知識があるから興味が出る

夏休みも終わり、新学期が始まりましたね。

 

子どもたちからは「友達と会えるのうれしい!」という声や「学校つまらん〜しんどい〜」などという声も聞こえています(笑)

昔とちがって、子どもも大人もやらなくてはいけないことは多いですが、本来、新しいことを知ること、できるようになること、「学ぶ」っておもしろいもの。

学ぶおもしろさを思い出し、新しいことに出合ったり、難しいことに出合ったときに楽しめる感性を身につけていってほしいなと思っています。

先日、歴史の授業中にこんなことがありました。

織田信長から豊臣秀吉の時代をへて徳川家康が天下を取る時代、その大事なきっかけとなった関ヶ原の戦いにおける東軍と西軍の配置図を見ながら、

「どっちが有利だと思う?」

「どっちが勝つと思う?」

という話をしていたのですが、5年生の男の子が、

「そういえば、昔はわれこそは〜って名乗ってから戦ってたんやんな〜」

と言い出しました。

鎌倉時代、元が攻めてきたときに、竹崎季長の「蒙古襲来絵詞」の絵を見たりしながら、日本の当時の戦い方である一騎打ちと元の集団戦法のちがい、「てつはう」などの使っていた武器や防具のちがいについて話したのを覚えていたそうなのです。

そこで、これはチャンス!と、

「なんで、その当時、日本ってそんな戦い方してたと思う?名乗るより、いきなり攻撃した方がいいよね?」

と聞いてみました。

「たしかに、何でだろ?」

と考えていました。

じつはこれ、1993年の東京大学の日本史の問題になっているもの。

その当時、鎌倉幕府と御家人というのは、「御恩」と「奉公」という主従関係で結ばれていて、将軍から戦いにおける活躍の恩賞、「御恩」として土地などを与えられていました。「だれの功績なのか」というのを明確にしないと、せっかく活躍しても、「御恩」が受け取れません。ですので、名前を名乗るし、一騎打ちを好んでいたのですね。

そういうことを伝えると、

「おおっ、なるほど〜」

と、つながりが見えたようでした。

きっと、彼のなかで、今回学んだことは忘れないんだろうなと思います。

低学年の子だと、丸暗記のようなものもできたりしますし、実際、幼稚園クラスの子たちを見ていると、驚く速さで言葉や知識を覚えていっています。でも、中学年になると、なかなか丸暗記するということはきびしくなります。

単純なくり返しを「維持リハーサル」、意味を考えたり、関連付けたりすることを「精緻化リハーサル」といいますが、記憶の定着を良くするためには、精緻化リハーサルの方がもちろん効果的。

それに、何より、丸暗記というのは、ほとんどの人にとってはおもしろいものではありませんよね。論理的・数学的知能の強い子だと、とくに、理由や理屈がないものはおもしろくないので、「何でこんなことをやらなくちゃいけないんだろ?」と思ってしまいます。

中学年からは「考える勉強」が大事。

そして、その前には興味や関心の種である知識を蒔く時期があります。

勉強が作業のようなものではなく、考えるという知的な活動、おもしろいものだというふうになっていってもらえたらなと思います。

これからも、ますます、たくさんのことに興味や関心を持ち、探究すること、考えることを楽しんでいってくれますように!

真剣に何かに取り組んでいる姿は尊いですね…

夏休み明け!力が入りすぎて空回りしないためのルール

こんにちは。夏休みがおわり、今日から学校がはじまる子も多いですね。

保護者さまからは「やっと…ありがとう…!!」という声も聞こえてきそうです。

 

暑さが和らいだとはいえ、夏休み明け、ひさしぶりの授業などで疲れやすいと思いますので少しずつ慣れていってもらえたらなと思います。

 

今年も夏の暑さはきびしかったですが、幼稚園クラスの子や低学年の子たちは元気いっぱい!

にぎやかに学び、言葉や知識をどんどん吸収し、力もつけていってくれています。

 

幼稚園クラスの子どもたちの成長スピードを見ていると、学びってこうしたらいいんだよね、ということがよく見えてきます。

 

「たのしんで、いろんなことに興味を持ち、気になったことはすぐ質問したり調べたりし、失敗を気にせずにたくさんチャレンジする」

「加速学習」といわれるものや、脳科学やNLPなどの心理学を活用した学習法の講座で最初にいわれるのが、

 

「リラックスすること」

「たのしむこと」

「完璧主義を捨てる」

 

ことの大切さ。

 

先日も授業後の雑談や面談で保護者さまからご相談されたのですが、先生がきびしい方だったりすると、漢字のとめ・はねに細かったり、算数の答えの書き方や、線の引き方などにも親がこんなところまで!? 間違え探しをしているの!? というところまで見つけ出し、印をつけたり(子どもにとっては「ダメ出しされている」と感じることが多いです)、お直し、点数を引いてきたりもします。

