、梅田で『トイ・ストーリー4』を見てきました。
トイ・ストーリーは1から3まで見たことがなく、キャラクターについてもウッディとバズ・ライトイヤーという名前を知っているぐらい。
だったのですが、見てみると、教育や子育てに関してすばらしく参考になる映画だなと感動したので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。
(以下、トイ・ストーリー4について若干のネタバレとエンディングについての記述がありますので、これから見ようと思っている方、まだご覧でない方は見ない方がいいかもしれません)
新しい持ち主のボニーという女の子を見守るウッディやおもちゃたち。
ウッディは「おもちゃの幸せは子どものそばにいること」と考え、持ち主のボニーが幼稚園に行くことをこわがっているなか、幼稚園でうまくやっていけるよう影ながらサポートしていきます。
幼稚園でボニーは話せる友達がいなく、さびしい思いをしているのですが、ウッディの助けもあり、工作の時間に夢中になることを見つけます。
そして、ボニーはその後、工作の時間に自分でつくった先割れスプーンの手づくりおもちゃ「フォーキー」のことが大のお気に入りに。どこに行くにも、いっしょに行く友達になります。
でも、フォーキーは自分のことをもともとの役目を果たしていない「ゴミ」だと思い込んでいるので、ゴミ箱を見つけては、そこに行こうと何度も脱出。その度に、「ボニーには君が必要なんだ」とウッディに連れ戻されます。
最初はつらかったけど、無事、楽しく体験入園を終えることができ、幼稚園入園を控えた週末、ご褒美として向かった旅行中に、連れて行ってもらっているウッディやおもちゃたちがたくさんのハプニングに見舞われて……という話なのですが、このウッディがボニーという女の子に対して、していた関わり方がすばらしかったのです。
ウッディはボニーのことを大事に思い、ボニーにばれないように、いろんなサポートをしていくのですが、そこには「やさしさ」と、やり過ぎない、あくまで、ボニーが自分でできるようにという「きびしさ」がありました。
心理学的に子育てには大きく分けて4つの分類があり、
それらは、「賢明な育て方」と「独善的な育て方」、「寛容な育て方」と「怠慢な育て方」という呼ばれ方です。
4つの特徴は、
①要求は高いのだけど、支援も厚いのが「賢明な育て方」
②要求は高いのだけど、支援はしないのが「独善的な育て方」
③要求は低く、支援は厚いのが「寛容な育て方」
④要求は低く、支援もしないのが「怠慢な育て方」
研究で、はっきりと、いちばんいいといわれているのは、もちろん①の「賢明な子育て」であり、この育て方をしている親を持つ子どもたちは、他の育て方をされた子たちよりも、学校の成績がよく、自主性が強く、うつ病などの精神的な症状に悩まされる確率が少なく、非行に走る可能性も低いことがわかっています。
②の要求は高く、支援は少ない「独裁的な育て方」をされた子どもは「行儀の良い子」になるかもしれませんが、親のルールに従い、親の言うことに従うことが中心になるので、自発性や自制心が育まれにくくなります。抑圧されたものが強くなると、隠れて悪さなどをする可能性も高くなってくるでしょう。
③は「寛容な育て方」と呼ばれ、親子仲も良いことが多く、やさしい子になる可能性が高いです。いい育て方だと思うのですが、反面、「甘やかす」ことと表裏一体だったりで、規律を嫌ったり、ルールを守らない子になったりする可能性があります。また、本人の自己評価が高い割に「GRIT(やり抜く力)」が弱かったりするので、何かを達成するという力は低く、成果などはあまり上げられない子になってしまう可能性があります。子どものいい面を引き出し、伸ばしていってあげるには、「線引き」をきちんとできるかがポイントになったりします。
④の「怠慢な育て方」は、関わり方が低いと、「ネグレクト」と呼ばれるものにもなります。期待もされていないし、サポートもないので、非行にも走りやすくなってしまいます。自信もつきにくいでしょう。
ウッディは、迷いながらも、この「やさしさ」と「きびしさ」のバランスが絶妙でした。
