脳を動かす

こんにちは。

新留です。

低学年クラスは毎回にぎやかなのですが、休憩時間となると、さらににぎやか。

にぎやかというより騒がしく、「来週は騒がしくなるからクッションなし!」と取り上げることも。

(クッションがなくても子どもたちは別の遊びを考えだして楽しんでいてすばらしいです笑)

もちろん、騒がしくなりすぎた際は注意しますが、子どもたちにはたくさん体を動かして、たくさん楽しんで、たくさん学んでいってもらいたいなと思います。

子どもたちは暇さえあれば体を動かしていますが、

落ち着きないな……

もっと集中力あれば……

というとき、集中力や処理のスピードを上げるのに簡単な方法が運動だったりします。

運動をすることでドーパミンが放出され、集中力がアップします。

まわりの雑音をシャットダウンする効果もあり、ADHDや多動気味の子には特に有効だとも言われています。

運動は脳の成長にも関わるので、「体力=知力」といっても過言ではないくらい運動って大事なのですね。

アメリカの小学3年生と5年生を対象にした研究でも、

「体力のある子は算数と読解のテストで高得点」という結果が。

また、約1万人を対象にした調査でも「体力的にすぐれた子は算数と英語の点数が高い」という結果が出たりしています。

運動をすることで記憶を司る「海馬」が成長し、体力のある子は「海馬」が大きかったそうです。

たしかに、このことについて以前、通っていただいている保護者さま向けにお伝えしたのが、2018年などでしたが、子どもたちの成長の様子を見ていて、運動や体力の大事さは、ますます実感するようになっています。

ただ、運動は苦手という子もいると思います。

そんな方には朗報が。

研究ではたった「4分」の運動を1度するだけで、1時間は集中力や注意力、認知機能、学力(特に算数)が上がるそう。

ですので、運動が苦手だったり好きではない子は最低「4分」、できれば「30分」。毎日、体を動かして遊ぶ時間をとってもらえたらなと思います。

心拍数を上げるのがポイントなので、サクッとできる好きな運動などがあればいいですね。

「寝る子は育つ」。

そして、「体を動かして遊ぶ子は育つ」は脳的に見ても本当なのですね。

・9時間以上の睡眠(10〜11時間というのもありますが、これはなかなか厳しいと思うので)

・毎日の運動

は、ぜひ習慣としていってくださいね。

6年生の子たちが自習をしているのを撮ろうとしたらバレてニヤニヤした顔のやってる感のある写真に

「書く」と「考える」

こんにちは。

新留です。

高学年になると作文を書く時間が増えるのですが、子どもたちの書いた文章を読むのが毎回楽しいです。

最初は、

「えっ、こんなこと聞かれていたっけ……??」

ということや、

「何だか同じことを何回も書いてあるぞ……」

ということ。

「一体どこに向かっているのだろう……」

ということが多いのですが、

数回やっていく中で、子どもたちの書く文章に明らかに変化が見られるのですね。

文章を書くと、その子の語彙力や文法力、論理的に考える力、具体化と抽象化の力などがわかります。

そして、コメントを返し、修正を繰り返していくと、みんな確実に力がついていくのですよね。

その変化を見るのが毎年楽しみなのです^^

書くことは考えること、

というのは僕の好きな言葉なのですが、

書くことで子どもたちの考える力が伸びていくのがわかります。

様子を見ながら次に書く題材を変えていくのですが、中学入試で出題されたものなどを見て、題材を選ぶのもなかなか楽しかったりします。

最初はうまく書けないと書くことをイヤがったり、毎回の修正もたくさんあったりしますが、徐々に回数は少なく、1回で合格することも増えていきます。

いい練習には、

①明確な目的意識

②意識の集中

③背伸びと繰り返し

④強力で迅速なフィードバック

の4つの要素があるといいます。

子どもたちにはこれからもいい練習をしていって、大きく成長してもらいたいなと思います^^

ルービックキューブにハマっている子に目の前で見せてもらったのですが、すごいですね…!!(できたことがない)