学び方を学ぶ。

こんにちは。

RAKUTO箕面校の新留です。

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夏期講習の通常コースは、

【A日程】7月25日(金)、26日(土)理科、算数、作文

【B日程】8月15日(金)、16日(土)理科、算数、社会

で開催です。

興味のある方は日程の方をチェックしておいてくださいね。

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「私たちが自分たちの持つ潜在的能力をほとんど発揮できないでいるのはなぜだろうか。その原因は、私たちには自分がどのような存在か、自分に備わっている能力を生かすにはどうしたらよいかについて、何の情報も与えられていないことにある」

これはマインドマップの創案者であるトニー・ブザンの言葉です。

トニー・ブザンはマインドマップの創案者であるだけでなく、

世界記憶力選手権や世界速読選手権の創案者など、脳の世界的権威であり、

数々の優秀な学生を育てた名講師でもあったのですが、

トニー・ブザンは学生に教える際、最初に、

「学び方」

を教えていました。

高学年の子どもたちにはノートを見せてもらっていますが、

子どもたちの書いたノートを添削していると、最初、

・書くスペースが小さく

・絵や図がなく

・白黒で

・写しただけで自分で考えた跡がなく

・大事なところと大事でないところの差がわからない

ようなノートを書いてくる子が多かったり、

1回できれいにまとめようとする子も多いです。

それらをチェックしながら、

「ここはこうしようね」

「これじゃ、覚えられないと思うよ〜」

と言うことも多いのですが、

子どもたちって、そもそも、ノートの書き方を知らなかったりするのですよね。

(あと、考え方を知らないというのでは「作文」なども多いですね)

 

ですが、

「学び方」において、ノートの書き方の占める割合は小さくないです。

そして、

思考というのは紙の大きさや引いてある線で制限されたりしますし、

「1枚の絵(写真)は1,000の言葉に値する」

という言葉があるように、

言葉だけでは伝わることは少なく、

絵や図にすることで理解できたり、理解できていることがわかったりします。

(特に算数の文章題などで、たまたま合っているだけな気がする、あやしいなと思い書いてもらうと、絵や図にできず、本当に理解できていないのがわかります)

色がないと、考えないと記憶にも残らなく、

記憶とは関係ない言葉や不必要な言葉を書くことで、

ムダな時間を費やしていたりします。(90%のムダとも言われています)

1回でやっただけではすぐに忘れてしまうので、

記憶するためには、何回も思い出したり、整理して書き直したりする必要があります。

そして、休憩や十分な睡眠を取らないと、

やったことが身についていきません。

先日、6年生の子から、

「学校でもずっと塾の勉強をしている子がいる」

ということを聞きました。

学校に行っているのに、学校の勉強も学校の宿題も全くせずに、ずっと塾の勉強をし、

週のほとんどは塾に通っているというのです。

そして、深夜まで宿題に追われているそう。

 

その子の目標校を聞いて、そんなにまでする必要はあるのかな…と思ったのですが、

やはり、その子も相当ストレスがたまっているのか、様子もおかしく、人間関係も上手くいっていないとのことでした。

その子が、もし「学び方」を知っていたなら、勉強時間も、塾に行く日も減らすことができるかもしれません。

そして、ストレスも減るだろうし、学校でも友達と遊べるのになと悲しいなと思いました。

心身の不調もなくなっていくはず。

僕たちは、

車に乗る前は、教習所で車のこと、法律のこと、身体のことなどを学びますが、

こと、学習に関しては、脳のことも、試験のことも、身体のこともほとんど学ばずに、いきなり車に乗るようなことをしているのですよね。

そして、その結果、事故を起こしているような状態の子も多いです。

今しかない時間を充実したものにするために、

そして、より得られるものを大きくするために。

子どもたちには、自分たちの脳のこと、学び方のこと、試験のこと、世の中のことなどを知ってもらい学習を効果的にし、

勉強だけでなく、遊びも、スポーツも、芸術も全力で楽しんでもらえたらなと思います。

 

ではでは、

今日もいい1日になりますように。

原点を思い出す

こんにちは。

新留です。

 

先日のこと。

幼稚園のときから教室に通ってくれていて、

もう生まれてから半分くらいの期間、

成長を見ている子の保護者さまとの面談にて、

 

「もうね、あの子にとって、居場所になっているんですよね」

 

ということを言われました。

 

そのときは、

「そっか〜うれしいな〜」

と喜んでいたくらいだったのですが、

その余韻が続いていて、今でも幸せな気持ちを感じています。

 

そんな折、

ある方から、

 

「原点を、始まりの気持ちを思い出すことが大切」

 

というメッセージをいただきました。

そこで改めて思い出したのが、

自分にとって塾は「居場所」であり、

子どもたちにとってのそんな場所を作りたい。

20代のとき、中2の男の子が家族関係に悩んでいてグレていたのが(塾のトイレでタバコを吸っていた、、、苦笑)

話を聞いたり、

お母さんはきっとこう思ってるよと伝えたり、

どうしたらいいか考えたりした結果、

家族の関係が改善し、

学校にきちんと通い始め、

元々、頭のいい子だったのだけど、ぐんぐんと成績を伸ばし、

挫折して行っていなかった野球部にも戻り、真剣に取り組み始め、

上を目指したいとまでなっていってくれたことを見て、

こんな風に「子どもが幸せになる教育」をしていきたいと、

教室を作る際に思い描き、

伝え続けていたことでした。

 

目の前のやることに追われていると、

大事な足元をおろそかにしてしまいそうになるし、

未来ばかりを見ていると、

数字にとらわれてしまいそうになります。

 

でも、本当に大切なのは、

自分がどうありたいかだし、

どうしていきたいかだし、

そこには、きっと原点があります。

 

すごく大切な気持ちを思い出し、

これからもその気持ちを大事にしたいし、

たくさんの人に伝えていけたらなと思いました^^