読解力の前に大切なこと

 先日、保護者さまから、

「子どもが言葉の意味をよく尋ねてくるようになりました」

というメールをいただきました。

ホップクラスでたくさんの言葉や知識にふれ、

ステップクラスでは意識的に、さらに言葉を深く、つなげて覚えていく練習をしていきますが、

言葉に関する興味、関心、感覚が磨かれていっているのを感じ、うれしかったです。

 「読解力をつけたい」

そうおっしゃってRAKUTOに来てくださる方も多いですが、「読む」の前に、まずは「言葉」があります。

シカゴ大学の教授であったM.J.アドラーの『本を読む本』という読書に関する名著がありますが、

その中で、アドラーは読書の第一レベルは「単語の識別」と言っています。

単語がわからないと、「その文は何を述べているのか」がわかりません。

読めないという時、そもそも、その文に出てくる言葉の意味がわかっていないことが多いのですね。

 「まずは言葉」

好奇心の時期であり、いろんなことを記憶しやすいホップ期、

論理的に考えられ、有機的に覚えられるようになっていくステップ期に、たくさんの言葉にふれていくことが大事です。

 「音読が苦手」という子がいると、眼球運動に何か問題がるのでは? と思う方もいらっしゃいますが、「読む単語が難しいから注意がそれてしまう」ということが多いのがわかっています。

知らない単語だらけの英文を見たら、読む気がなくなってしまうのといっしょです(笑)

 

 「読解力がない」

そう悩まれている方も多いかと思いますが、まずはたくさんの言葉に、平面的にではなく、立体的に、視覚的に、何度もくり返すことができる形でふれていってくださいね^^

悟空さんがいらしてくれました
ベジータさんも