 

もちろん、発達段階や目的によってはそういうことが大事だったりもします。きれいに書くためだったり、中学受験を控えた5・6年生の子がもったいないミスを防ぐためだったりには大事だったりしますが、

幼稚園や小学校低学年の子のような「好奇心」を広げる段階の子、まだ、論理脳がこれから発達していく段階、衝動的だったり正確に何かを行うということが難しい成長段階の子にとっては、窮屈でしかなく、マインドセットが「まちがえてはいけない」というものになってしまう可能性が高いのですね。

 

(それに、文字の「とめ・はね・はらい」に関しては、文化庁が「字の細部に違いがあっても、その漢字の骨組みが同じであれば、誤っているとはみなされない」と発表しています)

 

このマインドセットというのは本当に心の健康度や学習スピードに大きな影響を与えます。社会心理学や発達心理学の世界的権威であるキャロル・S・ドゥエック博士がおっしゃるように、

 

「マインドセットが固い人は、自分が他人からどう評価されるかを気にして、反対に、マインドセットがやわらかい人は、自分が成長していくことに関心がある」

 

ので、マインドセットが固い人は、

 

 「まちがえてはいけない」

 

→「まちがえそうなもの、難しいものは自分ができないのがばれるのがイヤだから最初からやらない」

 

→「やらない、やってみないので力がつかない」

 

ということになってしまいます。

 

もちろん、「正確であること」が好きな子もいるのですが、そうでない子も多いです。

 

以前、僕自身も、10年近く前、心理学やカウンセリングを学びに行っていたとき、先生に「落ち込みやすくて、なかなか立ち直れない」ということを相談したら、

 

「きみはイチローよりすごいことをやろうとしてるんやな〜」

 

といわれました。

 

「イチローでも3割、7割は失敗しているのに、きみは8割ぐらいはできているというのに2割の失敗を責めてるんやからな〜」

 

ということで、その言葉に衝撃を受けると同時に、すごく肩の力が抜けたのを覚えています。

 

先日、6年生の男の子が、

 

「学校始まったら放課後は疲れてできる量が減るだろうから、夏休みに毎日やってた勉強は朝のうちにやるようにする」

 

といい、1日5時間の夏休みの自習計画を、学校が始まってからの計画につくりかえていて、「すばらしい…!!」と感動したのですが、

 

夏休み明け、疲れから集中力が低いなと感じたり、モチベーションが低いな、ダラダラしているなと感じるようなことがあるかもしれませんが、子どもにも、何より、自分に対して、あまり完璧主義にならずにお過ごしくださいね。

幼稚園クラスの子たち、かわいすぎます(笑)

AI時代に必要な学びって?

早いもので今年も残り1ヶ月となりましたね。

ただいま絶賛、冬の面談中の箕面校ですが、このところ、面談をしていても、体験授業に来てくださった保護者さまとお話していても話題になるのが「AI」や「これからの生き方、働き方」のこと。

 

「ウチの子、キッザニアが大好きなんですけど、ここにある仕事って、子どもが大人になっている時ってなくなっている可能性もあるんじゃないかなって思うんですよ…」

「普通の塾でやってるような勉強って、これからの時代に役に立つのかなって疑問に思ってて…」

 

というような疑問や不安を投げかけられています。

 

残念ながら、個人的な意見としては、ほとんどの勉強は役に立たず、仕事もなくなる可能性が高いのかなと思います。それぐらいAIの進化というのは早いのですね。

 

2014年当時、「あと十年は負けない」といわれていた碁の世界。

実際には、その2年後、2016年には、AI、アルファ碁は過去のデータ3000万局を学習し、世界トップレベルの棋士たちを相手に60連勝。その後も独学で進化し、2017年には、世界1位の棋士であった柯潔(かけつ)さんを破り、

 

「人類が数千年にわたり実戦を通じて進化させた囲碁を、人工知能は非常に短い期間にすべての情報を収集分析し、勝つ方法を体得してしまった」

「アルファ碁は碁の神のようだった」

 

と言わせました。

 

さらには、「命にかかわるもの」であり、機械には任せられないと思われていた医療の分野では、AIが2000万件のがんに関わる研究論文を学習し、今では、人間よりも正確な診断ができるようになっています。2016年には、東京大学医科学研究所により、AIが特殊な白血病の診断に成功、それにより治療方針が変更され、早期退院につながりました。しかも、その難しい診断にかかったのはわずか「10分」だそう。

 

身近なところでは、iPhoneのSiriや、Amazon EchoのAlexaの精度が上がり、こちらのいうことを人間より早く、高い実行力で助けてくれるようになっています。

 