「主役」はあくまでボニー。そのサポートをし続け、見守ります。
そして、物語の最後には、たくさんの葛藤を抱えながら、相棒のバズ・ライトイヤーに、
「彼女は、もう大丈夫だ」
という後押しをもらい、自分の人生を歩き始めます。
100%の愛情を注ぐところから、やることとやらないことの規律をつくる段階、そして、信頼し、離れていく段階へ。まさに、サポートする側の成長物語だなと思い、見ていました。
いや〜、すごいですね。PIXER。1から3も見たくなりました。
『トイ・ストーリー4』。
おもしろいだけでなく、子育てや教育に関わる方にとって学びが多く、ぜひ見てほしいなと思った映画でした。見てみてくださいね。
追伸。
「賢明な育て方」は理想ですが、厳しくする部分も必要で、やさしいお母さんなどを見ていると、あまり向いていなかったりするな〜と感じることもあります。
自分が向いていないのにやると、できない→自己嫌悪→子どもに当たってしまう→自己嫌悪……のループにはまりやすくなってしまうので注意です。(よく、そういうご相談を受けます)
まずは、自分はいまどのタイプなのかな? 性格的にどのタイプに向いているのかな? というところから考えて、得意なところは活かし、苦手なところはまわりのサポートを受けるなどして、やっていってくださいね。
写真はこの前まで東京でやっていた「ピクサーのひみつ展」での1枚。
この写真を撮った後、スマホがこわれて写真はこの1枚のみ。。。
先日、授業終わりにお迎えにいらっしゃったお父さまとお話したときのこと。
もう教室に4年以上通ってくれていて、いつも笑顔。勉強以外のことにもたくさんチャレンジし、実力だめしに受けに行った模試の成績などもすごくよかったりする子なのですが、
「いっつも遊びに行ってるみたいなんですがうちの子って勉強してます!?」
といわれました。
たしかに、世間話をするように教室にきて(いつも「あんな〜今日な〜」と報告を受けています)、授業中はむずかしいことをやってはいるけどどんどん質問をしながら取り組み、ツッコミをいれ(言葉の発達により年々鋭さを増してきています)終わった後もみんなを巻き込んで遊び、時間になったら「じゃあね〜」と帰っていく。
先生たちみんなが、「こんな風になってもらえたらいいよね」と思ってやっていることを見事に体現してくれている子だねといっている子ですが、客観的に見ると、遊んでいるようにも見えるのかなと思いました。
でも、社会で活躍する子、リーダーになるような人って、眉間にしわを寄せてがんばっているというよりも、それが好きで楽しんでやり続けているうちに影響力を持ち、まわりを巻き込んでいっているような人なのですよね。
「頭のいい子」というと、どんな子を思い浮かべますか?
集中力が高く、やるべきことをさっと終わらせられる子
優先順位をつけるのが上手で、必要なこととそうでないことを見分けられる子
パッと解決策やアイデアが浮かぶ子
計算や決断が早い子……
じつは、これらはぜんぶ「ワーキングメモリ」という能力によるもの。
「IQ」を賢さだと思われている方もいますが、IQはあくまで「知っていること」。
お金をかけ、いろんなことをやれば伸ばすことができたりします。そして、将来の成功にはほとんど相関性はないということがわかっており、情報自体は探せば見つかる21世紀の将来の成功を測る物差しとしては最適ではない、とアメリカの心理学者などもはっきりと言っています。
21世紀型の賢さ、「知識を使って何かを生み出す」というのは「ワーキングメモリ」のやることなのですね。
ワーキングメモリの強さにより成績を95%の確率で予測できるという研究もあります。
低学年のクラスだと、とくに「ワーキングメモリの強化」というのを大きな目的のひとつとしてやっていますが、それらが育っているのをみると、これからどんな風になっていくのかなと楽しみにさせてもらっています。
低学年〜中学年のホップクラスを長くやっている子の中には、すごく明るくなったなと感じる子もいますが、ワーキングメモリには感情の切り替えがうまくなり、楽観的になりやすくなる、という研究も。
