【2016年冬期講習】1年の最後に、2日間集中の充実した学びを

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【RAKUTOの2016年冬期講習】

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RAKUTOの季節講習は、2日間集中のワークショップ形式!

一つのテーマに対して、普段より、たくさんの体感ワークやグループワークを通して、深く、にぎやかに学んでいきます。

子どもたちが、いっぱい考えた充実感や、にぎやかに学んだ満足感で笑顔になって帰ってくれている季節講習。

今年の冬は、国語、理科、算数の3教科で開催です。

普段じっくりと取り組むことができない学びを、1年の最後に2日間おこない、

「勉強っておもしろいな!」と感じてもらえたらと思います。

 

【国語—マインドマップ作文】

今年の国語は、「書く」「話す」の「伝える力養成講座」。

「5W1H」や「接続詞」などの基本知識を確認、体感ワークなどで親しみ、まずは土台づくりをした後、

短かな題材を使って発想し、整理、文章にする練習をしていきます。

今回は、「心に残る物語の構造」、「ヒーローズ・ジャーニー」などの「ストーリーテリング」の手法にもふれ、物語を「分析する目」の養成にも少し取り組んでいきたいと思っています。

構造について学んだ後は、マインドマップを使って「発想」と「整理」、自分で「構成」を考え、ひとに伝わる文の書き方の練習をします。

「書く」「話す」はこれからの時代「必須」の技術。

「作文が苦手」「書けない」という子がいますが、

「書けない」のは「書き方を知らない」から。

そして、「表現するたのしさ」を忘れてしまっているからなのですね。

子どもたちは、本当は表現することが大好きです。

そして、そのために必要なインプットも、小さな頃から、絵本を読んだり、映画を見たりして、たくさんしています。

この講座で、リラックスして、ワークやディスカッションを通して「表現するたのしさ」を思い出し、マインドマップを使って「伝わる形にする」練習をしていきます。

全員の受講をおすすめします。

 

【理科—虹をつくろう!】

今回の理科のテーマは「虹」。

「虹ってどうしてできるの?」

そんな疑問から、「光の3原色」や「光の進み方」について学び「虹がどうやってできるのか」を理解していきます。

授業では、「予想して」「実験をして」「ディスカッションして」「学習して」と「仮説思考」を育むサイクルを、何度も何度もくり返し、最後に「工作」をして体感でイメージと理解。

子どもたちの「疑問を持つ心」や「知りたいという意欲」、「解き明かしたいという探究心」を刺激し、理科が大好きな子になってもらえたらと思います。

低学年の子には「たのしく」、高学年の子には「おもしろい」だけでなく、「整理されわかる」ようになり、中学受験にも役立つよう学んでいきます。

「どうしてだろう?」と疑問を持ち、

「何でか知りたい!」と意欲が出てきて、

みんなで話し合い、実験し確かめながら、

「そうか!だからなのか! 」と理解していく。

そんな、本来の「学習」にふれ、「学び方」を体感する講座です。

 

【算数—立方体】

今回の冬期講習は「図形づくし」。

正方形や長方形、三角形、台形、ひし形、五角形、六角形…

さまざまな図形の基本を確認し、

実際に、作図したり、実験したり、動画を見たりしながら「イメージづくり」をし、「空間認識力」を育んでいきます。

低学年の子たちは、たくさんの図形にふれ、平行線や見取り図をかけるように練習し、

高学年の子たちは、図形になじむだけでなく、理解した後、面積や体積を求める問題にも挑戦していきます。

中学受験だけでなく、高校受験、公務員試験などにもよく出題される分野でありますが、「空間認識力」と「イメージ力」が試され、苦手としている子も多い分野です。

この講座で、図形にどんどんふれ、苦手意識を払拭し、図形のおもしろさを知ってもらえたらと思います。

 

【日程・時間など】

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【受講料】

1教科12,960円

(RAKUTO生10,800円)