「強さ(賢さ)」、「進化スピード」、「速さ」、「正確さ」、「実行力」…もう、ヒトが勝てない分野が多くなってきていて、コストも安く済むため、仕事もどんどん取られていくといっていいでしょう。

 

もちろん、良い点はたくさんあります。いま問題になっている運送業界の人手不足などは、ドローン配達や、早ければ来年には実用化されていく自動運転により負担が軽減されるでしょうし、なんでもスマートフォンで申請、決済ができるようになるので、窓口業務などがなくなっていき、時間が大幅に節約できます。

 

でも、その分、そこに関わっていたひとたちの仕事がなくなってしまうのも事実…とくに、今までの世の中で「安定した職業」といわれるものになるのに重要視されていた「知識を持っていること」、「事務処理能力や作業能力が高いこと」は意味がなくなり、「高学歴」「高収入」の代名詞である「医師」や「弁護士」、「金融関係」などの仕事も、ごく一部の代替できないスキルや技術をもっている専門家でない限りは、AIに取って代わられるでしょう。

 

僕たち親世代の生き方、働き方の常識は平成で終わり、子どもたち世代では非常識になってしまうのですね。

 

話題にもなった、井上智洋さんのよる『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』によると、2045年には「9割の人が失業している可能性もある」そう。

機械は早く、正確に、休みなく、嫌な顔をせずにやってくれるだけでなく、じぶんで気づきも得て進化もしていく…「言われたことを正確に早くやる能力」では勝てないので、「人間にしかできないこと」を磨いていないと満足な収入も得られなくなりそうです。

 

では、どんなことをすればいいのか?

 

前述の井上智洋さんによると、3つの領域の仕事はなくならないそう。

3つとは、

①「クリエイティビティ系(創造性を発揮する仕事)」

②「マネジメント系(経営や管理に関わる仕事)

③「ホスピタリティ系(おもてなしをする仕事)」

 

AIは人間や、過去のデータから学ぶことはできますが、ゼロからイチを生み出すことはまだできていません。

 

人をまとめたり、モチベーションを引き出したりといったこともできません。

 

注文受付や配膳などのサービスはできても、相手の様子を観察し、察し、感動を引き起こすようなおもてなしはまだまだできません。

(飲食店などはロボットが接客する安いお店と、おもてなし力の高い人が接客する高級店に分かれると言われています)

 

完全にAI時代に生きる子どもたちには、それらの変化を見据えた学びをし、未来への準備をしていってもらいたいと思います。

 

機械は「何をやるかが決まっている」状況では圧倒的な強さを見せますが、内からくる動機などはないので、「何をやりたいか」はありません。なので、「何がやりたいか」がはっきりあり、努力できる子だと勝つことができます。「これが好き!」がある子は強いのです。

 

たくさんの世界にふれ、興味をひかれる対象を見つけ、それを深めていく。そのなかで、じぶんの人生の目的や目標を見つけ、それに向かい、ひたむきに努力する。その才能と、ひとを巻き込むだけの魅力がある。そんなひとになる学びが必要なのかなと思います。

 

いまの大人にとっては厳しいかもしれませんが、好奇心いっぱいな子どもたちにとってはおもしろい時代になりそうですね。

子どもたちが、時代の変化を味方につけ、幸せに、豊かになってくれますように^ ^

 

(にいどめ)

スタンフォードに学ぶ!子どものやればできるマインドを育てる3つのポイント

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こんにちは。RAKUTOのにいどめです。

もうすぐハロウィンですね。

RAKUTO箕面校では、今週からハロウィンウィーク。

子どもたちが毎日、思い思いの仮装をしながらやって来てくれています。

1週間前から準備をし、そんなにたのしみにしていたの!?というくらい喜んでくれている子もいてうれしいばかりです。

教室の壁の一部を、ウォールアートとして自由に飾りつけしていいよ〜と言ったところ、そのために早く来る子や、予想外に男の子もハマっていて、みんなおもしろいな〜とほっこりさせてもらっています。

 

さて、いま、教育界では「GRIT(やり抜く力)」ブーム。

今まで称えられてきた「IQ」より、将来的な成長と成功において大事な才能は、「続けられる才能」だということが、ようやく広まってきました。

とはいえ、子どもたちに、

「将来、何かの世界でプロと言われるものになるのに必要なものって、『才能』と『努力』どっちだと思う?」

と聞いても「才能!」と返ってくることも多く、

失敗したときに、「才能ないねん…」という言葉が聞かれることからも、まだまだ伝えられていないなと感じます。

 

そこで、今回は「スタンフォードに学ぶ!子どものやればできるマインドを育てる3つのポイント」としてまとめてみました。よかったら参考にしてくださいね。

 