こんなすごいことだらけのワーキングメモリ。鍛えない手はありません。
お家でも、
・充分な睡眠(10〜11時間を目安)
・ 毎日の読み聞かせや音読、読書
・ 歩く、走るなどの運動
・ 数独などのパズル
・ ゴールから逆算して考える
・ メモをとる
・ 部屋や机の整理整頓をする
などで鍛えることができます。
ぜひ、やってみてくださいね^ ^
夏休みも終わり、新学期が始まりましたね。
子どもたちからは「友達と会えるのうれしい!」という声や「学校つまらん〜しんどい〜」などという声も聞こえています(笑)
昔とちがって、子どもも大人もやらなくてはいけないことは多いですが、本来、新しいことを知ること、できるようになること、「学ぶ」っておもしろいもの。
学ぶおもしろさを思い出し、新しいことに出合ったり、難しいことに出合ったときに楽しめる感性を身につけていってほしいなと思っています。
先日、歴史の授業中にこんなことがありました。
織田信長から豊臣秀吉の時代をへて徳川家康が天下を取る時代、その大事なきっかけとなった関ヶ原の戦いにおける東軍と西軍の配置図を見ながら、
「どっちが有利だと思う?」
「どっちが勝つと思う?」
という話をしていたのですが、5年生の男の子が、
「そういえば、昔はわれこそは〜って名乗ってから戦ってたんやんな〜」
と言い出しました。
鎌倉時代、元が攻めてきたときに、竹崎季長の「蒙古襲来絵詞」の絵を見たりしながら、日本の当時の戦い方である一騎打ちと元の集団戦法のちがい、「てつはう」などの使っていた武器や防具のちがいについて話したのを覚えていたそうなのです。
そこで、これはチャンス!と、
「なんで、その当時、日本ってそんな戦い方してたと思う?名乗るより、いきなり攻撃した方がいいよね?」
と聞いてみました。
「たしかに、何でだろ?」
と考えていました。
じつはこれ、1993年の東京大学の日本史の問題になっているもの。
その当時、鎌倉幕府と御家人というのは、「御恩」と「奉公」という主従関係で結ばれていて、将軍から戦いにおける活躍の恩賞、「御恩」として土地などを与えられていました。「だれの功績なのか」というのを明確にしないと、せっかく活躍しても、「御恩」が受け取れません。ですので、名前を名乗るし、一騎打ちを好んでいたのですね。
そういうことを伝えると、
「おおっ、なるほど〜」
と、つながりが見えたようでした。
きっと、彼のなかで、今回学んだことは忘れないんだろうなと思います。
低学年の子だと、丸暗記のようなものもできたりしますし、実際、幼稚園クラスの子たちを見ていると、驚く速さで言葉や知識を覚えていっています。でも、中学年になると、なかなか丸暗記するということはきびしくなります。
単純なくり返しを「維持リハーサル」、意味を考えたり、関連付けたりすることを「精緻化リハーサル」といいますが、記憶の定着を良くするためには、精緻化リハーサルの方がもちろん効果的。
それに、何より、丸暗記というのは、ほとんどの人にとってはおもしろいものではありませんよね。論理的・数学的知能の強い子だと、とくに、理由や理屈がないものはおもしろくないので、「何でこんなことをやらなくちゃいけないんだろ?」と思ってしまいます。
中学年からは「考える勉強」が大事。
そして、その前には興味や関心の種である知識を蒔く時期があります。
勉強が作業のようなものではなく、考えるという知的な活動、おもしろいものだというふうになっていってもらえたらなと思います。
これからも、ますます、たくさんのことに興味や関心を持ち、探究すること、考えることを楽しんでいってくれますように!
真剣に何かに取り組んでいる姿は尊いですね…
こんにちは。夏休みがおわり、今日から学校がはじまる子も多いですね。
保護者さまからは「やっと…ありがとう…!!」という声も聞こえてきそうです。
暑さが和らいだとはいえ、夏休み明け、ひさしぶりの授業などで疲れやすいと思いますので少しずつ慣れていってもらえたらなと思います。
今年も夏の暑さはきびしかったですが、幼稚園クラスの子や低学年の子たちは元気いっぱい!
