今年のSKOがすごかった話

こんにちは。

新留です。

日曜日のこと。

卒業生の所属するSKO(スーパーキッズ・オーケストラ)の演奏会に行ってきました。

佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ2023

https://hpac-orc.jp/sko/

人気なのもあるのか、今年は午前、午後の2回公演。

当日は2000人×2公演で4000人近くの人が集まっていたようで、すごい熱気でした。

僕や家族にとっても夏の恒例行事のようになっており、毎回、元気をもらっているのですが、

今年は、コロナによる練習の制限なども少なくなったからか、みんなの団結力の高さか、

去年以上に、熱量の高さ、技術の高さを感じ、終わった後、「いや〜めっちゃよかった〜」と自然と声に出ていました。

会場の一体感も高く、改めて、音楽のすごさ、すばらしさを感じました。

そして、卒業生の子も、

今年は2000人のお客さんの前で、3人だけで演奏をするというすごいことを堂々とやり遂げていて、本当に尊敬しました……。

同窓会で会ったときなどは、昔と変わらず、しょうもないことを言ったり、しているのに(全然変わっていないなと感じます笑)、

ここぞというときの集中力やパフォーマンスのすごさ。

子どもたちの成長って、ほんとにこちらが予想できないくらいですね^^

さて、SKOでは曲目の間に、オーケストラのメンバーや佐渡裕さんが話をするのですが、その話を聞いていると、

普段は海外にいて公演のためだけに帰ってきたり、

卒業後、芸大に進んだり、海外に留学したり、コンクールで賞をとったりと、本当に才能豊かな子たちが集まる場所であり、才能を育む場所でもあるのだなと感じます。

そして、先生と環境って大事だなというのをいつも感じます。

SKOの子たちが話しているのを聞いていると、

「他のみんなのおかげ」という謙虚な言葉や「感謝」、「何回も諦めなかった」というような言葉がよく出てくるのですが、

佐渡さんといると元気が出る、時には厳しい言葉もあるけれども、そこには愛情がある。

助けてくれたり、高めあう仲間がいて、いろんなことができるようになっていく。

きっと、そういう環境の中で、みんなは幸福感を感じているし、能力的にも、人間的にも成長もしていくんだなと感じました。

そして、佐渡裕さんがいつもみんなにいう言葉に、

「才能と努力と運は足し算、これに感謝力というかけ算があれば奇跡が起こる」(たしか、こんな感じです)

という言葉があるそうなのですが、

この「感謝」というのも、幸福感を高める方法の一つだったりします。

何度も何度もオーディションに落ちて数年越しにやっとSKOに入れた子もいるし、

何度も何度もオーディションに挑戦し、ソロやアンサンブルに選ばれた子もいる。

そういうなかで「謙虚さ」や「粘り強さ」、「やり抜く力」も育まれていきます。

そんな才能を育んでいく場所になるため、

いちばん大事なのは、「ポジティブな感情」。

普段からかけている言葉への意識というのが大切になってきます。

人って「無意識に受ける刺激」にコントロールされていて、

例えば、全然知らない人が通りがかりに「無理だよ」「失敗する」ということを耳にするだけでも自制心が弱まったりすることがわかっているのですね。

SKOのすばらしい子たちや演奏を見て、

RAKUTOに通ってくれている子たちがこれからもたくさんの奇跡を起こしていけるよう、やっていきたいなと思いました。

よかったら、参考にしてみてくださいね。

そして、ぜひ、機会があれば、SKO見に行ってみてくださいね。

ほんとにみんな小学生、中学生、高校生!?と、びっくりします(笑)

https://hpac-orc.jp/sko/

ではでは、また。

自己信頼の育て方

こんにちは。

新留です。

子どもたちから学校始まるのイヤだ〜という声をたくさん聞いた今週でした^^

夏期講習の残った課題や、やったものは見るよ〜と言っていると、これ見て!と持ってきてくれた子もいたり、

朝から夜まで受けていた子からは「2時間なんて余裕……」というドヤ顔も見られました(笑)

低学年の子たちでも朝から夜までの子は6時間、7時間、

受験生の子だと、それプラス、残って勉強している子もいて、よくがんばっているなと頭が下がりました。

といっても、休憩時間はみんなで目一杯遊んでいたのですが……体力にも感心です^^

よくがんばったなというのは感じたところですが、がんばっていた子たちもいい顔をしていたのが印象的でした。

きっと、がんばった自分に充実感や手応えなどを感じていたというのもあるのでしょうね。

そうやって、自分のなかの手応えを感じていくことって大事です。

幸せそうに見えて不幸な人もいれば、

不幸そうに見えて幸せな人もいるように、

大事なのは「どう見られるか?」ではなく、「自分がどう感じるのか」なのですよね。

「やった」、「やりきった」と自分で感じられるのは大きな力となります。

「自己効力感」

自分はやればできるようになるという感覚や体感、経験からできる感覚は、自分への信頼を育て、物事を達成していく際に必要な「やり抜く力」や「自制心」につながっていきます。