※別途、各教科教材費1,620円がかかります。

 

 

【残席情報】

(前期)

国語→受付中

理科→受付中

(後期)

国語

午前→受付中

午後→受付中

理科→受付中

算数→受付中

【対象】

小学校全学年

【お申込方法】

申し込みフォームよりメールにて

(お問い合わせ欄に「夏期講習申込」と「ご希望の日程、教科、時間」をご記入ください)

②お電話にて

0120-485-899(担当:にいどめ)

【お申し込み後の講座キャンセルについて】

お席の確保と教材の準備がございますので、お申し込み後のキャンセルはご容赦ください。

キャンセルの際の料金は以下のようになります。

開催1週間前〜2日前まで:教材費を頂戴いたします。

前日・当日のキャンセル:受講料、教材費全額を頂戴いたします。

 

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自分の頭で論理的に考え、クリエイティブに発想し、

たくさんのひとに協力し、応援され、自分の夢をかなえていく。

そんな大人になってほしいと願うみなさまとの出会いをたのしみにしています。

 

「時間がない!」を卒業するための3つのステップ

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こんにちは。

RAKUTOのにいどめです。

 

最近では、きちんと休みをとり、映画を見たり、小説を読んだり、大好きな温泉に行ったりという時間をとれるようになったのですが、

じつは去年の秋頃までは、

 

「どうして、仕事が終わらないんだろう…」

「どうして、こんなに時間がないんだろう?」

 

と思っていました。

そして、毎日、睡眠時間を削ったり、夜中まで長い時間、仕事をしていたのに、仕事も遅れていて、結果も伴っていませんでした。

休みはきちんとあるのに、休みの日も勝手に出勤し、仕事をしていました。しかし、そこまでしても、いつまでも終わりが来ない…。

よく、お世話になっている先生にも、課題として「時間の使い方を見直し」と言われていました。

 

今までも、「時間管理」や「時間の使い方」、「仕事術」のような本は50冊以上は読み、やっているつもりだったのに、ぜんぜん結果は変わらず…

尊敬する先生たちは、仕事を人並み以上にやられていながら、旅行にも1週間や2週間など行ったり、休みもきっちりととられていて、時間も、お金も、人間的な余裕もあるのに…

なぜ自分は…そこまで仕事ができないのか…!!と落ち込んでもいました。

 

ところが、去年、頭痛が続いたり、体調が思わしくなかったことをきっかけに、

 

このままではいけない…

このままのやり方では、年をとっていったら、ますますしんどくなるだけだ…

 

と思い、本格的に「時間の使い方」を練習し、意識しだしてから2年ぐらいかかりましたが、今年になって、かなりリズムが、余裕ができ、メリハリの効いた時間の使い方ができるようになりました。(大好きな読書の量もかなり増え、温泉にも毎週のように行っています)

 

今回は、そのためにやったことを、心理学や行動科学、脳科学の見地からも解説しながら、書いていきたいと思いますね。

よかったら、参考にしてください。

 

『「時間がない!」を卒業するための3つのステップ』

 

①自分の時間の使い方を知る

②理想の時間の使い方を決める

③集中!集中!集中!

 

まず1つ目は、「自分の時間の使い方を知ること」。

当たり前なのですが、時間って、誰にとっても「24時間」なのですね。

学生時代、僕の数倍賢かった子たちが僕の数倍勉強していたかというと、そんなこともなく、どちらかというと、勉強もクラブも、あまつさえは、恋愛なども(!!)している…。

今でいうと、僕の軽く数十倍は成果を出されている先生が、僕の数十倍働いているわけではないんですよね。

 

自分の、「時間の、脳の使い方が下手」だっただけなのですよね。

 

「時間」って形のないものですが、形のないもの、見えないものは変えようがありません。

ですので、最初に、自分の時間の使い方はどうなっているんだということを見えるようにしないといけません。

 