【1:親がお手本になる】

同じ失敗をしても「あそこがよくなかったな」と感じる子と「自分はダメだ、これは苦手だ」と感じる子がいます。

「世の中はこういうものだ」という考え方をマインドセットと言いますが、これには2種類あると言われています。

一つは、「人は変わることができる」と考え、大切なのは「自分が成長するかどうか」。努力をいとわない「成長型のマインドセット」。

もう一つは、「人は基本的に変わらないし、大切なのは人からの評価」。結果にこだわりすぎ努力嫌い(努力するのは才能がないからと思うため)。プレッシャーに弱く、人にも批判的な「固定型のマインドセット」。

ホップクラスで1年ほどすると、子どもたちから、チャレンジする姿や、「間違えてもいいんだよ」という他の子への声かけがよく見られますが、このマインドセットの違いはどのようにして作られていくのか?

 

RAKUTO箕面校の保護者さまの中ではおなじみ、これまでにも何度も登場していただいているスタンフォード大学心理学教授のキャロル・S・ドゥエックさんによると、それは、その人が今までにどのような経験をしてきたか、そして、周囲の人、とくに親や教師など、「権威」としての存在である大人が、どのような反応をしてきたかによって決まるそうです。

 

心理学者のバンデューラさんは、子どもには「観察学習」という特性があり、モデルの行動を見るだけでその行動を学習してしまうということを指摘しています。

 

親というのは子どもにとっての「レンズ」のようなものなのですね。

親が「チャレンジすることが大事」「世界は安全で豊かなところだ」「おもしろいところだ」と見ているか、

「失敗しないことが大事」「世界は危険がいっぱいなところだ」「つまらないところだ」と見ているか。そのレンズを子どもも受け継いでいきます。

どんなレンズをつけているでしょうか?

 

【2:すぐれた先生につく】

「お前は果たしてそうなのか?」といきなり自分たちの首をしめていますが(笑)、発達心理学のエリクソンの説では6歳〜12歳は「やればできる」という体験をして「勤勉性」を学ぶ時期になり、学校や近隣にいるひとの影響を強く受ける時期とされています。学校や塾の先生、家族以外で近い存在が果たす役割が大切。

先生やまわりの大人がどんなことを言っているのか、しているのかを見ているのですね。

 

先生というのは、カメラマンのような存在ではないかなと思います。

一流のカメラマンはモデルの魅力を引き出し「私って、こんなにきれいだったんだ!」と気づかせてくれる。その子の最大限の可能性や、思ってもいなかった一面をを見せてくれる。

 

スタンフォード大学といえば、2016年世界大学ランキングで3位(東京大学は39位)、毎年のようにベスト3入りの名門大学ですが、そこに入ってくるのは小さい頃から「才能がある」「君はみんなとは違う」と言われてきた子(「固定型マインドセット」の子)が多いそう。

スタンフォードのような大学に入るまでは、それでよかったかもしれない。

(そうでないと、それだけの成績は取れません)

でも、大学のその先、長い未来の可能性をより引き出すには「固定型のマインドセット」というのはチャレンジや成長の足かせになります。

そこで、先生たちは最初のオリエンテーションで、

「挑戦や失敗は学びのプロセスだ。失敗はスタンフォードの学生でも普通のことだ」

と言うのだそう。

世界の起業家の集まるシリコンバレーの近くに位置するということからも、「前向きな失敗」「経験から学ぶ」「リスクをとる」ことの大事さを伝えられるのですね。

 

ドゥエック教授によると、すぐれた教師というのは、

「知力や才能は伸ばせると信じており、学ぶプロセスを大切にし」

「できる生徒に対してだけでなく、すべての生徒に対して高い基準を設け」

「温かくて度量の大きなひと」なのだそう。

 

「そのままでいい」と、努力しないでいいということを間接的に伝えたり、基準を下げたりするのは、効果がないとおっしゃっています。

僕自身、自らハードルをあげていますが、大丈夫でしょうか…。

 

【3:ほめ方を変える】

「よくがんばったね!すばらしい!」

「今回はうまくいかなかったね。どうやったら次にうまくいくか考えてみよう」

「よくできたね!もう少しうまくできると思ったところはある?」

「これは難しいね。すぐにできなくても気にしなくていいよ」

「もうちょっとがんばってみようか。一緒にやればできるよ」

これらは成長型マインドセットを育てるほめ方と言われています。

一方、

「才能があるね!すばらしい!」

「才能があるから次はきっとうまくいくよ」

「よくできたね!すばらしい!」

「これは難しいね。できなくても気にしなくていいよ」

「向いてないのかもしれないね。君には他にできることがあるからいいよ」

などは似ていますが、固定型マインドセットを育んでしまうほめ方と言われています。

ちがいは、「特性ではなく、努力」、「変わるものをほめているか」。

「やったこと、変化」をほめることが大切です。

 