今までに自分ができるようになったという経験や、

自分はやればできるようになるという感覚、自己信頼がなければ、

ビギナーズ・ラック的などんどん成長していく時期の後、なかなか結果が出ないような時期に、

「まだ、できるようになっていないだけ」と思い、

目標のためにブレずに努力し続けることや、目標のために何かを抑えるということができないのですよね。

コロンビア大学心理学教授だったウォルター・ミシェルさんは、

「幼いころに成功体験や自己効力感を自覚する体験をした人は、その後、根気強く目標を追求し、成功に対する楽観的な見通しを育み、成長の過程で避けられない挫折や失敗や誘惑に対する意欲や能力が高まる」

と言います。

子どもたちが、この夏の体験や経験、学びを通じて、学ぶことを楽しいと思えるようになったら、そして、自分はできるようになるんだ、と感じられるようになったらいいなと思います^^

すごくいい作品ができました!

才能のかけ算

こんにちは。

新留です。 

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【夏期講習残席】

8/8(火),9(水)     算数残1、理科残2、社会残1

8/16(水)    理科残席あり、作文満席

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夏休みに入り、夏期講習の時期になりました。

中学受験をする予定の5,6年生は、がんばりどきですね。

まだまだ目標が決まっていない子も、しっかり決まっている子もいますが、

本当にやってよかったなと感じられる受験になるようにいっしょにしていきたいなと思います。

夏期講習前には夏の面談がありましたが、

何人かの保護者さまからご相談を受けたのが、

「うちの子、ほんとにやっても続かなくて……どうすれば続けられるようになりますか?」

ということ。

「GRIT」(やり抜く力)研究の第一人者、アンジェラ・ダックワースは、

「才能×努力=スキル」

「スキル×努力=達成」

という方程式を示していましたが、

どんなに才能があっても努力の継続がなければスキルや能力、実力は身につかず、何かを達成することはできません。自信も身につきません。

「努力できること」、「努力を続けられること」というのは、「才能のかけ算」につながる大きな力なのですね。

かくいう僕自身も、サボり癖にはかなりの自信があり、苦労もしましたが(笑)

大人になって(遅いですが)いろんな研究や実践をし、続けられるようになったのが、大きかったなと思います。

「続ける力」を伸ばすにはいろんなコツがありますが、

今回は2つご紹介いたしますね。

①「目的」を考えること

「なぜ」はやる気につながります。

子どもが何かをやりたい、大人が何かをやってほしい、と思うことはスタートですが、

「なぜ」は続けていくためにも大事です。

やる気が落ちてきているときは、「なぜ」という原点、それをしようと思ったのかを思い出しましょう。

その際、

「自分はなぜ、それをしたいのか」

「それをすると何ができるようになるのか、どんな力がつくのか」

「それができるようになったら、まわりはどんな風になるのか」

という3つの視点で振り返ってみると、

「自分の大きな目的」に視点を持っていくことができ、おすすめです。

 

②「手段」を決める

続ける際、「自分ができるようになっていっている」という感覚は大事です。

やってもやってもできるようにならないものを続けるのは苦痛でしかありません。

そのためにも、「やり方」はきちんとできている人、心理的なことや、科学的なことをわかっている人に聞き、その通りにやっていくのが大事ですね。

モテる方法をモテていない人に聞いてはいけないし、

勉強のやり方を近所のおばちゃんに聞いてはいけないのです。

子育てや教育の世界では、

この経験則で語る「近所のおばちゃん」や、昔はな〜と「語りたがりのおじいちゃん」、

たまたま子どもが頑張りやさんで従順だったからうまくいったものなどが蔓延しています。

不安になるといろんな情報を入れたくなるものですが、

不安になる情報をシャットダウンする、いっしょにいて不安な気持ちになる人とは関わらないというのは大事なことだったります。

「自分の感覚に合う人」や「この人いいなという人」で、

感覚や経験則ではなく、きちんと科学的根拠を持って教えてくれる人に「やり方」を聞いてみてくださいね。

まだまだ語り違いところですが、おじいちゃんにはまだなりたくないので、今日はこの辺で。

よかったら、参考にしてみてくださいね。

体調に気をつけ、いい夏にしていってくださいね^^

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【夏期講習残席】

8/8(火),9(水)     算数残1、理科残2、社会残1

8/16(水)    理科残席あり、作文満席

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やり抜く力を伸ばすには?

こんにちは。

新留です。

金曜日の「思考養成クラス」は、

「新聞」と「作文」を完成させる日でした。

いろんな新聞から自分が興味を持った記事を選び、調べ、まとめ、新聞にし、

作文では天声人語にまつわる200字作文を「10分ライティング」しました。

時間が来たら回収!

「全然書けてない」

「まだ書きたいな」

と思っていても、提出!

