こどもが学びたくなる場をつくろう

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「先生、あと5分、あと5分算数やろう!」
「いや~もうさすがにやりすぎやろ~」
「お願い!今日、計算ゲームで優勝したからそのご褒美に…」

木曜ステップクラスでは算数が人気。
8割ぐらい算数をやっているような気分の日も。

「RAKUTO来て、計算が得意になったり、できるようになったりで算数好きになったわ~」

6年生の男の子が言ってくれました。
といっても、遊んでいるうちに「好き」というスイッチが入り、回路ができ、自然にできるようになっただけなのですが(*^ ^*)

好きな子や得意な子が雰囲気を盛り上げてくれ、全体のモチベーションやレベルをグンと引き上げてくれる。
すごく和気あいあいとしていて、集中していて、見ていてしあわせな気持ちになる瞬間です。

そういう雰囲気をつくるために、少人数のグループ授業であることや、それぞれの子たちの好きなことや才能を見極めておくのが大事だなと感じます。

木曜日のみんなは、言語的知能や視覚的知能、対人的知能が活性化している子が多いので、
話したり、説明してもらったり、要約したり、ディスカッションしたり、教え合ったり、
マインドマップや落書きや図表を使って学んだりするのが得意。

今日は算数の時間、応用問題をそれぞれ1問ずつ、自分の考えた解き方をホワイトボードで説明することに…すると、みんなにスイッチが。

「先生、もう1問やってもいい?」
「さっきやってんから、ぼくに次この問題やらせてよ~」
「おー、その解き方おもしろいな~そんなん思いつかんかった!」
「説明が長いわ~簡単に言うと?」

とガヤガヤしながら、ツッコまれながら、みんな元気に説明してくれました(*^ ^*)

アイデアが豊富で、うまく整理でき、表現力が豊かな子が多いので、これからプレゼンなどで活躍していくのかな、なんて妄想も。

休憩時間と終わったあとは、5年生Sちゃんの最近ハマっているマジックのお披露目大会。

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いっぱい考えて、動いて、遊んで。

ほんとに今日もすばらしかったです☆

自分の好きに正直に、どんどん自分に合った学習スタイルと自信を身につけていってくれたらいいなと思います。

さあ、次はどんな才能がみんなから出てくるかな~とたのしみです(=v=)

応援される人になろう

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先日、リビングに載せてただいたこともあり、ありがたいことにこのところお問い合わせなどをよくいただいてます。

ご連絡を下さった保護者さまとお話をしているとき、

「どうしてRAKUTOに興味を持ってくださったんですか?」

と聞いてみたところ、

「興味を持ってホームページを見ていたら、こどものことをよく見て大事にしてくれるなっていうのを感じたのと、人間性を伸ばしてくれるなと感じたからです」

という声が。

人間性。

こどもたちには、自分の好きなことや得意なことを知り、磨き、才能や強みを活かして幸せに生きてほしいなと思っていますが、そのためには、自分を磨くだけでなく、応援される人であることが大事だと思い、そうなってもらえればいいなと思っています。

ひとりでできることは少ないし、誰かといっしょにやることで、できることは何倍にもなります。

そのために、大きくなってくるのが「人間性」かなと。

最近出た、『成功する子 失敗する子』(あんまりタイトルが好きじゃないのですが…)という本にも、

「いままで、世にいう「成功」の有無は、読み書き計算ができるなどの知能検査で測定できる「認知的スキル」によると思われ、長く受け入れられてきたが、ほんとうに重要なのは「気質」、やり抜く力、自制心、意欲、社会的知性、感謝の気持ち、オプティミズム、好奇心、などの「非認知的スキル」だ」

というようなことが書かれています。
(エリート教育の盛んなアメリカの本にこれが書かれていることがすごいなと思いました)

基本的に、こどもたちには、自分を制限せず、思いきり、自由に学ぶように、表現するように伝えていますが、

「ウソをつかない」

「約束を守る」

「大きな自慢話はしない」

「人のジャマをしない」

「ありがとうとごめんなさいをきちんと言う」

「目の前のことに集中する」

「まずは自分のアタマで考える」

などの、人と気持ちよくやっていくための基本的なルールだけは、守っていくようにしようねということはくり返し、くり返し伝えています。

(今日も、「ウソをつかない」という話を…)

きっと、みんなはこれからどんどん才能を伸ばし、活躍の場を広げていくのだから、だからこそ、その才能を活かせるように、応援されるような人になろうねと。

改めて、保護者さまから、人間性のことを言っていただき、ありがたいと同時に、身が引き締まり、
これからも、こどもたちの可能性を制限しないよう、芽をつぶさないようには気をつけながら、最低限のルールだけはしっかり守っていくように伝えていきたいなと思ったのでした。