ほめるというのは、素敵なパートナーを持つようなものです。

ほめ上手なパートナーは、「見た目最高!」ではなく「あれ?髪型変えた?すごく似合ってるね!」など、がんばったところや、変わったところを見つけてくれ気持ちを上げてくれます。(僕も見習っていきたいと思います)

 

注意しなくてはいけないのは、「早くできたね!」や「間違えなかったね!」というようなほめ方。

これらは、「私はスピードを評価する」「私は完璧であることを評価する」というメッセージを相手に伝えていて、「丁寧さ」や、成長するためには欠かせない「チャレンジ精神」を損ねる危険があります。

何気なく、使っていて、ちがうメッセージが伝わっていることってよくありますよね。

もちろん、そんなときも、自分を責めるのではなく、「きちんと気づけるようになった」「まだできていないだけ」と許してあげることをお忘れなく^ ^

上記のようなほめ方、よかったら、お家で練習してみてくださいね。

 

以上、「スタンフォードに学ぶ!子どものやればできるマインドを育てる3つのポイント」としてまとめてみました。参考になれば幸いです。

ほめ上手なひとが増え、笑顔がたくさんあふれますように^ ^

 

(新留裕介)

 

【お知らせ】たのしみながら学習脳を育てよう!RAKUTO箕面校夏季特別講座のご案内

【この夏、たっぷり遊び、たくさん考え、勉強が大好きになってほしい!という保護者さまへ】

—RAKUTO箕面校夏の特別講座のご案内—

 

早くも、夏休みまで1ヶ月を切りましたね。

いよいよ、夏のお申し込みがスタートしました!

 

今回は4教科。

体感で、理論で、たのしみながら、普段の授業よりもたっぷり時間をかけ、じっくりと脳をつくっていく2日間。

最後には、自由研究や読書感想文として提出できる作品づくりも。

興味のある方は、ぜひ、お早めにお申し込み下さいね。

お待ちしております!

 

【このような方にオススメです】

□    きちんと自分の頭で論理的に考えられるようになってほしい。地頭を鍛えてほしい

□ 自分の考えだけでなく、相手の気持ちになり文章を書けるようになってほしい

□ 整理する力、図解化する力を身につけ、伝える力、プレゼン力を身につけてほしい

□ 暗記ではなく、きちんとつながりを理解し記憶し、未来を予測する力をつけてほしい

□ ワークや工作、ディスカッション、発表などを通じ、体感で、五感で学んでほしい

 

理解度や集中力、思考の体力に大きな変化をもたらし、お子さまの長期的な成長に役立つ特別講座。

ぜひ、この機会にご受講ください。

お待ちしております。

【各講座で行うこと】

【算数】

「算数脳を鍛えよう!「算術忍者の算数パズル修行!」

パズルを使い、ゲーム感覚で「イメージ」、「ロジック」、「地頭」の3つの力を体感で鍛えていきます。整列の術、図形の術、数の術、論理の術。子どもたちは、算数忍者になり、それぞれの術を習得。最後には、4種類の算数パズルを自分でつくります。

 

【理科】

「知って興味、比べて理解!ボクらの体大研究!」

人と動物の比較、体の中にある不思議を通じて、自分たちの体、そして、不思議への理解と興味を引き出します。空気の冒険号に乗って、食べ物や血液、心臓など、体の中を冒険。

最後は、自分たちの体の模型を作成。学んだことを形に、記憶の定着をはかります。

 

【国語】

「たくさん感じて、考えて、表現力を磨こう!プレゼン感想文!」

自分の大好きな1冊を持ち寄り、マインドマップを使い、内容を整理し、相手目線で伝える力を。

相手の気持ちに共感し、伝わるよう論理的に組み立てる力、コミュニケーション力、

プレゼンテーション能力などの表現力を磨きます。

最後は、紹介ブックを作成。読書感想文も。

*こちらの講座では、あらかじめ、1冊の本を選び、読んできてくださいね

 

【社会】

「なんで?どうやって?どうなる?つながりを理解し、未来を想像する力!ジオラマ地理」

今回のジオラマ地理は「近畿地方」。

歴史を学び、地理を知り、つながりで現在を理解します。そして、そこから学んだことを活かし、未来を想像する力を。たくさんのワークを通し、考えて、つくって、暗記ではなく、理解、記憶します。最後は、ジオラマをつくり完成!