にぎやかに学び、言葉や知識をどんどん吸収し、力もつけていってくれています。
幼稚園クラスの子どもたちの成長スピードを見ていると、学びってこうしたらいいんだよね、ということがよく見えてきます。
「たのしんで、いろんなことに興味を持ち、気になったことはすぐ質問したり調べたりし、失敗を気にせずにたくさんチャレンジする」
「加速学習」といわれるものや、脳科学やNLPなどの心理学を活用した学習法の講座で最初にいわれるのが、
「リラックスすること」
「たのしむこと」
「完璧主義を捨てる」
ことの大切さ。
先日も授業後の雑談や面談で保護者さまからご相談されたのですが、先生がきびしい方だったりすると、漢字のとめ・はねに細かったり、算数の答えの書き方や、線の引き方などにも親がこんなところまで!? 間違え探しをしているの!? というところまで見つけ出し、印をつけたり(子どもにとっては「ダメ出しされている」と感じることが多いです)、お直し、点数を引いてきたりもします。
もちろん、発達段階や目的によってはそういうことが大事だったりもします。きれいに書くためだったり、中学受験を控えた5・6年生の子がもったいないミスを防ぐためだったりには大事だったりしますが、
幼稚園や小学校低学年の子のような「好奇心」を広げる段階の子、まだ、論理脳がこれから発達していく段階、衝動的だったり正確に何かを行うということが難しい成長段階の子にとっては、窮屈でしかなく、マインドセットが「まちがえてはいけない」というものになってしまう可能性が高いのですね。
(それに、文字の「とめ・はね・はらい」に関しては、文化庁が「字の細部に違いがあっても、その漢字の骨組みが同じであれば、誤っているとはみなされない」と発表しています)
このマインドセットというのは本当に心の健康度や学習スピードに大きな影響を与えます。社会心理学や発達心理学の世界的権威であるキャロル・S・ドゥエック博士がおっしゃるように、
「マインドセットが固い人は、自分が他人からどう評価されるかを気にして、反対に、マインドセットがやわらかい人は、自分が成長していくことに関心がある」
ので、マインドセットが固い人は、
「まちがえてはいけない」
→「まちがえそうなもの、難しいものは自分ができないのがばれるのがイヤだから最初からやらない」
→「やらない、やってみないので力がつかない」
ということになってしまいます。
もちろん、「正確であること」が好きな子もいるのですが、そうでない子も多いです。
以前、僕自身も、10年近く前、心理学やカウンセリングを学びに行っていたとき、先生に「落ち込みやすくて、なかなか立ち直れない」ということを相談したら、
「きみはイチローよりすごいことをやろうとしてるんやな〜」
といわれました。
「イチローでも3割、7割は失敗しているのに、きみは8割ぐらいはできているというのに2割の失敗を責めてるんやからな〜」
ということで、その言葉に衝撃を受けると同時に、すごく肩の力が抜けたのを覚えています。
先日、6年生の男の子が、
「学校始まったら放課後は疲れてできる量が減るだろうから、夏休みに毎日やってた勉強は朝のうちにやるようにする」
といい、1日5時間の夏休みの自習計画を、学校が始まってからの計画につくりかえていて、「すばらしい…!!」と感動したのですが、
夏休み明け、疲れから集中力が低いなと感じたり、モチベーションが低いな、ダラダラしているなと感じるようなことがあるかもしれませんが、子どもにも、何より、自分に対して、あまり完璧主義にならずにお過ごしくださいね。
幼稚園クラスの子たち、かわいすぎます(笑)
この度はホームページをご覧いただきありがとうございます。
RAKUTO箕面校は、
7月25日(木)から7月29日(月)まで、
夏休みとなっております。
その間、お電話など通じず、
また、いただいたメールの返信なども7月30日(火)以降となりますが、ご了承くださいますようお願い申しあげます。
なお、休み期間中でも、体験授業や夏期講習のお申し込みなどは可能となっております。「お問い合わせフォーム」よりお申し込みください。
RAKUTO箕面校