ちなみに、今日、「ウソをつかない」という話をしていると、男の子が、

「でも、先生、時にはウソをついた方がいい時もあるよね~」と。

うーむ、鋭い…。

たしかに、みんながこれから大きくなり、彼女ができたとき、

「私のこと好き?」

と聞かれて、

「うーん…大島優子の次ぐらいに!」

とか言ったら、どつかれるか、泣かれるでしょう。

愛のあるウソ、人をしあわせにするウソは大切かも。

いっぱい試行錯誤して、学んでいってくれたらいいなと思います。

みんなが、たくさんの人に応援されるようになりますように!

写真は、小学3年生のマインドマップ。金子みすずさんの詩をセントラルイメージにしました☆

自分のすばらしさを思い出そう

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「夢が、なりたいものができた」

そんな言葉を聞かせていただきました。

どんなことが好き?
○○ちゃんの才能はこんなところだと思うよ!
こういう学び方が向いていると思うから活かしていこうね!

そういう話をしていての今日。

こどもはちょっと自信ありげで、誇らしげで、
お母さまもちょっと安心したような、喜びを感じているような雰囲気で、ほんとに素敵でした。
(前方の人間が1名半泣きだったことは想像に難くありません)

それが叶うかどうか、その夢を大人になっても追いつづけるかどうかではなく、いまやっていることがその最高の未来につながっているという実感。

自分のすばらしさに気づき、こどもたちが自分に少しでも自信を持てたということ。

こどものすばらしい点に光が当たり、保護者さまが安心や喜びを感じられたということ。

それが、何よりもうれしかったです。

目的が決まることにより、取ったらいい方法が見え始め、何をやったらいいのか、力をかけるべきところがどこなのかが明確になりはじめます。

そして、分散していた力が集まることにより、大きな変化へのエネルギーになります。

僕の夢がひとつ叶ったなと感じた日。ほんとにしあわせな1日でした。

これからも、こどもたち、保護者さまにすばらしさ、最高の未来をお伝えしていきたいなと思います。

写真は3年生のYくんと年長さんのTくんがいっしょにラクガキをしている様子。

今月は理科で「消化管」について学んでるので、描いたネズミにも消化管が…。
Yくん、教えてあげたり、手伝ってあげたり、遊びに誘ったり、かわいい弟ができたみたいですごくうれしそう!

愛ですね~。

好きなことと得意なことからはじめよう

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こどもたちの「好きなこと」や「得意なこと」、才能の部分をできるだけ伸ばしてあげたいなと思っています。

そして、こどもたちのアーティストやエンターテイナーなど、元々持っているキャラクター的な部分を大切に、
共感性や活発性、社交性などの固有の才能や強みの部分を活かし、
言語的知能や論理数学的知能、身体運動的知能などのそれぞれの得意な知能を使って伸ばしてあげられないかなと思い、「この子の才能はどこにあるんだろう…」と密かにじーっと見ています。

人を育てる天才である吉田松陰先生がやられていたことを見ていると、大きく3つのことを心がけていたことに気づきます。

①その人の才能と長所を伸ばすこと
②生徒を友として扱うなど対等性を大事にすること
③ざっくばらんな場をつくり助け合いを大事にすること

松陰さんは、人の才能や長所を見抜く天才だったんですね。

このところも面談をさせていただいていると、保護者さまから

「本当に算数ができなくて困ってるんです」
「まったく本を読まないんですが大丈夫でしょうか?」

など、「ニガテなものを何とか…」というご相談を受けますが、「もし、どっちかしか選べなかったり、時間がなかったりするなら得意なものを大事にしたほうがいいですよ」ということをお話しています。

「好きなこと」や「得意なこと」をまず大切に伸ばしてあげることが大事。

好きなこと、得意なことをどこまで伸ばせるかが勝負。
欠点や短所にはできるだけ触れない。

これは人を育てることについて、経営コンサルティング会社で有名な船井総研の船井幸雄さんがおっしゃっていたことですが、その理由は、

①ニガテなものを直すのには時間がかかる。それに直してもマイナスをゼロにしただけ
②キライなものにかけるエネルギーは少ない
③好きなこと、得意なことが生まれてきた使命

だからなんだそう。

そして何よりも気になるのは、キライなものを何とかしようとエネルギーをかけ続けることで、他がマイナスの影響を受け、全体のエネルギーが少なくなることです。

また、集中力がないというのは、好奇心が豊かということだったり、のんびりしているというのはまわりを癒やす才能があるということだったり、考えないというのは積極性や行動力があるということだったり、一見、欠点に見えることが、ひょっとしたら、その子の「才能」なのかもしれないません。