 

□ 日程と時間

7月24日(金)、25日(土)

【算数】10:00~12:10*満席になりました

(ランチタイム)

【理科】13:30~15:40*満席になりました

(おやつタイム)

【地理】16:20~19:30(90分)*満席になりました

 

8月20日(木)、21日(金)

【算数】10:00~12:10*満席になりました

(ランチタイム)

【理科】13:30~15:40(残席2)

(おやつタイム)

【作文】16:20~18:30*満席になりました

 

□ 受講料(1教科:120分×2日間)

RAKUTO生価格:10,800円(一般生価格12,960円)

教材費: 1,620円

合計:12,420円(一般生価格14,580円)

※ RAKUTO生には、複数受講割引があります

2教科→1,000円引き、3教科→3,000円引き、4教科→5,000円引き

 

□    場所:RAKUTO箕面校

 

□ 対象:小学校全学年

 

□ お申込方法

① メールにて(『特別講座申込』とご記入いただけると助かります)

② お電話にて 0120-485-899(担当:にいどめ)

講座の構成上、人数に限りがあるため、興味のある方は、お早めにお申し込み下さいね。

お待ちしております。

 

写真は、今年の春の講座の様子。

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クリエイティブに生きているこどもたちがやっていること。

こんばんは。にいどめです。

今週も1週間が終わりましたね。

新しく入学してくれたこどもたちも、2週目で慣れたのか、笑顔や同じクラスになった子たちとのふれあいが見られています^ ^

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RAKUTOでは、カリキュラムが2月スタートなので、1月は年間カリキュラムの最終月。

ということで、難易度もアップ。

チャレンジしているのもそう簡単にはいかない難問ばかりです。

 

でも、こどもたちは「むずかしいー!!」と言いながらも、じっくりと粘り強く取り組み、いっぱいいっぱい考えていました!そして、どんどん興味の広がりも。

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1年生や2年生のみんな、歴史で伊藤博文さんの勉強をしていたとき、『初代内閣総理大臣』ということを知り、「じゃあ、今の総理大臣は?」と言い出した子からスタート。

「安倍さんだよ!」
「あっ、見たことある!」
「じゃあ、2代目は誰なんだろう!?」

と、歴代の総理大臣の調べ学習がスタート。

2代目から順番に97代目まで(笑)駆け足で見ていきました。

そのなかで、2回、3回と務めているひとを知ったり、政権の長いひとや短いひとがいることを知ったり、いろんな政党があることに気づいたり…。

なんで、そんなにやっているのが長いひとがいたり何回も務めるひとがいたりするんだろう??という疑問や興味がわきでていました。
(時代観や戦略、人間関係の活きたすばらしい勉強になります)

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地理で北海道について学んいるとき、「北海道は日本で一番広い都道府県なんだって~」という話が出ると、

地図絵本を見ながら地形や特産物について調べ始める子、
「日本で2番目に広い県はどこ?大阪は?広島は何番目??」となり、
「日本でいちばん長い川は信濃川なんだよー!」と言った子から広がりを見せ、

「2番目は?3番目は?、世界でいちばん長い川は?広い国は??」

と、どんどんと連想して調べていきました。

「学ぶことと遊ぶことはいっしょ」

それを、こどもたちが見事に体現してくれているな~とうれしくなりました^ ^

「97代は安倍さん、じゃあ、100何代目は…ふふふ、どめ君かな…」

と冗談でいうと、

「先生はずっとRAKUTOの先生でいてよ!」と言ってくれる子も。
(ありがとう!)

それだけ、こどもたちからは発想や興味がどんどんと出てくるので、毎回の授業で時間がいっぱいいっぱい。毎回が、ドラマのようです。

お迎えがあるので、時間通りに終わらせようとすると、

「延長してよ!!」とクレームが出たり、

時間通りに来てくださった保護者さまが「早く迎えに来ないで!」と怒られていて、

「あの、何だかすみません…」という気持ちになったり(笑)

ワクワク、ハラハラ、ドキドキな1週間。

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「目的はたくさん考えること、学ぶこと、手段は自由」

そうすると、こどもたちの自主性がどんどん育まれ、

ひとりで学ぶ子、みんなで協力して学ぶ子、

静かに考える子、わいわいとにぎやかに考える子、

文字で論理的に考える子、絵やイメージで直感的に考える子、

紙に描き平面的に考える子、ものをつくり立体的に考える子、

など、その子の個性や強みがどんどんと出て、また、他の子の考え方にふれ、さらに自分のやり方がブラッシュアップされたりなどするのがわかるんですよね。

心理学者のエドワード・L・デシさんは言います。

「人間には本来、新しいことややりがいを求める傾向や、自分の能力を広げ、発揮し、探求し、学ぶという傾向が備わっている」

「権威に頼る解決策では問題を悪化させることはあっても改善することはない」

これからも、自分の内面から出てくる気持ちややる気、自分が生まれ持った才能や気質を大事に、自分で考え、つくる、自由でクリエイティブな人生を歩んでいってもらえたらなと思います。

RAKUTOの新年度カリキュラムは2月からスタート。

2年間で6年分をインプットし、最高の未来につながるためのしっかりとした土台とセンス(脳の回路)づくりをしますが、もし、お子さまにクリエイティブな生き方をしてもらいたい、本当の賢さ、地頭を身につけてもらいたいという方はまずは体験授業にお申込みくださいね^ ^

すばらしい仲間、こどもたちといっしょにお待ちしております☆

素敵な新年のスタートになりますように!