「家計簿」をつけるようなもので、「なんで月末にこんなにお金が減っているんだろ…??」と思っても、「出費」の記録がないと、どこの予算がオーバーしていたのかわからないですし、来月、どうしたらいいのかということが計画できないのですね。

わからないと「来月は節約しよう!」という精神論になってしまいますし、なんでないのかわからなくて気持ち悪い。

 

お化け屋敷に行って、

 

「この先、前方右下より貞子が出てきます」

 

という表示やナビがれば、心と体の準備ができます。(お化け屋敷としておもしろいかどうかは別として)

わかると、準備ができるんですね。

 

時間の使い方を調べてみるとわかるのですが、かなり「何をしているのか謎」な時間が多かったりします。

 

大人でいうと(最近は子どももですが)「スマホ」に費やしている時間が大きかったりします。

いま、「なんとなく」の時間のほとんどがスマホにとられているんですね。

調査によると、なんと、平均的な人が、1日にスマホをチェックする回数は110回だそう。。。

一度、注意がそれると戻るのに時間がかかりますので、「ぜんぜんやるべき時間にやるべきことに集中していない」ということがわかったりします。

 

 

②理想の時間の使い方を決める

 

現状がわかったら、「固定されている時間」や「睡眠時間」を埋めていきます。

子どもだと、「学校に行っている時間」や「必要な睡眠時間」があるので、それらを埋めていきます。

 

脳のためにも睡眠時間は絶対に削らないようにしてくださいね。

子どもは、脳と体の成長のためにも8時間ぐらいは欲しいところです。

 

そして、「子どもがどうなりたいのか」、「家族でどうなっていきたいのか」に合わせ、残っている時間を割り振っていきます。

 

「旅行のプランを練る」ようなものなので楽しい時間です。

移動時間やホテルにいる時間を除いた残っている時間を、「自分の理想」や「なりたいもの」に合わせ埋めていく。

 

おいしいものを食べることが好きなら、おいしい店がある場所をたくさんまわれるように計画を立てる。

買い物が好きなら、ショッピングモールをまわれるように計画を立てる。

旅行って、3泊4日など、「時間の制限」があるから楽しいんですね。

クリスマスプレゼントも、「年に一度」だからワクワクするんです。

365日旅に出られる時間と財力があれば…毎日がクリスマスなら…なんて妄想をしちゃいそうになりますが、

おそらく、旅は1ヶ月くらいで飽き、毎日がクリスマスプレゼントなら、欲しいものも尽き、欲しいものを考えることが苦痛になり、サンタさんには労働基準法を守っていないブラックバイト(?)だと、訴えられるでしょう。

 

「何も制限がない、自由なことがクリエイティブなことだ」という誤解がありますが、

制限があるから、反対に、自由を感じられ、発想もわき、クリエイティブになれます。制限の中で試行錯誤する中で、力も、自制心などの心も鍛えられます。

 

「自制心は筋肉のようなもの」と言われていますが、制限をかけず、何でも子どもの自由にさせていると、「自制心」が弱ってくるので注意です。

 

「自分のなりたいもの」に合わせた「時間割」をつくっていくのですが、

この「理想の時間の使い方」にはコツがあります。それは、「自分のタイプ」や「エネルギー」「処理能力」を考慮してつくること。

 

「朝型や夜型」

「ショートスリーパーやロングスリーパー」

「自分の部屋の方が集中できるか、カフェや図書館などの公共の場所の方が集中できるのか」に合わせて、計画することが大事です。

そして、自分の「調子のいい時間帯」というのがあります。

 

子どもですと、学校から帰ってきた後は、疲れているので、帰宅後すぐに勉強をする、などはなかなか厳しいです。処理能力もかなり落ちています。

ですので、「まだ疲れていない朝」にその時間を取るか、「仮眠をとってやるか」を決める。

 