『愛は脳を活性化する』という本にも、

「脳は意欲で働くのである。われわれは、人から受け入れられ、人からわかってもらうことで意欲が上がり、知が働くように作られている」

とあります。

まずは意欲を感じるものからスタートすることが大切。

こどもたちの才能や好きを大事に、自分は受け入れられているな~と感じてもらい、意欲を引き出し、伸ばしていってあげられたらなと思います。

それに、小学生の「好きじゃない」は今まで学んだやり方がおもしろくないものだったり、教えてもらった先生が好きじゃないだったりするので、すぐに「好き」に変わったりもします(^v^)

また、そういう変わる瞬間がたのしいんですよね。
新しく参加のこどもたちも増えてきて、さらに、いろんな才能のぶつかり合い、開花がみられるのがたのしみです☆

写真は1年生のNちゃんのマインドマップ。「タイトルまちがえた~(泣)」と悲しんでいましたが、見ていてワクワクする作品です♪

遊び心を大切にしよう

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遊びはエネルギーだな~と思います。

授業前、早く来た子とキャッチボールをしたり、授業中、計算やクイズなどをゲーム形式でしたり、授業後、みんなでドッヂボールをしたり。

遊んでいると、こどもたちはどんどん元気になり、笑顔とエネルギーがあふれてきます。

その同じエネルギーで学びをできないか、学びを遊びにできないかというのが、いつものチャレンジ。

理想は、授業後、来る前よりも元気になっていて、帰ったら、実は自分が思っているよりも頭を使っていて、ぐっすり眠ること。

基本は自由に、でも、やるときはやる。ワクワクして、リラックスして、集中して。

集中してやるので、時にかなり厳しいことを言ったりもしていますが、それでも毎週、元気に来てくれて、そして、しっかり成長していっているこどもたちは、ほんとにすごいなと思います。

難しい問題を見たらすぐにわからないとシャットダウン。
すぐに答えを見ようとしていた子がしっかりと自分のアタマで考え、絵にしてみたり、身のまわりにある道具を使いながら考えてみたり、

絵を描くことに抵抗があったり、想像が広がらないと、マインドマップをニガテにしていた子が、ブロックが外れ、マネから入り、徐々に自分のオリジナリティを発揮しだしてきたり、

物語を読んでも内容がつかめないと言っていた子が、あらすじをきちんと話せていたり、自分から興味を持って何かを読もうとしていたり。

今日も祝日にも関わらず、ワイワイ遊びながら学び、残ってまた遊び、元気に帰っていきました。

火曜日のみんな、エネルギーが出てきて、自分で工夫しながら学び、集中力もアップ中(*^ ^*)

これから春に向かって、また次のステージが見えてます。

厳しい寒さだけど、新しい芽はポツポツと。

いろんな枠が外れ、出てきた芽。大切に育んであげたいなと思います。

遊びのように学び、春にまた成長した姿を見せてくれるのがたのしみです☆

写真は2年生のTくん。マインドマップのブランチをキャラクターにしてみる遊び心!すばらしいです♪

芸術的なイタズラ

土曜日ホップ。

前半だけの女の子を見送りに行き教室に戻ってきたら…

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!!!!!!!!!!!!!

「へへへー、せんせいをびっくりさせようと思って~☆」

ホワイトボードいっぱいに年長さんと1年生のイタズラ(*^ ^*)

せっかくやし、もったいないな~ということで、芸術作品の前に並んでもらい、記念に写真撮影!

こどもたちはみんなすばらしいアーティスト。

これからもどんどん素敵な発想を広げていってほしいです。

国語では、詩の世界を絵にしてみる練習中。

こちらでも、おもしろい作品がたくさんできています♪

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意欲いっぱい

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午前中のホップの授業。

「首が痛い…」

と調子の悪さもあり、

「ムリせんでええよ~ゆっくりしとき~」

と言ったにもかかわらず、年長さんの男の子、

「仕上げる~」

と理科のマインドマップを仕上げました!

小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんといっしょに普通に学んでいて、すごいな~と感動。毎月、毎週、どんどん成長してます(*^ ^*)

まとめとして、今月習った理科の範囲の歌を歌っていると、なぜか3年生の女の子が腕を組んできていっしょに歌うことに(デュエット??)みんなかわいすぎです☆
写真は年長さんのTくん、理科の『堆積岩と火成岩』についてのマインドマップをまとめ中。