(にいどめ)

応援される人になろう

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先日、リビングに載せてただいたこともあり、ありがたいことにこのところお問い合わせなどをよくいただいてます。

ご連絡を下さった保護者さまとお話をしているとき、

「どうしてRAKUTOに興味を持ってくださったんですか?」

と聞いてみたところ、

「興味を持ってホームページを見ていたら、こどものことをよく見て大事にしてくれるなっていうのを感じたのと、人間性を伸ばしてくれるなと感じたからです」

という声が。

人間性。

こどもたちには、自分の好きなことや得意なことを知り、磨き、才能や強みを活かして幸せに生きてほしいなと思っていますが、そのためには、自分を磨くだけでなく、応援される人であることが大事だと思い、そうなってもらえればいいなと思っています。

ひとりでできることは少ないし、誰かといっしょにやることで、できることは何倍にもなります。

そのために、大きくなってくるのが「人間性」かなと。

最近出た、『成功する子 失敗する子』(あんまりタイトルが好きじゃないのですが…)という本にも、

「いままで、世にいう「成功」の有無は、読み書き計算ができるなどの知能検査で測定できる「認知的スキル」によると思われ、長く受け入れられてきたが、ほんとうに重要なのは「気質」、やり抜く力、自制心、意欲、社会的知性、感謝の気持ち、オプティミズム、好奇心、などの「非認知的スキル」だ」

というようなことが書かれています。
(エリート教育の盛んなアメリカの本にこれが書かれていることがすごいなと思いました)

基本的に、こどもたちには、自分を制限せず、思いきり、自由に学ぶように、表現するように伝えていますが、

「ウソをつかない」

「約束を守る」

「大きな自慢話はしない」

「人のジャマをしない」

「ありがとうとごめんなさいをきちんと言う」

「目の前のことに集中する」

「まずは自分のアタマで考える」

などの、人と気持ちよくやっていくための基本的なルールだけは、守っていくようにしようねということはくり返し、くり返し伝えています。

(今日も、「ウソをつかない」という話を…)

きっと、みんなはこれからどんどん才能を伸ばし、活躍の場を広げていくのだから、だからこそ、その才能を活かせるように、応援されるような人になろうねと。

改めて、保護者さまから、人間性のことを言っていただき、ありがたいと同時に、身が引き締まり、
これからも、こどもたちの可能性を制限しないよう、芽をつぶさないようには気をつけながら、最低限のルールだけはしっかり守っていくように伝えていきたいなと思ったのでした。

ちなみに、今日、「ウソをつかない」という話をしていると、男の子が、

「でも、先生、時にはウソをついた方がいい時もあるよね~」と。

うーむ、鋭い…。

たしかに、みんながこれから大きくなり、彼女ができたとき、

「私のこと好き?」

と聞かれて、

「うーん…大島優子の次ぐらいに!」

とか言ったら、どつかれるか、泣かれるでしょう。

愛のあるウソ、人をしあわせにするウソは大切かも。

いっぱい試行錯誤して、学んでいってくれたらいいなと思います。

みんなが、たくさんの人に応援されるようになりますように!

写真は、小学3年生のマインドマップ。金子みすずさんの詩をセントラルイメージにしました☆

好きなことと得意なことからはじめよう

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こどもたちの「好きなこと」や「得意なこと」、才能の部分をできるだけ伸ばしてあげたいなと思っています。

そして、こどもたちのアーティストやエンターテイナーなど、元々持っているキャラクター的な部分を大切に、
共感性や活発性、社交性などの固有の才能や強みの部分を活かし、
言語的知能や論理数学的知能、身体運動的知能などのそれぞれの得意な知能を使って伸ばしてあげられないかなと思い、「この子の才能はどこにあるんだろう…」と密かにじーっと見ています。

人を育てる天才である吉田松陰先生がやられていたことを見ていると、大きく3つのことを心がけていたことに気づきます。

①その人の才能と長所を伸ばすこと
②生徒を友として扱うなど対等性を大事にすること
③ざっくばらんな場をつくり助け合いを大事にすること

松陰さんは、人の才能や長所を見抜く天才だったんですね。

このところも面談をさせていただいていると、保護者さまから

「本当に算数ができなくて困ってるんです」
「まったく本を読まないんですが大丈夫でしょうか?」

など、「ニガテなものを何とか…」というご相談を受けますが、「もし、どっちかしか選べなかったり、時間がなかったりするなら得意なものを大事にしたほうがいいですよ」ということをお話しています。