「これは自信作!」となる子もいれば、

「こんなんじゃ、いやだ〜」

「もっとやっておけばよかった。。。」

となる子もいますが、

そこでやってみる経験で、

「自分はこういうタイプなんだな」

「スタートを早くしよう」

「次はこうしよう」

と学んでいったりします。

アンジェラ・ダックワースが『GRIT』の中に書いていますが、

「やり抜く力を伸ばすには、最後までやる習慣を身につけること」

頭の中で考えるというのは、

いくらでもごまかす事ができますし、

書くことで、

形にすることで、

初めて評価される土台に立ち、

改善のためのフィードバックが受けられるようになります。

子どもたちは今回もいろんな感情を味わったかと思いますが、

少しずつ、

「完了させる力」、「やり抜く力」を伸ばしていってもらえたらなと思います^^

読んでほしい文章

こんにちは。

新留です。

中学受験の時期も終わり、2月からの新年度クラスに向けて準備の時期になっています。

1月末が切り替えの時期なので、ほとんどの6年生は卒業の時期です。

(兄弟いるし、来るよ〜と言ってくれているのがうれしいですが^^)

最後に向けて、国語の授業のなかで、子どもたちに読んでおいてほしい何かいい文章はないかなと、中学受験で出題された過去問を調べていたところ、

2022年の関西大倉中学で、佐渡島庸平さんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』が。

佐渡島さんといえば、『宇宙兄弟』や『ドラゴン桜』、安野モヨコさんの『働きマン」や、スラムダンクの井上雄彦さんの『バガボンド』などの編集を担当されていた方で、著書を2015年に発売。

発売当時、今年読んで1番読んでよかった本なのでは? と思った記憶にある本でした。

中身を見ていくと、まさに子どもたちに知っておいてほしい内容。

ということで、授業の中で読むことにしました。

その中には2つの目標の話が。

「理想的な目標」と「毎日絶対にできる目標」の2つをつくるというものです。

例えば、

「毎日、語彙力の本の見開き2ページ分を覚える」という目標と、「毎日、語彙力の本を開く」というようなもの。

佐渡島さんはその文章のなかで、毎日ちょっとだけでもやること、毎日続けることの大切さを書いていました。

キンダークラス、ホップクラスで語彙力や能力的なものを磨いていくと、「センス」というのは身につきます。他の子たちより、早く学ぶこともできるようになります。

でも、残念ながら、どんなにセンスがあっても、

脳に合った考え方や学び方を知っていても、

やらなければ、続けることができなければ、何かを自分のものにすることはできません。

「今日だけ」、「明日からやる」ということは多いですが、

多くの心理学者が言っているように、

「意志力」というのは当てにならず、人間は、自分の失敗には甘く、今度はうまくやれると過信しがち。

「サボる」というのはクセになるんですよね。

(ものすごく、わかります苦笑)

何かをするのも、まずはちょっとやってみることから。

そして、ちょっとずつでも続けていくことが大事。

子どもたちが、自分にとって大事なことを、粘り強く、やり抜けるように。

そして、授業をきっかけに、授業で磨いた読解力を武器に、

素敵な本や、影響を受けるような本にたくさん出会え、いい影響を受けていってもらえたらいいなと思います^^

6年生の女の子たちからの誕生日プレゼント。なんてやさしい子たちなのでしょう…( ; ; )

春期講習2017〜考え、話し合い、つくって学ぼう!〜

※あとは後期のみの受付です

※お電話がつながりにくくなっております。メールでのお申し込みの方がスムーズです

この春の講習の国語のテーマは「語彙力」。

『ことばのわざ、ことわざ!』という題で2日間、集中して学んでいきます。

学び方は、「英語」と同じ。

「インプット」し、「言葉のイメージ」をつくり、

「ディスカッション」しながら意味を味わい、

言葉を使いながら「遊び」、自分でつくってみたり、「演習」も行います。

2日間で、「200語近く」の言葉にふれ、国語力と語彙力のアップを目指し、何より、言葉のセンス、言葉のおもしろさにふれてもらう予定です。

教育者の齋藤孝さんは著書『語彙力こそが教養である』の中で、

「より多くの語彙を身につけることは手持ちの絵の具が増えるようなもの」、

「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる」

とおっしゃっています。

この春、子どもたちが言葉を大好きになってもらいたいと思います。

その他、

算数は「規則の魔法、大発見!」、

理科は「電気のふしぎ大研究!」となっております。

合わせてお待ちしております。

ぜひ、この機会をご活用くださいね。

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【日程・時間など】

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 ※前期と後期は同じ内容です

【受講料】

1教科12,960円

(RAKUTO生価格10,800円)

※各教科、別途教材費1,620円がかかります。

※2教科同時受講で1,000円引き、3教科同時受講で3,000円引き

【対象】

小学校全学年

【お申込方法】

申し込みフォームよりメールにて

(お問い合わせ欄に件名「春期講習申込」と「ご希望の日程、教科、時間」をご記入ください)

②お電話にて

0120-485-899(担当:にいどめ)

【お申し込み後の講座キャンセルについて】

お席の確保と教材の準備がございますので、お申し込み後のキャンセルはご容赦ください。

キャンセルの際の料金は以下のようになります。

開催1週間〜2日前まで:事前に準備をしておりますので、教材費を頂戴いたします。

前日・当日のキャンセル:やむを得ない状況を除き、受講料、教材費全額を頂戴いたします。

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