「夜型」の僕にとっては「朝活」というのは地獄なように、その子にとってベストな時間と場所というのがあります。それを考慮し、「いつ、どこで、どのように、なにをするか」の具体的な計画を決めます。

 

(この記事も、「月曜日」「神戸のスターバックスで」「1セット45分のリズムで」「大橋トリオのベストアルバムを聴きながら」つくっています)

 

行動科学では、この具体的な計画のことを「実行意図」というのですが、

人間というのは、心理的に、一度決めたことは、守りやすくなっています。

(「おれは海賊王になる!」と大きな声で言ってしまったら、途中で「もういいかな」と思っても、なかなか辞めにくいです)

 

また、人間は「できるだけ考えない」ようにできていて、考えることはたくさんのエネルギーを使います。あらかじめ決めておくことで、「脳のエネルギーのムダな消費」を防げるのですね。

 

先延ばしとモチベーション研究の第一人者、ピアーズ・スティール教授によると、

エネルギーを補充し、賢く使うためには、

 

・午前中や、お昼前後の時間に、難しい課題を行う

・空腹にならないようにする

・規則正しい睡眠をとる。そのため、就寝前の行動を決めておき、同じ時間にベッドに入る

・週に何日かは身体を動かす

 

ことなどが大事だそう。

自分の目的や理想に合わせ、自分のタイプやエネルギーに合わせ、計画してみてくださいね。

 

 

③集中!集中!集中!

 

大事なのは「シンプルタスク」。

「一度にひとつのことをする」です。

 

「時間がない」「忙しい」というのが口ぐせの子は基本的に集中していません。

算数の授業中に、理科のことを考えていたり、明日あれイヤだな〜なんて考えていたり、残り時間何分かな、なんて考えていたり、言ったりします。

 

カリフォルニア大学の研究によると、注意は、3分に1度それるそう。

「マルチタスクができる」、「マルチタスクが得意」という子もたまにいますが、残念ながら、スタンフォード大学の最近の研究によると、自称「マルチタスカー」は、関係のない刺激にも影響されやすく、タスクの切り替えにも時間がかかるそう。

また、ユタ大学の研究でも、「強力なマルチタスカー」と自称している人たちは、「もっとも能力の低いマルチタスカー」「注意力散漫」だったそう。

 

「マルチタスク」ということは「一つのことに集中していない」なのですね。

 

僕のまわりの学校の成績の良かった人たちにインタビューをしてみたところ、学校にいる時間は、しっかり学校でやることをやっていたそう。

「宿題などは学校の間に済ませていた」

「あとでテスト勉強をやるのがイヤだから授業中はしっかりメモを取りながら話を聞いていた」

と言うんですね。

 

「か、賢い…!!」

 

と感動したのですが、無意識に、脳にとって最適なことをしていたのですね。

授業中、ぼけーっと窓の外を見ていた僕とは大違いです。

 

大切なのは「シンプルタスク」。

そのために、

集中し、関係ないことを忘れるために「いらない情報を出す」、

集中を途切れさせないように「いらない情報を入れない」ようにすることが大事です。

 

やることがたくさんあるなら、一度、書き出してリストをつくり、見えないところにしまう。

ちがう教科の本はしまう。

パソコン画面やスマホ画面は見えないようにする。

制限をつけるため、タイマーをかけ、一気にやる。

 

 

そうすることで、「時間の質」を高めることができるんですね。

 

 

ちょっとしたことで、時間はつくれますし、かかる時間を減らすこともできます。充実した時間を増やすこともできます。

最初は、ちょっと慣れるまで練習がいるかもしれませんが(僕は2年近くもかかりました)、段々とうまくなってきます。やってみてくださいね。

 

子どもたちが勉強も、遊びも、自分のやりたいことも全部たのしめるように、

そして、保護者さまが、子どもの夢を応援しながら、自分の時間も大切にし、ゆとりを持ち、やさしくなれますように。

この知識が参考になれば幸いです。

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました^ ^

 

(新留裕介)