「好きなこと」や「得意なこと」をまず大切に伸ばしてあげることが大事。

好きなこと、得意なことをどこまで伸ばせるかが勝負。
欠点や短所にはできるだけ触れない。

これは人を育てることについて、経営コンサルティング会社で有名な船井総研の船井幸雄さんがおっしゃっていたことですが、その理由は、

①ニガテなものを直すのには時間がかかる。それに直してもマイナスをゼロにしただけ
②キライなものにかけるエネルギーは少ない
③好きなこと、得意なことが生まれてきた使命

だからなんだそう。

そして何よりも気になるのは、キライなものを何とかしようとエネルギーをかけ続けることで、他がマイナスの影響を受け、全体のエネルギーが少なくなることです。

また、集中力がないというのは、好奇心が豊かということだったり、のんびりしているというのはまわりを癒やす才能があるということだったり、考えないというのは積極性や行動力があるということだったり、一見、欠点に見えることが、ひょっとしたら、その子の「才能」なのかもしれないません。

『愛は脳を活性化する』という本にも、

「脳は意欲で働くのである。われわれは、人から受け入れられ、人からわかってもらうことで意欲が上がり、知が働くように作られている」

とあります。

まずは意欲を感じるものからスタートすることが大切。

こどもたちの才能や好きを大事に、自分は受け入れられているな~と感じてもらい、意欲を引き出し、伸ばしていってあげられたらなと思います。

それに、小学生の「好きじゃない」は今まで学んだやり方がおもしろくないものだったり、教えてもらった先生が好きじゃないだったりするので、すぐに「好き」に変わったりもします(^v^)

また、そういう変わる瞬間がたのしいんですよね。
新しく参加のこどもたちも増えてきて、さらに、いろんな才能のぶつかり合い、開花がみられるのがたのしみです☆

写真は1年生のNちゃんのマインドマップ。「タイトルまちがえた~(泣)」と悲しんでいましたが、見ていてワクワクする作品です♪

こどもの才能の見つけ方。

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「言葉に対して真摯であろう」

僕の大好きな方が以前おっしゃっていたこの言葉は、僕の人生に大きな影響を与えつづけてくれています。
この言葉で、自分はあまり話をするのが上手ではないし、思ってもいないことを言うと言葉の力が弱まる気がするので言いたくない。
だから、その分、言葉を大事にしよう、本当に思ったことだけを言うようにしようと決めました。

こどもたちと遊んでいると、

「どめ君はどうして本気でやるの?大人はみんな何かするよと言っても口先だけだったりするでしょ?それに何かしてあげるのだって、結局は見返りを最初から期待してのことだったりするし」

ということを言われました。

(んっ?いきなり、どうしたんだ??)
と思いつつも、

「そんなことないよ。口先だけなのはみんなじゃないし、それは偏った見方だと思うよ。見返りなく、本気で誰かのことを応援している人も知っているよ。僕がこども相手でも本気でやるのは、手加減するのは失礼だと思うし、こどもだからって下に見たくないから」

と言いました。

すると、

「たしかに、どめ君はいつも本気で向き合うよね。こども扱いしないし、大人っぽくない」

と言う言葉が。

…どうやら、ほめてくれているようです。不器用ですが(笑)

その子は、何だかちょこちょこと(変化球で)ほめてくれて、その度に、その不器用さにクスッとなり、そのやさしい気持ちに心がほわっとあったかくなります。

すごく繊細で、ピュア。

才能はイビツさで、うまく表現できずにいると本人は不満を感じます。

また、まわりから見ると、不思議に見えたり、ネガティブに見えたりで、あまり認めてもらえることがなかったりします。

すごく繊細な子は、感じていることが多い分、うまく表現できなかったりすると、不満がたまりやすかったり、イライラしたりして、まわりに理解されず、表現するのをあきらめたりも。

でも、その高い感じる力や共感能力は、アーティストの才能だったり、カウンセラーの才能だったりします。うまく表現できずためこんでいた分、表現する方法や出し方を知ると、爆発的に開花したり、伸びたりもします。

波がある分、ハマったときの力は強く、力の使い方を知ると、すばらしい才能になります。

才能は誰かに見つけてもらえると現れるという側面が。

また、天才と言われる人は、天才と言われるまで続けている。通称「1万時間の法則」というものがありますが、こどもたちが、「よし、自分はこれを大事にしていこう!」、そんなふうに思えるものを一つでも見つけられるよう、「大丈夫、自分はこれでいいんだ」、そんなふうに思えるようサポートできたらなと思った出来事でした。
たくさんの人にそのすばらしい才能が届きますように (*^ ^*)

写真は算数の時間にかいたマインドマップ。6年生の男の子、算数、国語のマインドマップでスイッチが入り、アーティスト性を存分に発揮していました♪